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[コメント] 侍(1965/日)
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★5ファナティックな喜八の潜在資質が全開する桜田門外の変。導入の驚異的テンションが冷めぬままに橋本忍の手練手管の脚本を受け演出・編集が冴えまくる。『椿三十郎』と正反キャラを好演する小林桂樹他の紛れ無きオールスターズに涎垂れ流し状態。 (けにろん)[投票]
★4どこまでも冷徹で不気味な伊藤雄之助が光る。東野英治郎はもっとやりようがあるだろうに。 (パピヨン)[投票]
★3三船の運命が示唆されるタイミングがもっと早ければサスペンスとして盛り上げようもあったろうし、あるいは終焉ギリギリまで引き伸ばしていればギリシア悲劇のような絶望が生まれたかもしれない。岡本演出のメリハリの良さや伊藤の怪演が、橋本脚本の荒を隠す。 (ぽんしゅう)[投票]
★4そりゃあ面白い映画ではあるんだが、ちょっと説明的な台詞が多すぎる。伊藤雄之助の印象が大きいので、回想場面が挿入される度に現代パートのテンポが損なわれていると思う。しかしラスト「桜田門外の変」の編集のキレには参るほかない。 (赤い戦車)[投票]
★3三船さん凄い!の一言。自身化け物顔の伊藤雄之助が「化け物を見た」てな顔をしてるのが問答無用に説得力。 (G31)[投票]
★4雪に始まり雪に終わる映画。のちの『斬る』ほどではないにしても、ここでも和傘の使い方が印象的。三船敏郎の粗野な明朗さは徐々に伊藤雄之助の不気味さに呑み込まれ、映画の不穏な空気は決定的なものとなる。 [review] (3819695)[投票(3)]
★5のちのちの『助太刀屋助六』に通ずる殺しの意味合い。ただしこちらは極めて凄絶である。三船の雇い主となる(すなわち父代わりの)伊藤雄之助の冷酷さを顕わにした顔貌が、三船にとってはあまりにも哀しすぎ、ラストシーンの三船の表情が哀れを極める。 (水那岐)[投票]
★5ここまで全体をふくらませ、しかもそのすべてを一つのクライマックスにまとめ上げる、岡本喜八の監督としての力量、スケールの大きさを思う存分堪能できた。そして監督にこれだけの器量があってこそ、役者を映画の中で存分に輝かせることができる、ということを再認識させられた。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★3戦前から幾度も映画化されている郡司次郎正の原作自体、喜八が演出するには古臭さ過ぎ、或いは直線的過ぎたのだろう。活劇よりも台詞が多い中盤、特に東野が新珠を説く場面などはまるで別人の映画のようだった。こういうのをモノにして海外評価を得るのは黒澤や小林正樹の仕事で、喜八は喜八のままでいい、と俺は思っている。 (町田)[投票]
★3演じる全ての人の台詞がちゃんと聞こえ、内容が伝わってくる。時代劇で希有な体験。伊藤雄之助は『椿三十郎』の剽軽な家老から一転、非情なテロリストを演じて絶妙。「桜田門外の変」の歴史的意味も教わりました。八千草薫の可憐さは驚嘆ものです。 (トシ)[投票(1)]
★4「馬鹿めっ、日本から侍がなくなるぞっ!」:侍になりたかった男が、自身だけでなく体制まで壊してしまう。絶妙の脚本と凄絶な映像。やはりこの二人だな。 (sawa:38)[投票(2)]
★4橋本忍の脚本は単なる職人芸の域を超えている。[Video] (Yasu)[投票]
★5父親の命を奪いに鶴千代が篭へ向けて走れば走るほど、観ている側はその運命に対して辛さを覚える。 (タモリ)[投票]
★3残酷貴種漂流譚。 [review] (たかやまひろふみ)[投票]
★5雪の舞い散る桃の節句、全てが凍りつき、全てが砕け散る。 [review] (あき♪)[投票(3)]
★3[ネタバレ?(Y2:N0)] 三船敏郎と松本幸四郎が親子というのはあまりにも違和感がありすぎる。そんなに歳離れてないだろう(笑)最後、桜田門外の変の殺陣はラグビーの試合観てるみたいだった。脚本は非常に面白い。 (斎藤勘解由)[投票(1)]
★3三船敏郎より伊藤雄之助が良い。「もそっと血を冷やせ」…うぉっ、鳥肌。(02.02.02@シネフェスタ) (movableinferno)[投票(4)]
★5カット割りのかつかつ感が凄くいい。三船敏郎の鼻毛抜き。 (ペンネンネンネンネネム)[投票]
★4《ペペロンチーノ》さんに一票!凄い! [review] (chokobo)[投票(1)]
★3野心と義心が混同するテロリズムの現実。歴史のいたずらは巨きな歯車と小さな歯車で同時に起こり,歯軋りしながら廻ってゆく。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★5戦闘シーンの画の迫力が凄い!岡本喜八の魅力爆発!! (Curryrice)[投票]
★5この世に存在する「侍」映画の中で、最も切なく、激しい大傑作! シリアスな岡本喜八は凄い。ただ、ただ凄い。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4ラストの無情感。主人公に隠された衝撃の真実を知らないのは本人だけという不条理さ。凄みを感じます。 (荒馬大介)[投票(1)]