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[コメント] 青空娘(1957/日)
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★4美しい色彩と高低を活かした画面。単純だが力強い、明朗なプロット構成。本作こそ初期増村の最高作だろう。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4冒頭3人の女子高生がセーラー服姿。背景は大海原。崖の上でわちゃわちゃしている。そのセーラー服には胸あてがない。3人は昔の女優言葉「よくってよ」。しかも若尾文子がどれだかわからない。大興奮だ。 [review] (ぱーこ)[投票]
★4高速で台詞をまくし立てなんら躊躇せずに行動していく人間たちの、その描き方はまるでサークだ。増村はイタリアでイタリア映画を学んだのではなくサークを学んだのではないか。若尾文子のポニーテールの揺れる様がまた良い。 (赤い戦車)[投票(1)]
★2スチュワーデス物語』系統の煮ても焼いても食えない作品。田舎出の少女東京を行くという東宝系アイドル映画の先駆として、いかにも類型的。敬して遠ざけたい世界。 (寒山拾得)[投票]
★5シンデレラのストーリーそのものだが、若尾文子の若さ、元気さで、シンデレラのような湿っぽさはまるで感じさせない。 [review] (青山実花)[投票(3)]
★5若尾文子の魅力、それに尽きる。 (アリ探し)[投票]
★3題材の好き嫌いとは別の話であるが、鈍重なスケール感を極力廃し、場面転換の速さと画面にきらめきを与える風俗描写、若尾文子のスカートを膨らませる風の心地良さを大事にした佳作。ヒットした大衆歌謡曲に通じるような細やかな神経が行き届いている。 (ジェリー)[投票(3)]
★3初っ端からしてブレッソン級の早撮りスナップ攻勢。たとえ岩場から落ちようが、たとえ出来上がった写真がピンボケだろうが、そんなの関係ねぇ。終始そんな調子で突き進むところに、この作品の輝きがある。カラー映えも上等。若尾ファンには至宝の一本。 (リヤン)[投票]
★5フィルムの色の驚異的な彩度。東京駅に入って来る列車の高揚。滅茶苦茶に明るいが、その底には古い衣を振り捨ててゆく一抹の悲哀が漂い、それがこの映画に気品を与えている。 ()[投票(1)]
★3古びて見えるストーリーもササっとテンポよく見せられたら腹も立たない。日活なんかで作られたら恐らくもう30分は長かったろうと余計な感想。最後の方の若尾文子から信欣三への一言が一番の見せ場に思う。 (檸檬)[投票]
★5決して単純に扱えるような題材ではないはずなのに、その高いハードルを楽々と越えていく増村保造の天才ぶりと、ポニー・テールの若尾文子を堪能する映画。久々に青空に向かって叫びたくなる、時代を超えた真の傑作。 [review] (ナム太郎)[投票(4)]
★4通俗という言葉を大衆を引きつけるという賞賛の意味で使うとするならば、この作品は日本的集団秩序を破壊すべく若尾文子という大衆を魅了するどこまでも個的な女の存在を使って、その甘えの構造に向けて放たれた増村保造による確信犯的通俗映画だ。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4しかし徹底して泣かない娘だねェ。あのタフギャルぶりは、「青空娘」の名に恥じない。俺としては涙のひとつも浮かべてほしいシーンもあったりするんだけどね。 [review] (水那岐)[投票(3)]
★5マエストロ増村が腑分けしてみせる、「日本のココがダメじゃん。悔い改めよ」映画。しかも、喜劇!!頭がイイヒトには、本当に敵わないなと心底思い知る。 [review] (ボイス母)[投票(2)]
★4何という屈託の無さ!今の日本に欠けている何かを、力業で教えてくれるようなパワフルな映画。 [review] (緑雨)[投票(4)]
★3笑っちゃうぐらい爽快なお姉さん。高校美術教師とのあっけらかんなやりとりも面白いけど、ミヤコ蝶々がやっぱり一番。笑いも爽やかだー。 (megkero)[投票(1)]
★4僕らのおやじたちが体験していた「東京」。おやじたちが体験していた「空気」。おやじたちが体験していた「屈折」。おやじたちが体験していた「未来」。おやじじたちが体験していた「青春」。そしてそれを、今の僕たちが体験できる歓び。 [review] (ちわわ)[投票]
★4どっぴーかんな彼女の清々しさはもはや再現不可能。というか、こんな日本が再現不可能かも。このオレでさえ、あの海岸に立ったら「あーばーよー」と叫んでしまいそうだ。 [review] (ピロちゃんきゅ〜)[投票]
★4シンデレラ・ストーリー(シネマ)を踏まえて高度成長期でコメットさん(テレビドラマ)になる過程っていうか、日本映画のエポックメイキングな作品。「青空娘」恐るべし! (かふ)[投票]
★5観ながら「そうだ!」「Yes!」「御意!」と何度も画面に向かって言っていた。[Video] [review] (Yasu)[投票(6)]
★3なんか昔の大映ドラマの雰囲気が・・・。若尾文子はいいんだけど。 (buzz)[投票]
★4タイトルそのままの抜けの良いカラー画面の中で、いい調子で飛び交うロジカルで歯切れのいい台詞の気持ちよさ。そして、タイトルロールとは正反な若尾の粘液質のキャラが醸し出すギャップがやけに色っぽい。 (けにろん)[投票(3)]
★4田舎と東京の距離感、お屋敷、車、ジャズ、銀座、憧れから恋への甘い痛み、欲望と思いやり、家族・・などなど、いまでも考えるべきテーマが、勢揃い、って感じ。日本はここを通ってきたんだな、って感じ。こう考えると、若尾文子が戦後の日本人女性のある部分をつくったのかもしれない! (エピキュリアン)[投票(4)]
★5「青空さん、こんにちは。」時代の劣化に負けずに、作品が色褪せていません。とにかく、とことん元気をくれる名作です。 (武似)[投票(2)]
★5沢村貞子に改心の「エーデル・ワイス」を期待したのは俺だけじゃないはず。抜群のテンポ感は一切の無駄を排そうという増村x白坂黄金コンビの相互批判の賜物か。もはや単なる相性の善し悪しでは片付けられない。 (町田)[投票(3)]
★4見た後に気持ちが優しくなる。若尾文子もいいが、ミヤコ蝶々も良い。 (直人)[投票(3)]
★5高度経済成長期の「灰被り娘」。もはや存在しない女性像ともう撮れないスピーディな展開。今の映画が作ろうとして作れない映画です。実は傑作。 ()[投票(8)]
★4爽快。その一言につきる。 (フライヤー1号)[投票]
★4いつものマイナー調が皆無で爽快感満点。若尾文子の陽の美がまぶしい。上質の朝の連ドラ、という感じ。 (ボヤッキイ)[投票(3)]
★5ストーリー展開の速さと若尾文子の初々しさで「清涼感」をもたらす一本! 赤いスカートに白いブラウス、そしてポニーテール。そのどれもが、この映画の若尾文子の代名詞だ!  (若尾好き)[投票(4)]
★2昭和30年代初頭の東京がフルカラーで観られるのが嬉しい。 [review] (G31)[投票(3)]