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[コメント] 哀しみのトリスターナ(1970/仏=伊=スペイン)

人体を機械のように壊すことの得意なブニュエルがまたやってくれた。損壊描写は無論目的ではなく、損壊のシーンを目の当たりにするときに観客の感じる幻想痛覚の偽善性の暴露にブニュエルの目的がある。良心に裏打ちされた露悪主義こそ彼の本領で、簡素で骨太な展開はこのために選択されている。
(★3 ジェリー)

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