★4 | 役者に個性を展示させるという目を覆いたくなる演出の営みが語り手の度重なる転変を経て造形の放過に至れば、場が人格の隙間を埋めていく。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★5 | 政治家みたいな話。100/100 [review] (たろ) | [投票] |
★4 | 原作既読。若干、琴ちゃん=貫地谷しほりは小説のイメージと違うんじゃないか、と......。美女設定じゃんw あとラストの「睨み」の表現ね、僕の解釈では「そう見えた」だけ派。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 最近部下に言った言葉:「俺の(宇宙の)邪魔だけはするなよ!」 (Soul Driver) | [投票] |
★3 | ミステリと純文学と芝居と映画の混ざった感じ。4人+1人の若者がそれぞれの生活を引きずりながら、あの狭い2LDKで辛うじて希薄な関係性を保ちつつ展開する群像劇。軽薄な台詞で陰湿なエピソードを転がしながら、ラストの後味の悪さへ突っ込んでいく。 [review] (まー) | [投票] |
★3 | 原作既読。キャラクターは生きていたし表現されていたが、やっぱり二時間の限界を感じちゃう。ただ、あのパレードの風景は感じられたから良かった。 (あちこ) | [投票] |
★4 | 希薄な人間関係の崩壊のさまを見事に描いた傑作。痛みもないかわりに,真の安らぎも理解もない関係。一つの事件を契機に,全ての登場人物の人間性が浮かび上がるのは秀逸。これほどの出来の日本映画は久々! [review] (uswing) | [投票] |
★4 | 軽薄そうに見えて、誰しも深い心の闇を抱えている。皆それぞれ確信犯として上辺だけの付き合いに臨む。そうじゃないと楽しいパレードが台無しだ。現代風の人間関係を鋭く切り取った傑作。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 今風の若者達の共同生活。この作品の登場人物達に何となく好感を持てたのは自分でも不思議。。重いテーマだけど、心は沈みませんでした。 (teobit) | [投票] |
★4 | 映画には出てきませんが、出演者が語る予告編が面白かった。 [review] (chokobo) | [投票] |
★3 | 現代社会を切り取っているようには見えない。風刺と言うより、これはシチュエーションドラマであり、舞台だ。実際の人間関係を斬るならエッジはもっと鋭くなければならないし、とするなら画的にキマる映画ではなくなると思う。☆3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★4 | やがて文学・・・ [review] (ぱーこ) | [投票] |
★4 | 「曖昧さが生む安心感」は、いずれ「曖昧さによる危機」を迎える。そして「曖昧にしか自覚されない危機」は、漠然たる安心幻想を求めて、さらに強固な「あいまいな連帯」を模索し伊豆高原をめざす。これは若者ではなく、我々の「曖昧な社会」の話じゃないか。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 笑いながら堕ちるか、泣きながら降りるか──観客のいないパレードは、さまよいながら断崖絶壁に突き進む。 [review] (林田乃丞) | [投票(5)] |
★4 | 「上辺だけの関係でなければ壊れてしまう」という序盤のサトル(林遣都)の台詞が全てを表している。清清しいまでに互いに対して無関心な関係性。そこに1つ前提条件が加わるだけで、その世界は崩壊するのである。 [review] (Master) | [投票(3)] |
★4 | 都会で暮らす若者の不健全な青臭さと異常性。自分にはとても受容できない他人の感性。
一方、シンプルに暮らせる我が身の幸せを認識させてくれる。
映画館で刺さったトゲはなかなか抜けず、そのトゲが次第に心地良く受容できる。2→4
(しゃけはらす) | [投票] |
★4 | マルチバースとは、打って守って走れるバースのことではない。だってそんなバースはいないからね。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(9)] |
★5 | 行定演出が手慣れてエッジが効いてない感もあるが、この混沌の呈示の仕方には惹かれる。今という時代を冷徹に照射する為には、此岸に立ち返った帰結に凡するより彼岸に埋没しゆく地獄をこそだ。役者たちの全き破綻の無さにも惚れ惚れした。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | ルームシェア、しかも4人も2LDKで暮らす若者の日常。その光景は、結構面白かった。会話がやはり今風で新しく、あの、うわべだけの会話を共有し得る怠惰な空間というのはいかにも現代的である。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★3 | 演出家の意図した通りのものが作られているとは感じる。すなわち、キャラクタに踏み込まない「浅さ」に徹することで異常性を暴くこと。しかし照明の突出ばかりが目立つ映画だ。藤原竜也が林遣都を尾行・監視するシーンはやや面白い。〈覗く-覗かれる〉関係の画面にはサスペンスと笑い、つまり映画性がある。 (3819695) | [投票(1)] |
★4 | この水準の邦画には年に数えるほどしか出会えない。脚本演出の出来は青春群像劇の良作『ロックンロールミシン』を上回っていて、行定勲を大いに見直すことになった。 [review] (shiono) | [投票(5)] |
★3 | 現代の怪異譚として成り立つ作品だが、惜しむらくはラストの衝撃は予想可能であり、こちら側には希薄なショックすら伝わってこない。構成上の誤りであり、主人公を誰と決定付けず均等に撮ったところにそもそもの敗因はあったのではなかったか。林遣都のクールな現代っ子ぶりは好演であったほか、他のメンバーも押しなべて今の空気を呼吸するキャラクターを演じおおせただけに、この躓きは痛い。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |