緑雨さんのコメント: 更新順
グッバイガール(1977/米) | 娘も含めて3人の掛け合いが楽しい。ドレイファスとメイスンの口論にしても、娘とのウィットに富んだ会話にしても、ダイアログが素晴らしい。んだけど、全体のストーリーがいまいち面白くないんだよな。 | [投票] | |
愛と追憶の日々(1983/米) | 序盤は展開の早さと登場人物のややエキセントリックな人柄についていけないところがあったが、終盤に向けて印象がどんどん変わっていく。エピソードの積み重ねを観ているうちに彼女等家族の長い年月にわたるドラマに思いを馳せることができるようになる。 [review] | [投票] | |
こころの湯(1999/中国) | 他人といっしょにお風呂に入る。ふだん自分の周囲に張り巡らせている壁が溶けていく。 [review] | [投票] | |
ミシシッピー・バーニング(1988/米) | 「南部では、人種差別は聖書にも謳われていると教えられる」 [review] | [投票(1)] | |
暗黒街の弾痕(1937/米) | 躍動感のあるカットはかっこよかったけど。主人公にちゃんと同情できるように説得力のある描き方をして欲しかった。シルビア・シドニー演じるヒロインが何故この男を愛したのかも、掘り下げが浅くて伝わってこない。 | [投票] | |
肉弾(1968/日) | 喜八監督がこの映画を通じて伝えたかったのは、肉弾となって散っていった彼らも皆我々と同じ普通の若者だったっていうことに尽きると思う。ある意味『日本のいちばん長い日』の欠落を補う作品。 | [投票] | |
独立愚連隊西へ(1960/日) | (少数派でしょうが)前作の方が好き。強烈な「個」の輝きを放っていた佐藤允が集団に取り込まれ埋没してしまったのが一番のマイナス。 [review] | [投票(1)] | |
独立愚連隊(1959/日) | 乾いた空気がいい。人の死に際してもメソメソ、ベタベタは一切無し。人の命を軽くみているわけではない。あの不敵な笑みの裏側に哀切が潜んでいることが伝わってくるから。 [review] | [投票(2)] | |
この素晴らしき世界(2000/チェコ) | のんびりした、どちらかというと明るいタッチで描かれるユダヤ人迫害。それが新鮮。だがそれだけに、長閑な空気の中で行なわれている所業の異常さが、アイロニーとして響いてくる。 [review] | [投票] | |
モダン・タイムス(1936/米) | 文明批判、ブルジョワ批判ってのもあるんだろうけど、それよりも歯車たることに安住してしまう側の人間に対して警鐘を鳴らす側面の方が強いような。 [review] | [投票(2)] | |
街の灯(1931/米) | すべてのコントの原点がここにある。ボクシングのシーンなんて今観てもまったく色褪せてない。ちょっと面白いなと思うのは、 [review] | [投票(1)] | |
放浪記(1962/日) | 貧乏貧乏と言う割には、貧しさを直截的に描いた場面は実は多くない。自身の醜さ賎しさ逞しさに強烈な劣等感を持ちながら、それを書くことでしか活路を見出せない。そんな彼女の生き様を通して伝わってくる。この語り口が凄い。 | [投票(3)] | |
妻として女として(1961/日) | 三人が三人とも、こんな関係を続けることが良い事だとは決して思ってはいない。それにも関わらず、ぬるま湯につかったまま十数年も過ごしてしまうモラトリアム。普遍的な人間の弱さを感じさせられる。 [review] | [投票(3)] | |
あらくれ(1957/日) | なかなか面白いんだけど、一方で成瀬作品らしい深みに欠けるように思う。 [review] | [投票(3)] | |
驟雨(1956/日) | 不器用で天然っぷりがかわいらしい原節子と、家では虚勢を張っているが外に出ると器の小ささを露呈する胃弱夫・佐野周二。典型的な小市民の子無し夫婦の姿を見るようで、身につまされるとともに苦笑がもれる。 [review] | [投票(10)] | |
浮雲(1955/日) | こんな破滅的人生に美を感じようとは。じっとりした湿気が画面のこちら側まで伝わってくる。 [review] | [投票(7)] | |
或る夜の出来事(1934/米) | 第一印象の裏を効果的に衝いている。 [review] | [投票(4)] | |
アビエイター(2004/米=日=独) | ハリウッド製大作伝記映画にありがちなストーリーの支離滅裂さが、ハワード・ヒューズという人物の極端性、スケールの大きさを備えた掴み所のない強烈な個性を描く上では良い方向に働いているように思えた。 [review] | [投票(3)] | |
卒業(1967/米) | 久々に再見しての感想→こんなに笑える映画だったっけ? [review] | [投票(5)] | |
ペーパー・ムーン(1973/米) | クールに振舞いつつ、その裏に孤独さと人恋しさを潜ませる、テータム・オニールが素晴らしい。それにしても実の父娘だというに、お互いにこのドライな演技。考えてみればスゴイことだ。 | [投票] |