[コメント] 或る夜の出来事(1934/米)
第一印象の裏を効果的に衝いている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
わがままで直情的で気が強いお嬢様(コルベール)⇒実は可愛らしい愛嬌を備えた女性。
得体の知れない、おせっかいな皮肉屋の新聞記者(ゲーブル)⇒実はシャイな硬骨漢。
わからずやの堅物親父(コノリー)⇒実は娘の幸せを心から願う深い愛情を持った父親。
映画の観客である我々が受ける第一印象が、登場人物がお互いに抱く印象とオーバーラップし、その印象がステキな数々のエピソードを重ねる中で覆されていく心地よさ。
特に、探偵を欺くために夫婦喧嘩の芝居をアドリブでやったり、バスの中で他の観客といっしょに「ブランコ乗り」の歌で騒いだりしていくうちに、二人の距離がだんだん近づいていく様子がとっても自然で大好き。
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