★4 | 情緒的な、あまりに情緒的な。この規模の作品ならば英題も製作側の管理下にあったと勝手に推測するが、しかしこれは『勝手にしやがれ』では全然ない。キム・コッピとヤン・イクチュンという「新しい」キャラクタを創造しながら、それを理解と共感の檻に閉じ込めてしまう志向の非-映画性がつまらない。 [review] (3819695) | [投票(7)] |
★3 | 夜の漢江の岸辺のシーンでは私とて嗚咽がこみあげる。力のある映画だと思うが、全体に嫌な作劇だとも思う。例えば登場する父親二人、特にヨニの父親の描き方が耐えがたいほど嫌らしい。そして、エンディング、終止符の打ち方も、私は嫌いだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | 男はつばをどこにでも吐く。言葉はすべてクソという表現を使う。いかにもチンピラ風情。しかもいつもキレている。オオカミが飢えている。遠吠えさえ聞こえてきそうだ。近づかない方がいいタイプ。そんな底辺に蠢いている男がこの映画の主人公だ。
[review] (セント) | [投票(6)] |
★5 | クソ野郎の連発に『息もできない』(2011/01/13) [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★3 | 個々の素材を生かしながら驚かしもする役者陣の造型には心躍るし、主人公たちの内包する悲しみの深さ、激しさにも心打たれるところはあるが、あまりに説明過多な作劇の手法により伏線がその体をなさず、結果、予定調和的に終焉を迎えてしまうところが残念。 [review] (ナム太郎) | [投票(1)] |
★4 | いったい人は、なぜ人を殴るのか。それが本能であるかのように、男は人を殴り続ける。男を駆り立てるものは、むろん理屈ではなく言いしれぬ怒りだ。その怒りに純粋な「人」の魂を感じ取る者たちがいる。そして唯一、「人」であることの自覚が暴力の歯止めとなる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★2 | こんなに極端な描き方をしなければ伝わらないと思っているのかねえ、という感じがする。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★3 | えぐりこむように重いパンチを浴びせてくる。最近韓国映画を観るのがコワい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 痛い痛い刺激物映画かと思ったら [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | 言い訳も依存もせずに、だが世界から決して逃げない視線を保持し続けてきた2人が、それでも苦しさに煩悶し、そのシンクロする生き様に唯一心を開き嗚咽する漢江のクライマックス。魂が震えた。ただ、以後が少々予定調和か。役者2人は唯一無二。 (けにろん) | [投票(4)] |
★3 | あまりに理路整然としていて,息もできない.狼の皮を被った,小学校の道徳の時間のよう.(2010.5) (moot) | [投票(5)] |
★5 | やくざ者と気の強いお嬢さんのロマンス、幼気な子供と敵対する肉親、折り重なる不幸。これはもう伊藤大輔の昔の人情素浪人映画の世界。これを見事に現代に蘇らせている。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |