[コメント] トニー滝谷(2005/日)
衣裳部屋で突如泣き崩れる宮沢りえ。その気持ちは確かに自分にも伝わってきた。何故なのか説明などできない。理屈ではないのだ。
坂本龍一の奏でるピアノと西島秀俊の涼やかな語りが耳に心地よく、映画館の暖房が効きすぎるほど効いていたこともあって、途中かなりウトウトした。だが変な話、かえってそれがよかった。視覚と聴覚を通じて、まどろんだ頭で感じる映像詩。夢見心地で宮沢りえの清冽な姿を眺めているのが不思議なほど気持ちよかった。
映画が終わってしまうのがなんだか残念だった。ずっとこの世界に浸っていたい、そんな気持ちにさせてくれた。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。