★5 | 料理をテーマに用いて物語を進展させる発想と脚本が素晴らしい。海外は奥が深いなぁとつくづく思った。バベットを親しみやすく人情味豊かにせずにドライに描いている部分も秀逸。 [review] (TOBBY) | [投票(5)] |
★5 | 幸せに多少は惹かれても慎ましやかな生き方を選択した姉妹の長い人生に捧げられた至福の1夜。謙虚に絶対の天才を隠していたトリックスター、バベットが舞い降りた幸運を機にスパークさせる奉仕の演舞。豪奢な料理の本当の食べられ方は1回限りだから美しい。 (けにろん) | [投票(4)] |
★5 | 優れた絵本がそのまま素晴らしい映画になった稀有な例。映画に出てくる最高級のフレンチもさることながら、素朴な中にも楽しさのエッセンスがきっしり詰まったストーリーも秀逸。姉妹の驚きの表情は、まさにこの映画を見た私の表情でもあった。 (ナム太郎) | [投票(3)] |
★5 | 一種のカルチャーギャップものでもあるのだが、北の暮らしの穏やかさが実によい。原作も秀逸。 (月魚) | [投票(1)] |
★5 | スクリーンから「匂い」が見える。上質の香りの繊細さにも似て、暗く、抑えた光の中で撮られた晩餐のなんときらびやかなことか。 (るぱぱ) | [投票] |
★5 | 素晴らしい!! 料理をつくるだけで、これだけ人の心を暖かくできるなんて・・・(大感動) (ニシザワ) | [投票] |
★4 | この作品に出てくる料理はとてもクラシカルな正統派のフレンチだそうです。今ではこういった料理を出すお店は少ないとか。 [review] (あさのしんじ) | [投票(6)] |
★4 | そういえば何故日本の料理人は”対決”ばかりしてるのでしょう。 (町田) | [投票(5)] |
★4 | 宗教映画の衣をまとった導入部から話が展開するにつれて、その衣がどんどんはがれていく。そしてむき出しになるのは・・・、秀作! (風間☆YUI) | [投票(5)] |
★4 | 「われに最高の仕事をさせよ。」 私の魂の叫びでもあります! [review] (mfjt) | [投票(5)] |
★4 | そうか、ポルノ出身だからこんなに美味しそうなんだ…女体と一緒ね。 (りかちゅ) | [投票(4)] |
★4 | 食事をする前と後の人々の雰囲気の変わりよう。それは決して、欲求としての「食」だけではない。吟味された食材に魂を込められた「料理」に接する時、人は至福の空間に至るという、童話。ステファーノ・オードラン演ずるバベットの変わり様も見事。 (トシ) | [投票(4)] |
★4 | 夢のようなフレンチを味わってみたいものだ・・・ (RED DANCER) | [投票(3)] |
★4 | 時間の流れかたが都会とは決定的に違う、海と信仰しかない北欧のド田舎。初っぱなからもう異世界。そんな村に一晩限りの高級フレンチの晩餐会。味もゆったりした時間も贅沢づくしの、パック旅行では決して味わえない102分の小旅行。 (mize) | [投票(3)] |
★4 | 描写は淡々としているし、色調は押さえ気味だし、音楽にも派手さはない。しかし、たとえようもない「悦楽」がここにある。エロスとは隠すことなのだ。 (若尾好き) | [投票(2)] |
★3 | 物語は晩餐会に饗せられる下拵え。一旦始まったら怒涛の至福。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 後半はただ料理して給仕して食べているだけなのにすごく面白い。もちろん、料理を作る、食べるという営み自体がもともと映画的な所業であるのだが、素材を作品に仕上げていく過程の見事さや、食す人々の素朴な驚きや幸福感が伝わってくるのが好い。 [review] (緑雨) | [投票(1)] |
★3 | パベットの晩餐会の場面は圧巻でした。 (ことは) | [投票(1)] |
★3 | 妹役のボディル・キェアの上品な美しさ!ユトランドの枯れた風景と、姉妹の慎ましさ。そして、ステファーヌ・オードランがそこにいることがもたらす潤い。彼女はやっぱり、年を重ねてもシャブロル作品での彼女だ。 (動物園のクマ) | [投票] |
★3 | 情景の美しさに触れる反面、200年前の家屋の高さと現代人の身長との不釣り合いが気になった。あと年寄り率が半端なく、2030年頃迎えるであろう日本の超高齢社会と重ねり、妙な感情が渦巻いてしまった。そのへん気にしなければいい佳作。 (氷野晴郎) | [投票] |
★2 | 映像が絵画的で美しくいい映画とは思うが、腹が減ると人はいがみ合う、だから敬虔な祈りの言葉もまずは満足な食事をしてから、という意外と通俗的な教訓が見え隠れする。美味しいものを食べて満足げな信者たちの変貌ぶりに、前半のエピソードの余韻が薄れてしまい残念。 (NAMIhichi) | [投票(2)] |
★0 | 欲をおそれたり、禁じたり、失ったり、捨てたり、捨てられなかったりする「人」が、静かに絵みたいに描かれている。 [review] (よもやまななし) | [投票] |