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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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哀しみのトリスターナ(1970/仏=伊=スペイン)************

★3人体を機械のように壊すことの得意なブニュエルがまたやってくれた。損壊描写は無論目的ではなく、損壊のシーンを目の当たりにするときに観客の感じる幻想痛覚の偽善性の暴露にブニュエルの目的がある。良心に裏打ちされた露悪主義こそ彼の本領で、簡素で骨太な展開はこのために選択されている。 (ジェリー)[投票]
★5ドヌーブの悪魔的な美しさ、卑しさ、、、。全体として、人間拒否の感覚がありましたね。開放とは全く逆な、自虐的な。そこがすごかったし、ブニュエルの世界なんでしょうね。 (セント)[投票(4)]
★4可哀相で怖そう。女に恨みでも? (ボイス母)[投票]
★4岩壁のように頑迷な人間性も状況によって如何様にも変容する。現実に訪れる悪夢は昨夜の悪夢を駆逐する。そう、全くその通りだ。「ラマンチャ」「純真」「好々爺」「悪女」、ステロタイプをそう感じさせない「役者力」のぶつかり合いもまた見物。今更なんでもないはずの時計台階段の「脚チラ」シーンもとても強烈。 (町田)[投票]
★4カトリーヌ・ドヌーブが、前半と後半ではまるで別人。「気をつけなさい あんたの中には悪魔がいる」という司祭の言葉がこの映画の全てを語っているようだった。人間の二面性を描かせると、ブニュエルは最高に巧い。 (太陽と戦慄)[投票(1)]
★4ドヌーヴが馬面じゃなくて小顔で若々しくてもっとピュアな雰囲気だったら、もっとはまれたと思う。いくらなんでもあの三つ編みは違う。養女になんかならなくても、あの年ならもう立派に生きていける。 (tredair)[投票(2)]
★3カトリーヌ・ドヌーヴは配役ミスかも。映像は美しい。 (赤い戦車)[投票]
★4自由の幻想。自由は幻想。 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★42転3転する力関係の力学的帰結にブニュエルが興味ある訳なく因果応報の無限地獄の提示こそが旨なのだ。濡れた古都トレノの佇まいが叙情的で、ヒッチ垂涎のブロンド美女の「ああ…脚が…」といったサディスティックフェチはその背景でこそ際立つ。 (けにろん)[投票]
★4前作『銀河』のラストシーンを本作は引き継いでいるのであり、盲いた巡礼者たちの覚束ぬ歩行が、冒頭、サッカーで敵を引っかける聾唖者の脚に重ねられる。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]