[コメント] 愛と追憶の日々(1983/米)
序盤は展開の早さと登場人物のややエキセントリックな人柄についていけないところがあったが、終盤に向けて印象がどんどん変わっていく。エピソードの積み重ねを観ているうちに彼女等家族の長い年月にわたるドラマに思いを馳せることができるようになる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ホントにいろいろあったなあ・・・としみじみ感慨にふけることができるラスト。だけど、まだまだ続いていくんだよなあ・・・と思ったら続編があるのね<『夕べの星』(未見)
ラストにかけては特に印象深いシーンが多い。NY旅行での会食で「働いたことはないの」と強く言い切るエマの姿から滲み出る誇りと悔い。ナースセンターで激昂し、エマを悪く言うトミーを叱るオーロラの強さ。そして永遠の別離。その時が訪れたことに気付いたのはオーロラだけ。夫フラップは眠りに落ち込み死の瞬間に立ち会えない。そのちょっとしたタイミングの悲哀が心にグッとくる。
それにしても、母と娘、夫と妻、母と息子、家族って一筋縄ではいかない。夫の浮気にキレるエマ自身が不倫してしまっているという事実。決してすんなりと、綺麗ごとだけではいかないところにリアルさを感じ、それが感動となる。
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