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[コメント] 侍(1965/日)

残酷貴種漂流譚。
たかやまひろふみ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







鼻毛を抜き、こちらをギョロリと睨むオープニングは最高なんですが、三船敏郎は頼れる剣豪アニキではなく、階級差による失恋から立ち直れないモラトリアムあんちゃんなのでした。 (思い人が忘れられず、面影の似た女将に入れ揚げ飲んだ暮れる始末。)

「このままじゃ終われん!」と、大老暗殺によって名をあげようと画策するも、計画の過程で心を許しあった友を組織内の「犬」として斬ってしまい、更に井伊直弼こそが彼の生みの親であることが明らかに。

最後は思い出すのも気が滅入るほど陰惨です…。

(評価:★3)

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