★5 | 珠玉の短編小説のような映画。13年ぶりの鑑賞で泣いた。宮沢りえと一緒に泣いた。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★4 | 村上春樹の魅力の一つである独特の文体を生かすためには、ナレーションを中心に進めるこのつくりもありなんでしょう。宮沢りえが説得力を持って美しいです。 [review] (さず) | [投票(3)] |
★4 | 宮沢りえが最も綺麗に撮られている映画ではないだろうか。観ていて何故だか『髪結いの亭主』を思い出した。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | なんで今頃こんな映画のコメントを書いているかというと [review] (24) | [投票] |
★5 | この原作を映像化するにはこうするしかなかった。ハルキ的世界観を極めて正確に可視化することに成功したのと同時に、文学に対する映像芸術の限界を感じさせてしまう作品。 (パグのしっぽ) | [投票] |
★4 | イメージ映像付き朗読劇というか小説のPVという感じ。ただ、原作・映像・音楽が素晴らしいので観ていて非常に心地よい。 (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | 市川準の映像技術の集大成。1カット1カットが惚れ惚れするくらいに美しい。宮沢りえも最近の映画の中では群を抜いて美しい。が、しかし、それがドラマに昇華できているかというとそうでもなく、散文調の詩を読んでいるようでなぜか心に残らない。 (すやすや) | [投票(1)] |
★3 | 傷口に風が当たれば痛いという肉体的な感覚を、オープンセットで表現するなんて。 [review] (林田乃丞) | [投票(2)] |
★4 | 数多くの服が並んだ衣装部屋でさえ空虚に感じる画面。絶妙の空気感。撮影か演出か、はたまた役者の演技の賜物か。[ユーロスペース1] (Yasu) | [投票] |
★2 | 市川準(b.1948)、村上春樹(b.1949)、広川泰士(b.1950)、坂本龍一(b.1952)、イッセー尾形(b.1952)。「喪失」の世代。粗雑な静謐。付き合いきれません。 [review] (ぐるぐる) | [投票] |
★4 | 平易な言葉でありながらしっかりと印象に残る村上文学の世界を透明感のある映像と音楽と宮沢りえというトリプルコンボを駆使してよくぞまとめあげた。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | 「言葉」を西島秀俊のナレーションに変換し、「行間」をイッセー尾形が演じる。「時間」をパン撮影に託し、絞り込んだ色調で「空気感」を表現した。・・だけど・・ [review] (sawa:38) | [投票] |
★4 | 外からは見えない。でも確実に存在する。
孤独がそこには描かれていた。 (ゆうき) | [投票] |
★4 | 完全に趣味の映画。合うか合わないかはその人次第。 (K-Flex) | [投票] |
★3 | ひとの孤独を見事に描いてはいる。原作・監督・ナレーション・音楽、そして主要キャスト…。しかしそれを描く事でどうしろというのか。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 窓から差し込む木の影が壁の上で揺れている。部屋の中を風が通り抜ける。詩的な映画表現がすてきでした。 (カフカのすあま) | [投票(1)] |
★5 | やっぱりあんたつまんない人だ。あんたの描く絵がつまんないみたいに。 [review] (まー) | [投票(7)] |
★4 | 笑っていた彼女と、泣いた彼女。 [review] (booca) | [投票(1)] |
★1 | ナレーションと物語世界をシンクロさせる演出はやめていただきたい。スキじゃない。そして村上春樹もやめていただきたい。スキじゃない。だったら見なきゃいいんだ。
でも宮沢りえがスキなんだもん。 (あちこ) | [投票] |
★2 | この作品はタイトルが「トニー滝谷」でなおかつ途中までナレーションで彼の心情を描いているのだから、別の人物の心情をナレーションで語らせるのは枠から外れすぎで、やや一貫性に欠ける気がする。 [review] (わっこ) | [投票] |
★3 | 右から左へと流れて行く、人生絵巻きは心地良かったけれども、原作と違うラストに不満で台無し。村上春樹は、端正なイメージが付きまとうが、本質的にはもんんのすごくグロテスクな作風の人だと思う。その一皮向こうを描いて欲しかった。 [review] (uyo) | [投票(6)] |
★5 | ミニマルな形式を徹底することで、市川準がひとつ上のレベルに移行した瞬間。 [review] (鏡) | [投票(9)] |
★3 | 霞がかかったような淡く鈍い色彩が、トニー滝谷の存在感そのままに。 [review] (わさび) | [投票(1)] |
★5 | 小説としての『トニー滝谷』は、やはり村上春樹の書いたものが全てなのだが、映画としてのそれは、市川準が作り上げたこの作品でよかったと思えるものになっているところが凄い。市川準にとっても最高傑作だろう。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★5 | 色褪せていく記憶が寂しいのでなく、記憶が色褪せていると自覚することが寂しい。(レビューはラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(7)] |
★4 | イッセー尾形 演ずる トニー滝谷 , 滝谷省三郎 ,宮沢りえ 演ずる 小沼英子 、 太陽の光が射した景色を見るような、白光がかった映像が醸し出す澄んだ空気感。脆くて、とても繊細で美しかった。儚くて大事にしたいって印象を覚える映画。 [review] (リア) | [投票] |
★4 | 映像による短編小説の妙。こういうのってあったようでやはり新鮮。映像処理はもう耽溺、流暢、美の極地。東京人の孤独が露わに、、。しかし、映画という素材でこのナレーション方法は是非論があるべき。そこを逆手に取った秀作。 (セント) | [投票(2)] |
★4 | 絶妙な配役が描く,今のトニーの心象風景 [review] (moot) | [投票(13)] |
★5 | 予告編で見た自転車に乗るイッセー尾形のちっぽけな後姿が気になって観に行ったのですが、あのレースのように華奢で繊細なタイトルロゴの向こうにこんなにも切ない大人の男の物語が綴じられていようとは。。。ひんやりと儚い都会の怪談(風)物語。胸が苦しい。 [review] (レディ・スターダスト) | [投票(7)] |
★4 | 衣裳部屋で突如泣き崩れる宮沢りえ。その気持ちは確かに自分にも伝わってきた。何故なのか説明などできない。理屈ではないのだ。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★2 | 1・わざわざ映画館まで出かけてって、みなさんの朗読会を観たかったわけじゃないんですわたし。 2・あのねぇ...。あの衣装部屋、そーんなにすばらしい服があったのでございますの? [review] (浅草12階の幽霊) | [投票(5)] |
★3 | 村上春樹があまり好きではない私としては、なんだかピンと来ない。 (kenichi) | [投票] |
★5 | 村上春樹の研ぎ澄まされた言葉の音列が西島秀俊の朴訥とした語りで意味を失う寸前に、現れ・流れ・消えていく幻視のような情景の中へ坂本龍一の奏でるピアノの一音一音によって打ち込まれて行く。市川準が組み立てた孤独の実写映画。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(10)] |
★5 | あなたがその身に纏った、その笑顔に貼り付けた孤独が、俺の孤独を砕いてくれる・・・。俺は未だかつて、これほどまでに繊細で、慎ましく、端正な日本映画を観たことが無い。流れ・佇み・また流れるカメラ、坂本のピアノ旋律、衣装・装置への配慮、西島の語り、そして役者の立ち居振る舞いの全てが、驚くべき統一感を以って観るものを魅了する。75分間の至福。 [review] (町田) | [投票(6)] |
★5 | 小説を読んでいるような映画。いきなり演じている人が小説の一文を朗読しだす演出に抵抗を覚えるが、演技の上手い人じゃないと絶えられないだろう間合いが絶妙だった。カメラもよく映像がきれい。 (guriguri) | [投票(1)] |
★4 | イッセー尾形の演じる決して若くはない男の孤独とそこからの脱却、白い脱色フィルムの画面に浮かび上がる宮沢りえの、少年のような、あるいは美しい骨のようなモノセックスで華奢で人工的なエロティシズム。市川準は一皮むけたかのようにその映像世界を閉じてはおりつつも豊潤な場に創りあげた。 (水那岐) | [投票(8)] |