★5 | 同じであるということが生む安心感と、違うということがかき立てる不安感。それが人間の本能である限り、この世から差別や偏見は絶対になくならないのだろう。ここで描かれる衝突は、社会的な背景が生むうわべの現象などではなく人間そのもの心の衝突である。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(19)] |
★5 | こんな良い映画がオスカーを受賞するなんて俄かには信じがたい。ハリウッドも捨てたもんじゃないと思う。これは力のある画面の映画だ。例えば、マット・ディロンが事故車へ向かうシーンもあれが「斜面」だからこそ、映画の画となり映画のエモーションとなるのだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(7)] |
★5 | 構成・編集の見事さ、各エピソードの設定の奥深さ。あまりにも多くのテーマを内包しつつもそれを確実に一つずつ仕留めていく技量に何もかも忘れて称賛したい。人種問題については、今でしか作れない「アメリカの怯え」を感じた。 [review] (sawa:38) | [投票(7)] |
★5 | 陰惨なフェアリー・テール。 [review] (みか) | [投票(6)] |
★5 | 心が殺伐とした折、本当に「観て良かった」と思わせてくれた作品でした。 [review] (甘崎庵) | [投票(6)] |
★5 | 禍福はあざなえる縄の如し、か。諦観し、世情を俯瞰したような映画。 [review] (シーチキン) | [投票(4)] |
★4 | ロサンゼルスという大都市ならではの群像劇。カメラはその街を、寂しさと美しさを介在させて映し出す。孤独や痛切さも感じさせるが、鑑賞後には優しさや暖かさがなぜか心に残った。(2006.02.19.) [review] (Keita) | [投票(9)] |
★4 | 時代は絶望的な閉塞感に覆われていたとしても、我々は一縷の「希望」を見出せなければ生きてはいけない。性善説的人間観は安易にしても、敢えてそれを提示したハギスに深くシンパシーを感じる。ただブロックのパートが安直に過ぎた。 (けにろん) | [投票(6)] |
★4 | わが町のリアルを描いているように見えて、そうではなく、「差別意識」というテーマを論じるための物語。
[review] (おーい粗茶) | [投票(5)] |
★4 | ドラマを一本で描こうとする際には削ぎ落とされてしまうような、人間生活の微細な感情を捕捉することに成功してるなあ、と思った。 [review] (G31) | [投票(4)] |
★4 | 現実には心底悪い奴もいるだろうが、人間の根底には良心というものを存在することを信じさせてくれる作品だった。 [review] (わっこ) | [投票(4)] |
★4 | それにしても、何と自己主張の強い、アクの強い方々なんだろうか。こんな中に俺みたいななあなあ主義の日本人が入ったら、ケツの毛まで抜かれて日本に逃げ帰ることだろう。普段の生活から異文化との衝突に慣れている国にとっては、日本との外交など、赤子の手をひねるもんなんだろうなあ。 (地球発) | [投票(4)] |
★4 | この映画は拾い物。言い換えればタイトルとキャストで損している作品とも言えます。でもマット・ディロンとドン・チードルはかなりいい仕事しています。あ、サンドラ・ブロックはどうでもいいです。 [review] (ごう) | [投票(4)] |
★4 | 根っこにあるものはそう簡単に変えられない。生々しく描かれた人種差別と銃社会に圧巻。息をつく暇もなく、見終わった後に登場人物の誰かを責めることもできない。この微妙な「きまずい」感じを残す余韻は映画として大成功でしょう。 (あちこ) | [投票(2)] |
★4 | アジアの人間の扱いがあまりにも中途半端すぎやしないか、と思ったが構成は見事。多民族国家の抱える課題、人種差別は解きほぐされることのない問題なんだな。 [review] (JKF) | [投票(2)] |
★3 | 人が差別をする理由。 [review] (くたー) | [投票(7)] |
★3 | 「赤い箱」にはやられた。大した破壊力だ。 (黒魔羅) | [投票(6)] |
★3 | 言いたい事はものすごくよくわかったし、鳥肌が立つシーンもあったけど(マット・ディロンが坂の上に向かうシーンとか)、さすがにちょっとわかりやす過ぎるのでは?映画として都合が良すぎるのでは?これで良いのだろうか?と悩みだしたらこんな点数に。 (レディ・スターダスト) | [投票(4)] |
★3 | 繋がり方がうそ臭いし縮図にしてもちょっと窮屈。でも丁寧で力強い。そして何よりマット・ディロンの健在ぶりが嬉しい。★3.5 (ドド) | [投票(3)] |
★3 | 他者が自分に向ける偏見を先取りしてしまう偏見。差別の解消を図った結果としての逆差別。同じ人種の人間の行為が生むイメージが自分に影響する屈辱。大雑把に見た印象で違う人種と一緒くたにされる事。異なる文脈で反復される、「車から降りろ」。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |
★2 | 見終わった後の劇場が微妙な空気だったというのは、私の勘違いではないと信じてます。 [review] (テトラ) | [投票(6)] |
★2 | 断固として、理解できません! つか、失敗作でしょう? [review] (ぐるぐる) | [投票(5)] |
★1 | そーか、そういうことか! 人を外見で……。 [review] (Happy) | [投票(2)] |