コメンテータ
ランキング
HELP
ジャン・リュック..
************
チャップリン
************
小津安二郎
************
ヒッチコック
************
ジャッキー・チェ..
************

ジャコ萬と鉄 (1949/)

[Drama]
製作田中友幸
監督谷口千吉
脚本黒澤明 / 谷口千吉
原作梶野悳三
撮影瀬川順一
美術北辰雄
音楽伊福部昭
特撮渡辺明
出演三船敏郎 / 月形龍之介 / 浜田百合子 / 久我美子 / 進藤英太郎 / 英百合子 / 藤原釜足 / 清川虹子 / 小杉義男 / 柳谷寛 / 花沢徳衛 / 瀬良明 / 谷晃
あらすじ敗戦直後の北海道カムイ岬の鰊場。網元の九兵衛(進藤英太郎)が掻き集めた漁師の中に隻眼のジャコ萬(月形竜之介)という男がいた。彼は九兵衛が樺太から引き上げる際に舟を盗まれ、自分はソ連に抑留されたことを恨んでいたのだ。九兵衛はジャコ萬を仕方なく雇うが、彼は仕事はせずに喧嘩してるか寝ているかなのであった。そんなところに、九兵衛の旧態なやり方に反撥して奔走していた息子の鉄(三船敏郎)がふらりと帰ってきたのだが…。東宝で助監督時代を共有した谷口黒澤は47年『銀嶺の果て』、49年『静かなる決闘』、本作の3本で共同脚本を手掛け、全て三船を主演とした。64年に深作が再映画化。 (けにろん)[投票]
Comments
全9 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4鉄とジヤコ萬。二人は近づけば激しく反発し合うが、どこか対称的でもある。求心と反発の危ういバランスに惹かれる。 (G31)[投票]
★3黒澤映画よりもリラックスしている三船敏郎が素晴らしい。ニシン漁末期の北海道が舞台だが、タッチは西部劇。 [review] (ペンクロフ)[投票(4)]
★3瀬川順一の撮影は屋外シーンの記録映画的な部分で素晴らしい効果を上げている。光の捉え方が絶妙だ。それに対して、谷口千吉の演出はどうにも一貫性に欠ける。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★3男達の描き込みぶりに比べ、この情熱的な女の描き方には幼稚ささえ感じる。黒澤明の想像する女性像の限界が垣間見えるとは言い過ぎか? [review] (sawa:38)[投票(3)]
★3雇い主に孤島に置き去りにされ、死線を彷徨ったジャコ萬が、ああも簡単に態度を変えてしまうあたりに脚本の甘さを感じる。三船の荒削りな魅力は若さゆえ。ジャコ萬に追いすがる女ユキ(浜田百合子)の鬼気迫る魅力は本物だったが、飼い馴らされたあとの去勢ぶりは見苦しい。概してこの甘さは黒澤のそれのように思える。 (水那岐)[投票(3)]
★3黒澤三船を発見したのではなく、或る意味で僚友谷口との共有物であったわけである。そういう歴史的意味を探る上では外せない1本だが、だからといって殊更どうという訳でもない。しかし男2人の対決の映画ってのは、どうしても点が甘くなる。 (けにろん)[投票(1)]
★3終戦直後。死んだと思った二人が亡霊のように現れる。本当の亡霊は前世代をひきずる進藤英太郎。当人達も気付かない新旧の価値観の錯綜がおもしろい。新しい時代・戦後の始まり。 (ぽんしゅう)[投票]
★3ラストはもっとドロドロした展開になるのかと思っていたが、これはこれで面白い。[Video] (Yasu)[投票]
★2三船敏郎をスターにした一本ということは想像に難くないが、全登場人物が妙に最後に善人になる作りごと臭さを感じる。個人の恩讐が労働歌の合唱の中にかき消されていくストーリー展開に、1949年当時の日本人は無理を感じなかったのだろうか。 (ジェリー)[投票]
Ratings
5点0人
4点4人****
3点8人********
2点1人*
1点0人
13人平均 ★3.2(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
次点の歴史 日本映画篇 (ナム太郎)[投票(7)]
Links
検索「ジャコ萬と鉄」[Google|Yahoo!(J)|goo]