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ルクレさんのお気に入りコメント(3/7)

河内山宗俊(1936/日)★3 可憐で清廉なる少女の為に無頼野郎どもが立ち上がる…そのヒロイズムは王道だがギャグパートが流れを分断し一気呵成に終盤になだれ込むカタルシスに欠ける。オプティミズム(『百萬両の壺』)とペシミズム(『人情紙風船』)の融合が巧くいってない。 (けにろん)[投票(3)]
ROCKERS(2003/日)★5 室内花火、スプリンクラー、そして→ [review] (林田乃丞)[投票(3)]
本陣殺人事件(1975/日)★4 低予算を逆手に取った耽美的な田舎特有の閉鎖的な感じを出しているし、巧妙なトリックを判り易く、かつ緊張感に満ちた演出で描いているのも素晴らしい。名家に育った病的なほどに潔癖な学者の長男という役柄に田村高廣というキャスティングは、今まで見た映像化作品の中で一番ハマり役。相変わらず上手いなぁ。高沢順子のダイコン振りも、頭の足りない妹という役にはハマってる。ラストの不気味さも見事。['06.6.11DVD] (直人)[投票(2)]
雨月物語(1953/日)★5 田中よりは案外に水戸光子が切ないのだが、やはり真に圧倒的なのは京マチ子宮川一夫であり、両者が3年前の『羅生門』とリンクする形で戦前戦後の巨匠を同期させたことに映画史上の因縁を思わずにいられない。奇跡と思う。 (けにろん)[投票(4)]
かもめ食堂(2005/日)★1 いきなりガッチャマンの主題歌歌ったり、ド不自然な日本語で「どうして?」の連続。癒されるというより観ているこっちがいたたまれない。 ギャルおばさん増えるぞ、憧れの北欧目指して。 (のこのこ)[投票(3)]
サッド ヴァケイション(2007/日)★4 散漫。『EUREKA』にあった求心力はどこにも見当たらない。 (赤い戦車)[投票(1)]
トウキョウソナタ(2008/日=オランダ=香港)★1 何のリアリティもこの映画にはない。年齢不詳の小泉今日子がノーリスクで主婦をやるお気楽。香川照之の失業状態に記号的な意味しか見あたらない。万事がこの調子。お気楽な想像上の現実をなぞる。 黒沢清って昔いい映画撮ってたじゃん? どうしたよ? (のこのこ)[投票(2)]
祇園囃子(1953/日)★5 溝口映画の「佳作」だなんてとんでもない。今こそ再評価されるべき真の傑作! 若干19歳の若尾文子演じる奔放な舞妓が遭遇する壁は、単なる花柳界の因習などでは無く、今も日本に根強く残る「前近代」というやつなのだ! (若尾好き)[投票(10)]
ピロスマニ(1969/露)★4 映画の場面がすべて絵画であるかのように整った画面構成。抑え目の色調。静かな語り口。地味ですがお薦め、特に絵の好きな人に。 (丹下左膳)[投票(1)]
ゆきゆきて、神軍(1987/日)★4 信念に従って行動するアナキスト奥崎の姿勢に、潔さを感じる。しかし、重い映画だ。家族と一緒でもなく、恋人とでもなく、ひとりで観るしかない。 (丹下左膳)[投票(3)]
ツィゴイネルワイゼン(1980/日)★5 行ってしまうと引き返せない、片道切符の「内田百鬼園的且つ梶井基次郎的な世界」に背中ゾクゾク。大谷直子の白い肌にソワソワ。紛れもない傑作であり、繰り返される引用が単なる引用以上の魅力を放つ希有な例だと思う。 (立秋)[投票(4)]
孫文 100年先を見た男(2006/中国)★3 中国における孫文の位置がどのようなものかはっきり分からないが、日本人にはなじみ深い革命家であることは間違いない。その孫文が日本を離れペナンで資金調達していたときの話だ。 [review] (セント)[投票(1)]
瀧の白糸(1933/日)★2 戦前の溝口作品は数作品しか見ていないが正直どれも情緒過多で難儀する。古風的美男美女の新派調大悲恋劇から、それ以上の何かを汲み取ることは出来ない。後年の宮川が未だ不在というのもあるだろうが現存するプリントも劣悪過ぎるのだ。 (けにろん)[投票(1)]
丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日)★5 日本映画で、コメディとしてこの作品を超えるものは出ないのではないかと思わされる圧倒的な面白さ。道場破りのシーンは爆笑必死! [review] (太陽と戦慄)[投票(8)]
大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932/日)★4 子供たちの見せる豊かな表情とユーモラスな一挙手一投足に釘付けになる。映画において「自然」ということなどに意味はなく、音のない虚構の中にこれだけ密な人間関係の構図を再現してしまう、「演技を付ける」という行為の重要さを改めて認識させられた。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
ブレイブハート(1995/米)★2 雄叫びを上げて求めるものが、「FREEDOM!」というのが、何かアメリカ的で違和感大アリ。アクションは凄いと思ったが、この映画がスコッツやケルト人の気持ちを代弁しているとは、正直思えなかった。 [review] (Pino☆)[投票(3)]
スラムドッグ$ミリオネア(2008/英)★2 力に溢れたショットと、小気味良い編集でぐいぐいと引っ張る巧みさ。幼少期の大きく澄んだ瞳が一転して、力なく脅えたように彷徨う青年期のジャミールの定まらぬ視線の物悲しさ。大胆さと繊細さが織り成す外見上の映画としての見てくれは実に心地よいのだが。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
長江哀歌(2006/中国)★3 全篇これ「間」の映画。ゆっくりと横移動するカメラワーク。繰り返される『壁の破壊』。大きな時間の流れの中で、移動と崩壊によって視界が開けていく、密やかな出来事の呼吸。河は、時間的・空間的隔たりを派生させながら、それ自身は悠々とただ流れ続ける。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
人情紙風船(1937/日)★3 ああごめんなさい。わたしにはこの映画が「日本映画の最高傑作」とまでいわれる所以をさっぱり感じ取れませんでした。(03.03.03@高槻松竹セントラル) (movableinferno)[投票(3)]
ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)★1 話も判る。やりたい事も理解できる。だが、それが自分にとって納得でき、面白かったかと問われれば断じて否と答えるしかない。 (X68turbo)[投票(1)]