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ExproZombiCreatorさんのお気に入りコメント(2/4)

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987/香港)★4 むやみと多いお笑いポイントに固まるも、この「風」の使い方の上手さは特筆もの。舞い散る枯葉、忍び寄る影、ひるがえる薄絹・・・風がすべてに質感を与え、幻想を創り出している。 [review] (はしぼそがらす)[投票(6)]
ロッキー・ザ・ファイナル(2006/米)★4 なかなか好感の持てる仕上がり。編集がいい。特に前半、ディゾルブ繋ぎを何度も繰り出して情感を盛り上げる。或いはフラッシュバックの中のタリア・シャイアバージェス・メレディスの扱いなんかも絶妙の尺だと思う。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
スウィートホーム(1989/日)★4 山城とか古舘とかのお茶の間タレントを持って来たキャスティングのセンスがいい。それを伊丹十三が出てきてぶち壊したのもご愛嬌。海外の「お化け屋敷」ものを日本の風土に移植してまがりなりにも成功している。 (けにろん)[投票(4)]
ハンコック(2008/米)★3 ウィル・スミスの神話領域への到達かとも思わせるカリスマ。孤独と連帯を抽出した前半は真に傑作であった。ところが唖然とする唐突な展開。セロンとの絡みは伏線の張りが無さすぎで台詞で説明される真相にはむず痒く居心地悪いまでにドン退きとなる。 (けにろん)[投票(6)]
妖怪ハンター ヒルコ(1991/日)★3 塚本的湿度の高さが気色悪い一方そこが全てとも言える及第の和製ドタバタホラーで当時の香港映画のレベルに唯一追随し得ただけでも賞賛に値するが、やっぱ歪な要素が神経を間々逆撫でもする。当時の黒沢スウィートホーム』と併存する異色作。 (けにろん)[投票(2)]
太陽の墓場(1960/日)★3 アナーキーなコンセプトは最高に良いのだが、寄せ集めの役者を散りばめた今村的混沌世界を理に勝った大島イズムが上滑りしていく。迎合し切れないそのギャップが面白いと言えば面白いが、やっぱ退屈でもあるし鬱陶しい。 (けにろん)[投票(1)]
モータル・コンバット(1995/米)★2 技を持たない役者をCGでごまかしたってダメだってことを地球上の映画人たちはいいかげん気付くべきである。調子の良い音楽だけが際だって、肝心の役者達はもっそりと見たくもない大見得を切り続けるのみだ。 (けにろん)[投票(2)]
ブルース・ブラザース(1980/米)★2 いい子ちゃんぶってチョイ悪入れてみました的2重構造のあざとさが全篇を被い乗れない。何よりランディスの演出はカッティングが稚拙で破壊の狂騒を単発のブツ切れで繋ぐだけでは映画的エモーションが生じるわけもない。白痴的すぎる。 (けにろん)[投票(5)]
タンポポ(1985/日)★2 どうでもいいウンチクが多くて非常に不愉快。『お葬式』といいこの作品といい、スタイルが奇抜なだけで中身は俗っぽさが目立つ。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
香港国際警察 NEW POLICE STORY(2004/香港=中国)★3 中途半端な時計じかけのオレンジ集団みたいな犯人たちの描き方はどうかと思う。ストーリーに現代性を盛り込もうとしたのかもしれないが、最終的に人情モノとして帰結させるのであれば、冷酷非情な犯人像など無理して描こうとしなくてよい。 [review] (太陽と戦慄)[投票(3)]
羅生門(1950/日)★3 志村喬千秋実が執拗に嘆くほど「人間の恐ろしさ」というものが描かれてるとは思えず、やたら深刻ぶった芝居が滑稽に見えてくる。撮影の素晴らしさには感嘆するが、この作品においては黒澤の真面目さが裏目に出たような気がする。 (太陽と戦慄)[投票(3)]
フルメタル・ジャケット(1987/米=英)★4 キューブリックにしては、映像に対する偏執狂的なこだわりが希薄な感じがした(特に後半)。それでもやっぱり面白いけど。 (太陽と戦慄)[投票(4)]
仁義の墓場(1975/日)★5 警官隊に取り囲まれても、お構いなしに発砲しまくる渡哲也。「ヤク!ヤク!」と叫びながらのたうち回る田中邦衛。あまりにも悲しい、底辺の人間の生き様を見た。時折色合いが変わる画面や傾いたショット、ラスト近くの赤い風船など、素晴らしい演出が随所に。 (太陽と戦慄)[投票(4)]
ゼイリブ(1988/米)★5 モノクロで撮られたシーンの乾いた映像感覚が素晴らしい。プロレスシーンにおける「カーペンター的興奮」は言わずもがなだが、それまでの流れをぶった切るようなラストも爽快。シリアスさとバカバカしさ、ユルさと緊張感が見事なバランスで調和した傑作。 (太陽と戦慄)[投票(4)]
アバター(2009/米)★4 3D字幕、IMAX3D吹替版×2の3度観賞。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]
サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009/米=カナダ)★4 ジョージ・A・ロメロの西部劇。西部劇の骨格・意匠にゾンビ状況を掛け合わせる作劇や、けれん味に溢れたゾンビ扱い(顔面発火! 乗馬!)も嬉しいが、クラシカルな画面造型と銃撃演出が突出して高水準だ。仮にゾンビが一体も出なくとも満足しただろうほどの演出力。シリーズでも『ゾンビ』に次ぐ傑作。 [review] (3819695)[投票(3)]
レスラー(2008/米=仏)★3 総菜屋の過密な情報量を縫って、エプロン着装のロークが体を駆り立てる。嫌がりながらも習熟は進み経過観察のエンタメが出てくる。こんなものが面白くないわけがないのだが、ここまで器用な彼が窮地に陥る不可解に思い至ると、映画の作為が気になり始める。 [review] (disjunctive)[投票(5)]
タイタニック(1997/米)★4 「娯楽映画として観るんなら」4点。愛の在りようとか命の重さとかまで考えると、点数がどんどん下がってくるので止めておきました。面白いものは面白い、めでたしめでたし。 (Myurakz)[投票(5)]
GONIN(1995/日)★5 バイオレンス映画が成熟した現在となっては、凡庸な設定かも知れない。それでも僕がこの映画を愛するのは、この映画のキャラクター達の個性の爆発が故なんです。以下感想と鶴見フリークのカミングアウト。 [review] (Myurakz)[投票(5)]
インデペンデンス・デイ(1996/米)★4 思いの外良くできている。特に序盤で提示された伏線を後半になって回収していく構成が良い。結婚指輪、葉巻といった小道具にしても、大統領が湾岸戦争の英雄だった、或いはウィル・スミスが宇宙飛行士を夢見ていたという設定にしても見事に後半で活きてくる。 [review] (ゑぎ)[投票(9)]