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disjunctiveさんの人気コメント: 投票数順(12/35)

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★4バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014/米)結末の現実腐食そのものは、話を堕落させていると思う。これまで仕込まれてきた超現実の描画が遡及的に意味を失ってしまう。ポイントは、現実腐食の有り様ではなく、娘エマ・ストーンによって、それがどう解釈されたかにある。 [review]3819695, けにろん[投票(2)]
★4もらとりあむタマ子(2013/日)ここで扱われている事象を社会問題化してしまうと、相当嫌味な話になったはずである。前田敦子に生まれ落ちた時点で、これほど勝ち組な人生も珍しいからだ。 [review]けにろん, ぽんしゅう[投票(2)]
★3トロピック・サンダー 史上最低の作戦(2008/米=独)リアリズムの水準を下げなければ、コメディは成立しない。しかし、水準を下げるあまり、全てが八百長となった舞台上では、物を語るという論理的な営みは無効となる。 [review]3819695, DSCH[投票(2)]
★3アデルの恋の物語(1975/仏)人を不快に慣れさせないための、漸進的に亢進する病理が、映画の時空間を巻き込み、それを信用におけないものにしている。騎乗演習中のピンソンをストークするアジャーニの移動距離から、瞬間移動的な違和感は始まり、 [review], けにろん[投票(2)]
★3フューリー(2014/米)語り手自身が混乱していると思う。米兵の捕虜殺しを描画してリベラルを装うと思えば、SSは人間じゃないから殺しても可と人権の留保が来る。歩戦協働を教典の引き写しのような厳密さで描いたかと思えば、最後はマンガになる。 [review]緑雨, 3819695[投票(2)]
★4インターステラー(2014/米)本作のロマネスクには、『インセプション』のレオ夫妻の悲嘆がそうであるように、中身を伴わない記号である印象を受けてしまう。危機を知りながら、親父を執拗に攻めるジェシカ・チャステインのわからなさが最初のつまずきで、 [review]けにろん, ぽんしゅう[投票(2)]
★3ローリング・サンダー(1977/米)殴り込みにトミー・リーを巻き込むことへ呵責が存在しないことの好ましさ。あるいは、Let's clean upの呼び声に反応するその挙措の昂奮。これは何か? かつての訓練によって習慣化した徳性が倫理を圧し殺した時、彼らは逆説的に自由という現象を体験しているのだ。たろ, ぽんしゅう[投票(2)]
★4女相続人(1949/米)デ・ハヴィランドがここで抱える外貌や性格の課題は、観察対象としては頼りない。貧乏で汚らしい世間一般のオッサンが被る重篤な障害と比すれば。 [review]ぽんしゅう, 寒山拾得[投票(2)]
★4東京家族(2012/日)吉行和子が卒倒する場面が好きだ。彼女が階段を上って行って異変を起こすまでの尺は、ほぼ恐怖映画の間の感覚である。異変に気付いた橋爪功が階段に向かうまでがワンカットなのもそれっぽい。 [review]緑雨, けにろん[投票(2)]
★3ヘルタースケルター(2012/日)映画の水準に達していない質感が、様々な効果を生んでいる。この質感は、りりこの自室の美術に叛乱を起こしながら、寺島しのぶの世界をまがまがしく屹立させる。 [review]3819695, DSCH[投票(2)]
★4ワイルド・アット・ハート(1990/米)ニコラスの平常心が膨張する話だが、この平常心を構成し拡張することは、語義矛盾に近い。構成できるものを平常心と呼べるのか? [review]週一本, けにろん[投票(2)]
★3カールじいさんの空飛ぶ家(2009/米)階段を電気椅子で昇降していた老人の足腰と、野犬と乱闘する老人のそれに、もはや一貫性を見出だせない。かかる断絶は、アクションの切実さをブロックするにとどまらない。 [review]緑雨, DSCH[投票(2)]
★3愛のメモリー(1976/米)いかにもデ・パルマらしい、大仰な絵面を最後に見せられて、驚いてしまった。こんな感傷的な話だったのかと。 [review]ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★3小さな恋のメロディ(1971/英)男女の間に介在する求愛の非対称性に言及がない。男が女に惚れるのに説明は要らないとしても、では、なぜ彼女はこの男に? われわれが感傷を見出すのはかかる非対称において他はない。 [review]けにろん, DSCH[投票(2)]
★4四月物語(1998/日)末梢的な人生を迎えるにあたって、遁辞を弄するには野趣深いたか子の顔面は、しかし、その野太さゆえに、想像力の天蓋の下で少女マンガの必然と自由を謳歌する。けにろん, DSCH[投票(2)]
★4ドラゴン・タトゥーの女(2011/米=スウェーデン=英=独)モニターの前でオッサンと並んだリスベットがLOVEずっきゅん。実にけしからん文系オッサンの邪念である。いや、それはよいのだが、文系オッサンにクレイグをあてがって受け手の認知構造を混乱させるといった誤魔化しのスケベ根性が気にくわん。プロキオン14, ホッチkiss[投票(2)]
★3バトルシップ(2012/米)第3新東京市なみの八百長ギミックである。遠隔地に軽装備のまま放り込まれ、厳密な交戦規定に縛られたまま思うように戦えない宇宙人のくやしさこそ、同情や好意の源泉となり得るのではないか。 [review]3819695, DSCH[投票(2)]
★4永遠の僕たち(2011/米)男の過去の喪失が女とあまり連関しない以上、そして自分を失いつつある女の視点を物語が扱わない以上、観察に値する人生の課題はやはり事後を待たねばならないだろう。そこで男の魂は、加瀬の放つ童貞の静かな叫びを爆縮レンズにして、思い出と核融合を遂げる。3819695, ぽんしゅう[投票(2)]
★4ダウト あるカトリック学校で(2008/米)当事者にしてみれば深刻なのだが、傍から見れば、銀河帝国内の政争をやるような顔力でメリルが電球を交換するものだから、その不毛感がすさまじく、またいじらしくもある。ぽんしゅう, DSCH[投票(2)]
★4仕立て屋の恋(1989/仏)政治的な保身、あるいはナルシシズムとしての女への配慮はキザだとしても、粘着質な顔芸をはじめとするオッサンの非日常な身振りはよかった。アレによって受け手とオッサンが離断され、この話を芸事として観察できる間合いが生じるようだ。けにろん, DSCH[投票(2)]