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仁義の墓場 (1975/)

[Drama]
監督深作欣二
脚本鴨井達比古
原作藤田五郎
撮影仲沢半次郎
音楽津島利章
出演渡哲也 / 梅宮辰夫 / 多岐川裕美 / 池玲子 / 芹明香 / 山城新伍 / 室田日出男 / 今井健二 / 郷えい治 / 曽根晴美 / 浜田寅彦 / 玉川伊佐男 / 関山耕司 / 衣麻遼子 / 汐路章 / 近藤宏 / 三谷昇 / 成田三樹夫 / 田中邦衛 / ハナ肇 / 安藤昇
あらすじ渡哲也の力夫は、親分、弟分、警察、やくざ、女、その自分と関係のあるすべてを敵も味方もなく壊しつづけて進んでいく。情婦多岐川由美の出会いと死。闘争とその挫折。自分の生と死。そこにはあまりに純粋な動物の本能が描かれている。そして、これは実在した人間の記録映画なのだ。 (ALPACA)[投票]
Comments
全21 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5「戦後最悪の粗暴犯」石川力夫を深作が撮る。手持ちカメラは揉みくちゃにされ、ひっくり返る。観客はいやおう無しに惨劇の修羅場の目撃者にされてしまう。以下プチ深作論(?) [review] (sawa:38)[投票(5)]
★5新宿の野良犬は言いました。「僕の仁義を知りませんか。行方不明になりました。」 [review] (町田)[投票(5)]
★5渡哲也の仏頂面が醸し出す、不思議な愛嬌。 [review] (Myurakz)[投票(4)]
★5警官隊に取り囲まれても、お構いなしに発砲しまくる渡哲也。「ヤク!ヤク!」と叫びながらのたうち回る田中邦衛。あまりにも悲しい、底辺の人間の生き様を見た。時折色合いが変わる画面や傾いたショット、ラスト近くの赤い風船など、素晴らしい演出が随所に。 (太陽と戦慄)[投票(4)]
★5断言しよう。深作の最高傑作にして、『仁義なき戦い』をも軽く超えた日本映画最強の狂気ぶり。現代であれば、ノワール。とかエルロイ入ってます。とかお洒落に言われるのかもしれないが。否!ただただ正面から描いた人間賛歌映画。 [review] (ALPACA)[投票(1)]
★5凄まじいエネルギーで暴れまわる渡哲也に茫然。こんな演技が出来るのか。 [review] (t3b)[投票]
★4戦後闇市秩序からの逸脱を完遂した怪物というより、逸脱を図りながら結局「戦後」に絡め取られてしまった濡れた仔犬といった手触り。これも、「こうあるしかなかった時代の人柱的青春」の点描として優れていると思う。哀しき命の無駄遣い。 [review] (DSCH)[投票(4)]
★4“生きる”という本能が過剰なあまり、己の存在が自らを“死”へと追い詰めるという矛盾。石川(渡哲也)の衝動は、表社会に受け入れられるはずもないく、といって裏社会の秩序に納まりもしない。仁義厚き狂犬の仁義は死に、後には聞こえない大笑いだけが残る。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4こんなどうしようもない男と関わりたくは無い。でも、スクリーンを通してなら是非関わりたい。喧騒の時代に自己中に生きた犬の半生。誰でも興味湧くでしょう。深作欣二も、三池崇史も然りだったのだろう。 2005年1月27日ビデオ鑑賞 [review] (ねこすけ)[投票(2)]
★4前半はリメイク版の圧勝、後半は甲乙つけがたし。漂う赤い風船を捉えたショットは、深作欣二会心の出来ではないか。田中邦衛のアナーキーさも鮮烈な印象を残す。 (赤い戦車)[投票]
★4好々爺としての渡さんしか知らない世代として… [review] (田邉 晴彦)[投票]
★4大ヒットシリーズ『仁義なき戦い』から続く深作欣二の'70年代半ばの作品の充実振りには、本当に恐れ入る。その脂の乗り方は神懸かっている程で、この作品も問答無用の勢いがあるが、本作の成功は渡哲也のキャスティングも大きい。こんなにもアグレッシブでエネルギッシュな演技をしている事にビックリする。['08.7.24浅草名画座] [review] (直人)[投票]
★4親がハナ肇だった不幸があるのかもしれない。 (ユウジ)[投票]
★4彼は彼なりの仁義に生きようとしたが、その仁義は誰にも理解できなかった。かみあわない歯車は、ただその歯を刃のように尖らせながら暴走するしかなかった。背中を曲げ、頭を深く垂れた姿勢のまま、サングラスに隠れた瞳はどんな炎を宿していたのか。 (crossage)[投票]
★3ただひたすら他人に迷惑をかけるだけのこの男が主人公ならばもっと狂気と魅力に溢れるキャラにしないと娯楽映画にはなりえない。 [review] (ハム)[投票(2)]
★3倫理道にもとるヤクザ道からさえ更なる逸脱の果てのアナーキズムを描くに深作の話法は規定化された己の実録路線から1歩も逸脱しない。ディープ大阪でのヘロイン地獄にザラついた高感度フィルムとの投入が更にわざとらしい。 (けにろん)[投票(2)]
★3予備知識で想像したほど狂って見えないのはなんでだろうなぁ…。基本的に背を丸めてジトーッとしているせいか、『仁義なき戦い』ほどエネルギッシュでもない…。やっぱりこれは、”墓場”な映画だ。 (すやすや)[投票(1)]
★3恐るべき悪漢映画。渡哲也田中邦衛のキレっぷりは尋常じゃない。プロット展開は過度に陰惨だが、スローモーションの活用や白黒インサートを含めて画面は華麗なテクニックが披露され、キャラクタリゼーションの潔さと相まって、図太い解放感が立ち上がってくる。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3多岐川裕美の生い立ちや性格付けが描写不足で、ただひたすら可愛そうなだけなのがつまらない。 二人の関係をもっと濃密に描けばあの鬼気迫るシーン(Ca補給)も説得力が増したのではないか。あれはあれで凄いが。 (TOMIMORI)[投票]
★3ヤクザ間の抗争の仲裁に米進駐軍が入るとは、まさに今よりずっとグローバル・スタンダードな時代。しかしこの主人公は・・・ [review] (クワドラAS)[投票]
★2だめだっ!本物に見えない。 [review] (billy-ze-kick)[投票(1)]
Ratings
5点11人***********
4点17人*****************
3点20人********************
2点4人****
1点0人
52人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
東映・実録ヤクザ路線とそのモデルたち (Myurakz)[投票(11)]死んだピラニアが残したものは・・・追悼・室田日出男 (ぽんしゅう)[投票(8)]
愛してしまってスみマセン (ALPACA)[投票(4)]
Links
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