★3 | 菅田が好きで、若手では実力No1と評価したい。作品自体は、原作通りで面白い。が、漫画シーンが頭に再三浮かんで来るのは、漫画を超えていないという事か。古手たち(舘、準、橋爪ら)が楽しんでいるのが一番。山崎の手際の良さ(VFX)は光る。浜辺はいつも可愛い。 (KEI) | [投票(1)] |
★3 | 田中泯演ずる平山忠道造船中将の圧倒的な存在感・説得力・リアリティ。その周囲に配置された役者もVFXも全て茶番。何よりも冒頭の汚れひとつない大和の戦闘シーンはいくら新造戦艦とはいえリアリティに欠けるし、大業な菅田・浜辺の演技は空回りにしか見えない。『大戦』をタイトルに掲げるには失笑。ただし柄本佑はよい。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★3 | この監督は、その人らしく無い役者達ばかりで映画が成立する、ということを証明した。重い演出ばかり跋扈していた太平洋戦争映画が次のステージに到達した感がある。後付け歴史語りの胡散臭さがよい。同時に当時の軍指導者の「失敗の本質」も突いており、虚実皮膜のメディアたり得ている。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | 巻頭のVFXは、かつて見たことのないシーンの連続で期待も膨らむ。 [review] (トシ) | [投票(1)] |
★3 | 数字は嘘をつかないけど、数学はそこまで万能じゃないだろう。しかしながら、大和が造られることが歴史上明白であるうえでの、このストーリー展開。面白かったです。 (さず) | [投票] |
★3 | 戦艦建造費の見積額の誤謬を証明する、というなんとも気が滅入るような、みみっちい、貧素な、こじんまりとしたお話を、よくこゝまで娯楽作として盛り上げたと思うが、その分、主人公・菅田将暉をはじめとして、舘ひろし、國村隼、橋爪功、小林克也ら軍人達は、戯画化され過ぎているきらいがある。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★3 | 終わりになるまでちゃらい映画だと思っていた。ラストはなかなか言ってくれるが、真面目に考えれば軽い。 [review] (ぱーこ) | [投票(3)] |
★4 | 理論的に完膚なきまでに否定される巨砲戦艦のデモーニッシュな美しさが、日本人の業と結びつく甘美なまでの自死への渇望。かくてこの国の民のため用意された結論が提示され、戦後のベストセラー「日本教」の存続は明白に証明される。ここは情念の国だ。理論の正義を信ずるものは『宇宙戦艦ヤマト』の執拗な復活すら理解は叶わないのだ。 (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 冒頭の戦闘シーンは反戦映画として十分の迫力。この部分と田中泯を観る映画。 [review] (もがみがわ) | [投票(2)] |
★3 | 最後の説得の論理は、戦後尚巨大戦艦に魅了され翻弄された一国民として、予想外にも腹にこたえた。☆3.6点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
★4 | 最終ショットの壮麗な画と裏腹に感じる背徳と、事前にその将来を冒頭シーンで知らされているが故の複雑さが素晴らしく良い。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 天才を翻意説得するなど舘五十六のヤンキー脳では無理やろが罷り通る映画帝国の愛すべき虚構。単線構造のプロジェクトXを牽引する菅田の振り切れの横で徐々に感化される柄本も好佇まい。大団円後、世界観を転倒させる悪魔の囁きも気が利いてる。 (けにろん) | [投票(5)] |