★3 | スピルバーグは八〇年代を通じて私を打ちのめす映画を一作も撮っていない。この散漫な仕上がりをジョン・ウィリアムズの不在に託けても虚しいだけだろう。家屋周りの撮り方など琴線に触れかかるところもあるが、キャラクタ(俳優+演技演出)の貧弱さと尺意識の希薄さが映画の躍動を致命的に奪っている。 (3819695) | [投票] |
★2 | スピルバーグはこんなに下手な監督だったのか。こんなに甘い演出家だったの
か。『激突』や『続・激突!カージャック』のあの厳格さは何処へいったのか。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | スピルバーグを素直に褒めていい作品。黒人世界の中でも、男が女を奴隷扱いすることが存在する。その上、白人から完全に社会的にも生活的にも屈辱的な差別を強いられる。この描写はさすが鋭い。映像もゆったりで落ち着いている。まさに映画だ。 [review] (セント) | [投票(3)] |
★5 | 米国社会での人種差別の根深さを考えると、これを撮ることでスピルバーグの元を去った人も多かったのでは?でも彼は撮った。そんなこと本当の偽善者ができるかな?この映画を半ば認めたように見せて結局無視したアカデミー協会の方が許せないな。 (ナム太郎) | [投票(3)] |
★3 | 社会と夫婦という制度のもとで、二重に虐げられる女たちを取り巻くジョージアの風景がひたすら美しい。この美しさが彼女たちの人としての存在と、意志としての気高さの象徴として描かれたのだとしたら、残念ながら風景に人物が呼応するまでには至っていない。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 娯楽で有名になってしまった監督ってのは、それはそれで苦悩があるんだろうね。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★3 | 序盤の目を覆いたくなるような悲惨で不快なシーンの連続に、どんな話になっちゃうのかと思えば、そのトーンは長続きせず。悲惨な人生を冷徹に描ききることのできないスピルバーグの弱さというか、覚悟の無さを感じずにはいられない。 (緑雨) | [投票] |