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シーチキンさんのコメント: 更新順

★4チョコレート・ファイター(2008/タイ)主役の人物造形や物語の展開に、「いかがなものか」という点があることはあるが、スピード感あふれる長丁場のアクションシーンを一気に見せ切る実力は大したものだと思う。 [review][投票(3)]
★3ウォーロード 男たちの誓い(2007/中国=香港)テンポよくサクサク進み、迫力あるアクションシーンが存分に楽しめた。ただその分、3人の義兄弟の、心の動きというか、葛藤みたいなものがいささか手短になりすぎたような気もする。 [review][投票(2)]
★3子供の情景(2007/イラン)「暴力」をテーマに寓意的に描いた、と言われてみれば「ああ、なるほど」とうなずけるものはある。だが、あまりに自然な幼い子供たちのわらしべ長者みたいな冒険を見てると、微笑ましい気分になってくるし、全体としてものどかな雰囲気も漂っている。 [review][投票]
★3新女賭博師 壺ぐれ肌(1971/日)さすがは三隅研次監督というべきか、短い尺のためにかなり乱暴に話が進むが、賭場のシーンや女壷ふりの描き方などそつなくこなしており、案外、楽しめる。 [review][投票]
★3GOEMON(2009/日)確かに今まで見たことのないような奇抜な衣装や城などは、所詮CGとはいえ、まあ見てて面白かった。しかしその斬新さも、これまで幾度となく語られ、よく知られている信長像、秀吉像、家康像が一緒になってできては鮮度も半減。結局、既存の物語を繰り返すだけで新鮮味がない。 [review][投票(1)]
★3デュプリシティ スパイは、スパイに嘘をつく(2009/米=独)銃撃戦もなく人も死なないスパイものとして、企業の情報合戦をサスペンスチックに描いたものとしてはまずまず。アクション面での見せ場がないだけに、ちょっとした小技や会話の切り口で工夫しよく出来ていると思う。ジュリア・ロバーツは落ち着いた魅力でよかった。[投票]
★3007/ゴールデンアイ(1995/米)ところどころ笑えるのだが、ユーモアがあるというよりもあまりのバカらしさ故に笑ってしまう。ただこの荒唐無稽さは、いかにも007らしくてよかった。[投票]
★5グラン・トリノ(2008/米)とてつもなくかっこいい指鉄砲!映画史上ナンバー1といってもよいと思う。だがクリント・イーストウッドのかっこよさはそれだけではない。映画のすみずみにまでゆきわたる美学、それは見るものの心を暖かくつつみ、生きる力を湧き起こさせる。 [review][投票(6)]
★4バーン・アフター・リーディング(2008/米=英=仏)スパイ・サスペンスものに対する、かなり意地の悪いからかいのようにも見えるが、結構笑えるというか、笑ってしまう。それになんと言っても、偉いぞ!ブラッド・ピット。 [review][投票(3)]
★4スラムドッグ$ミリオネア(2008/英)これはある種のダーク・ファンタジーなのかもしれない。過酷な現実と映画はどう向き合うか。本作は、それを物語に巧みに取り込み、飾り気のないロケに徹することで描き、一つのスタイルを完成させたと言ってもいいのではないか。 [review][投票]
★2レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009/中国)クライマックスの紅蓮の炎の美しさや、これこそ人海戦術とばかりにばたばたと倒れる兵士の屍を乗り越えて突き進む合戦シーンはさすがに見応えがあったが、そこにいたるまでがあまりに冗長すぎる。 [review][投票(1)]
★4虹をつかむ男 南国奮斗篇(1997/日)良い面も悪い面も、ありとあらゆる面が、山田洋次らしい面が、というよりももはや「刻印」ともいうべきそれが、フィルムの全編にわたって刻み込まれた、正真正銘の山田洋次の映画。 [review][投票]
★4ザ・バンク 堕ちた巨像(2009/米=独=英)巨大銀行の犯罪を扱った社会派かと思ったら、限りなくフィルム・ノワールに近い、闇にうごめく者達の姿を描いている。とりわけ名もなき暗殺者ブライアン・F・オバーンの描写は秀逸で、『ジャッカルの日』を彷彿させ、クライムサスペンスの佳作と言える。 [review][投票(2)]
★3THIS IS ENGLAND(2006/英)己の不遇を呪い、手近なものにその責めを負わせ、攻撃もし、発散させても、何も解決しない、ということを淡々と描いた映画に思えた。 [review][投票]
★3いのちの戦場 アルジェリア1959(2007/仏)戦争の中での理想主義、人間性の喪失という点では、ありきたりな描き方にとどまっている。戦闘シーンなどは、派手さはないが独特の緊張感を漂わせており、丁寧に作り込まれているとは思う。 [review][投票]
★3ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005/英=米)ちょっとダラダラし過ぎ。もっと短くしてテンポ良く描いた方が緊張感が持続するような気がする。ただ、全編通してひりひりする緊張感がこの映画の世界に似合うかどうかは知らないが。[投票]
★3フロスト×ニクソン(2008/米)「ただ一つの勝者の座を得るために死力を尽くす二人の男」の緊張感はよく出ていると思う。しかし、関係者の回想インタビュー形式でいちいち解説される親切さは、返って「作り物」感を漂わせてしまい、「実話の映画化」を弱点にしてしまっている。 [review][投票]
★2五人の賞金稼ぎ(1969/日)バカバカしいかぎりの映画。バカ映画でも出演者が楽しそうにやっていれば救いもあるが、脈絡のない自己陶酔を見せつけられるだけでは見ているこちらがあほらしくなる。ただクライマックスのロケの大掛かりさは近年めったに見られないから1点追加。 [review][投票(1)]
★4ザ・セル(2000/米)頭の中の、空想とも妄想とも区別のつかないようなイメージを、実際に目の前で繰り広げてみせる、というのはやっぱりすごい。息を飲むような、というものはないが、それでも目を釘付けにするだけのものはある映画に仕上がっている。 [review][投票(1)]
★5映画は映画だ(2008/韓国)序盤の主演二人が邂逅するシーンは出色。特にソ・ジソブがすごい。アウトローとしての凄味と美学を身にまとい、見るものすべてを完全に制圧する。それはあたかも、甘美な毒薬のようだ。 [review][投票(2)]