★5 | 劇的な何事もないのに充ち満ちる郷愁。計算も多少はあるのだろうが清冽な映像は見たことのない域に達している。野外上映のスクリーンに代表されるストーリーと直に連携しない風景のフレームの切り方が巧く、そういうカットが計算外に意味を醸し出すのは見物。 (けにろん) | [投票] |
★5 | 素晴らしい表題です。
[review] (Ikkyū) | [投票] |
★4 | とても美しい映画。いい話じゃないけど、いい映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票] |
★4 | 「風塵」の題名通り、「煙」「雲」が流れ消えゆくものの象徴として扱われている。タバコの煙や畑の野火もそうだが、最たるものは兵役に行く主人公の傍らで祖父が鳴らす爆竹の煙だろう。林の梢と曇り空を捉えつつ、右に移動していく画面も分かりやすい例。また、ラストカットは雲間から漏れる陽光である。 [review] (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 俳優の周りの空間を取り込む構図感覚に磨きがかかり、浅い被写界深度による画面整理も実に上品。端役にまで演技と思わせない塩加減の演出を施していく作品掌握力がすごい。ここまでいくとうますぎるいやみが出るところ、訥々とした語り口にして抑制を利かしたところに監督の聡明さが伺える。 (ジェリー) | [投票(3)] |
★3 | 雰囲気は良いしところどころ美しいカットもあるが、俺にはものすごく退屈。どうやらこの監督とは波長が合わないらしい。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★5 | トンネル、窓の柵、テレビ画面、野外スクリーンといったリー・ピンビンが作りだすフレーム内フレームが、故郷から切り離されていく二人の心象を暗示して美しくも切ない。兵役へと赴く少年を見送る少女。二人の決して交錯しない視線も初々しく、痛々しい。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | うーん。いとおしい映画だ。15,6の恋ってそんなもんよ。人生の真実をどんぴしゃで決めちゃったから、ほろ苦いと言うより苦い映画になったね。台湾でも富山の薬売りみたいなのがあったんだ。何から何まで日本によく似ている。ちょっと(50年ほど)日本だったんだからね。
[review] (セント) | [投票] |
★4 | 吹き荒ぶ風を暖かく感じた頃もあった。今そよぐ風は、身を切るように痛く、その風が連れて来た塵が眼に入って痛かった。痛くて痛くて、涙が止まらなかった。でも今は、それでいいと思った。 (モモ★ラッチ) | [投票(2)] |
★4 | 日常の一コマの繋ぎ合わせを映画にしたような映画。2003.4.13 [review] (ハイズ) | [投票] |
★4 | セリフが少なく、ストーリーと直接関係ない映像が多いので、ボケーと見てると話の展開についていけなくなる。でもそれはそれでよい。ストーリーを追うことに意味のある映画ではないから。 (ハム) | [投票] |
★5 | 上手く甘えられない人にとって、初めて失ったと知る想いは、一生消えない心の痣。年を重ねると、痛みは和らぐ。でも忘れる事はない。それは強さにもなるけど、弱さも認識してしまう。人はより強く願えば、破滅や誕生に縋る弱い生き物なのかもしれない。 (かっきー) | [投票(2)] |
★5 | ファーストカットから驚愕ものの素晴らしさ。こんなに痛い映画はない。完璧。
(ゑぎ) | [投票] |
★3 | 映像と雰囲気だけは良かった。女性像は男が喜びそうな性格。あとはもう少し音楽がよければ。 (ちゅんちゅん) | [投票(1)] |
★4 | 淡々として美しいラストシーンが印象に残っている。 (evergreen) | [投票] |
★5 | こんな情緒に満ちた風景と女性で、喪失感みたいなものが語られるというのは・・・なんと表現していいのか; 5点です。
[review] (YO--CHAN) | [投票] |
★5 | あんなじいちゃんが欲しい。 (stereotype) | [投票] |
★5 | このみずみずしさは沁みる〜〜、こんな清楚な女の子がいるなんて。一度でいいからあんな女の子と一緒に雨のなかを走ってどっかに雨宿りして、肌にはりついた白いシャツの上からブラジャーのラインを観察してみたい・・(注、この映画にそんなシーンはありません) (ニシザワ) | [投票(2)] |
★4 | 胸きゅん部門一位って所かな。 (TEte) | [投票] |
★4 | 風景が綺麗で、なんとなくノスタルジック。淡々と流れるストーリーだけど、そこも良い。 (甘崎庵) | [投票] |
★4 | とっても刺激的なフィルムだけど、もうちょっと短くならないかな。 (動物園のクマ) | [投票] |
★3 | ワシが思うに→ [review] (ボイス母) | [投票(1)] |
★5 | 侯孝賢といえば「悲情城市」が圧倒的な存在感ですが、これも同じくらい好きです。夕暮れ、野外映画を発見した少年が「映画だ」とつぶやくシーンは清冽この上ない。 (岡田和雄) | [投票] |
★5 | おじいさん(リー・ティエンルー)が素晴らしかった。侯孝賢の中で一番好きです。 [review] (tomcot) | [投票] |
★4 | 不思議な映画でした。映画って何かサービスしてくれると思うとアテがはずれる。美女は肌を見せないし、悪人が血まみれにもならない。話がよくわからなかったけど画像が圧倒的にきれいで詩的でした。 (ぱーこ) | [投票] |
★4 | 訥々と語られる物語。 [review] (ぽんた) | [投票] |
★4 | 光の粒がまぶしい。 (モン) | [投票] |
★4 | 少ない台詞と感性豊かな映像。最後の方に出てくる老人がいい。 (丹下左膳) | [投票] |