★5 | 一方は受け継がれ永遠に残るのは「優しさ」だと言い、片や「創造性」だと主張する。守るべきは平穏な"今"の幸福か、新たな"次"への意志か。どちらも正しい。そもそも比べることじゃない。相手を理解することを放棄した意地の張り合いは理性を失い後戻りできなくなる。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | 人間関係の曖昧を取っ払ったときにどうなるかの単線的試行だが、周辺群像の遣る瀬なさが否応なく男の孤独を弥増させ状況の坩堝化を加速させる。海の向こうで時折上がる硝煙は紛争との地続き感を呼び覚ますだろう。周到な配置・装置で炙り出された解なき時代。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | 私のお気に入り映画だ。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★5 | 俺だけのルール [review] (週一本) | [投票(1)] |
★4 | 「内面」などというものとは無縁だった男どもが、突然それに直面してうろたえる。「はじめての一年生」のように。その痛々しいまでの武骨ぶり。ギザギザばかりの風景描写も良。ようは『ライアンの娘』の男性版なのだが、結末は正反対。やはり男はバカなのか。 [review] (淑) | [投票(5)] |
★4 | コルムがパードリックを拒否した理由はこの際どうでもよい。
人間の不条理と孤独・そして自分を見つめる行為を、皮肉交じりに映像化しているのだから。
[review] (jollyjoker) | [投票(5)] |
★4 | 十字架の置かれた、あるいは十字の格子のはまった小さな窓が、内と外を隔てる。 [review] (鷂) | [投票(4)] |
★4 | 何がいいかは自分の語彙力では筆舌尽くし難いのだが、これは前作『スリー・ビルボード』の時と同じで、やはり私はこの監督の作品が好きなんだと思います。 [review] (deenity) | [投票(3)] |
★4 | 何がテーマなのかいまいちわからないが、男の幼児性だけはよく伝わってくる。 [review] (おーい粗茶) | [投票(3)] |
★4 | 私が今まで見たマーティン・マクドナーの中で、目下のところ本作が一番好きな作品になった。その理由の第一は、舞台になる島のアイルランドらしい(と私が勝手に思っている)地勢が良い画面を提供する、という理由。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★4 | 寓意性のつよい映画。この映画から何を読み取るか、その任せてもらい具合が妙に心地良い。画面の美しさに反して奇妙な印象をもたらすヘンな映画である。見終わったあとで細部のエピソードをなんとなく思いだしてニヤつくしかない。 [review] (ぱーこ) | [投票(2)] |
★4 | コリン・ファレルを沈思させれば、文法上は彼の主観に入ったことになり、境界知能に自省が生じたと思わせる。しかし直後の行動で、男は学習を拒絶し自らの自意識の欠落を表明し、受け手との視点の同期は誤解だったと判明させる。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★4 | 『ヒットマンズ・レクイエム』から14年、おっさん2人の関係のこじれは内戦の比喩か、抑圧される同性愛か。動物とは誤解なくわかりあえるのが、面白うてかなしきマクドナー節。 [review] (ペンクロフ) | [投票(1)] |
★3 | 登場人物たちのポジショントークに寒村(寒島?)においてはまあ一理あるのかなぁと、最後まで吸引させられはしたが、ふと「対話」が無い事に気がつく。「会話」ではなくね。いわゆる刺激がないと皆クソつまんなくなってしまう。で、現代はというと刺激がたくさんあるのに「対話」がない。中庸さの重要性(主人公 コリンのほう)を敢えて壊して何になるのか、と思った。 (クワドラAS) | [投票] |
★3 | つまらん! お前の話はつまらん! (パピヨン) | [投票] |
★2 | 演技合戦はおもしろいのですが、それだけでした。。リテラシーが足りないのでしょうか、、 (ひゅうちゃん) | [投票] |