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ガブリエルアン・カットグラさんのコメント: 点数順

★3テキーラ・サンライズ(1989/米)メル・ギブソンカート・ラッセル…ありそうでない?組み合わせに興味があったのだが、人物描写の掘り下げが浅く、演出もキレがない凡作。にもかかわらずこの採点なのは、一重にコンラッド・ホールのムーディな雰囲気漂う天才的な撮影技術ゆえ。[投票]
★3ジョン・レノンの僕の戦争(1967/英)ナック』然り、リチャード・レスター監督作にはマイケル・クロフォードがよく似合う。…ナンセンスなバカ騒ぎの中に無造作に挿入されるモノクロの戦争は衝撃的だが、例えば『博士の異常な愛情』のような発狂したブラックユーモアとまではいかない。[投票]
★3踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003/日)予備知識ゼロで鑑賞。楽しげな雰囲気・組織の冷徹な機能美・個人の意地…前半は満点だが、後半のあざとさにがっかり。及第点以上の評価は無責任と感じた。がそれはともかく…組織のしがらみを打ち砕く怒りのマグナム…とゆーのはもぉ時代遅れなのかなぁ^^;[投票]
★3HELP!四人はアイドル(1965/英)「傑作選」より:奇想天外なイントロに、さすがはレスター監督っ♪とワクワクしたのだが…コメディなのにテンポが悪く、ギャグも空回り気味で笑えなかった。だがビートルズが歌を披露するシーン…特に雪山でのそれは、素晴らしい名場面と言ってもいいだろう。[投票]
★3百一夜(1995/仏=英)「傑作選」より:新旧様々な名作(『カリガリ博士』から『レザボア・ドッグス』まで!)の引用が映画ファンにはたまらなく嬉しい。だがその引用と、大挙登場する豪華スターの魅力に頼り過ぎ、肝心の本篇がおろそかになっている。メルヘンに徹して欲しかった。[投票]
★3ジャック・ドゥミの少年期(1991/仏)ジャコ少年を演じる3人の子役の愛くるしい演技と、それを見つめるアニエス・ヴァルダ監督の優しさが溢れる、柔らかい光を捉えたモノクロ画面…だが、各所に挿入される、後の少年の監督作や彼のコメントが、観客から想いをめぐらせる楽しさを奪っている。[投票]
★3ドロップ・ゾーン(1994/米)とにかく全篇に展開されるスカイダイブシーンが圧巻!職人監督ジョン・バダムが手堅い仕上がりを見せ、ヘタに込み入った内容にせずにダイブの魅力を充分に堪能させてくれる。ただもう少しつっこんだ内容にしてもよかったのでは…。[投票]
★3女がいちばん似合う職業(1990/日)とにもかくにも全篇に詰まった桃井かおりという特異な女優の魅力がだいばくはつ!煙草は吸う、肩はこる、人の言うこと聞かない、そのくせ寂しがる、○○大きいのに走る、●●●ほったらかし…。躍動感溢れる丸山昇一の脚本にも注目だ。[投票]
★3デュエット(2000/カナダ=米)山あり谷ありの人生だけど、ほんのつかの間歌を唄う時だけ自分を自由に解放できる…そんなカラオケの魅力が伝わってくる佳作。肝心のグウィネス・パルトロウのパートが弱いのが難点だが、他の二組のドラマがいい味を出している拾い物だ。[投票]
★3ドラゴン ブルース・リー伝説(1993/米)あのブルース・リーの代わりなど誰にも出来ないのだから、その意味でジェイソン・スコット・リーの熱演は見事である。夫人の手記が原作なので家族愛が中心だが、個人的には彼の主演映画の舞台裏や死の真相についてもっと描いて欲しかった。[投票]
★3西部魂(1941/米)「OKってどういう意味だ?」と訊ねる人夫や、原住民族相手の電線敷設交渉が興味深い。内容的にはソツなくまとめられているが…フリッツ・ラング監督作ということを思うと手放しでは喜べない。美しいカラー画面(夕陽を背にした墓標と電線!)が印象的。[投票]
★3コマンチェロ(1961/米)荒野の中の秘密のコミュニティという設定が興味深い。いつもどおりのジョン・ウェインの無敵の活躍を描いた今作が遺作のマイケル・カーティス監督とはきっと幸せな人だったに違いない。頭の皮を半分剥がされたリー・マービンの凄い形相が印象的。[投票]
★3サイバーネット(1995/米)設定の古さは否めないが、ネット世界を視覚的に表現しようとした試みは『マトリックス』の先駆けとも言え興味深い。あどけなさのビミョーに残るアンジェリーナ・ジョリーの存在感が抜群で、マシュー・リラードら脇役陣も個性的。だが肝心の主役が…。[投票]
★3ラブリー・オールドメン(1993/米)おかしな二人』のよーなゲラゲラ笑いを期待したが…老人が直面する現実がそれなりに描かれ、ふたりの年老いた姿もちょいキツいかも。バージェス・メレディスのなんともパワフルなじいちゃんぶりと、ケビン・ポラックの誠実な男っぷりが嬉しいぞっ♪[投票]
★3バイオレント・サタデー(1983/米)「真実とはバレない嘘」…か。BGMが妙に安っぽく、まるでTVドラマのようだと思っていたら、なるほどこういうコトかと納得。ペキンパーの遺作だが、彼の「虚構」に対する告発は21世紀の今なお痛烈だ。「…My bet is …you can't do it. …Go ahead and try…」[投票]
★3アルビノ・アリゲーター(1996/米)これが初監督とは思えない、ケビン・スペイシーの舞台劇を思わせる確かな演出力に注目。だが、同タイプの個性派俳優が集まり過ぎて彩りに欠け、無味乾燥なのが難。賛否両論とされる展開も、それまで大切に積み上げてきたサスペンスを放り出したような感。[投票]
★3いつかギラギラする日(1992/日)そそる(笑)題名から、こってりしたピカレスクロマンを期待したのだが…意外な薄味にがっかり。この作品では何より木村一八にこそギラギラした魅力が必要不可欠のハズなのに、彼の印象が弱いのが難点か。読経する警備員と靴屋の安岡力也が良かった。[投票]
★3ワイルド・スピード(2001/米)マッドマックス2』を彷彿とさせるカーチェイスとヴィン・ディーゼルの迫力が見ものだが、期待した程スピード感が演出できていない。物語のテンポを考え、鋭くコンパクトにまとめて欲しかった。主演のポール・ウォーカーに野性味が足りないのも難。[投票]
★3マン・ハント(1941/米)ヒトラーを照準に捉え、引き金を引く主人公!拷問を受けた彼の姿を、引きずられた足のあとがついた絨毯と暖炉の炎からの影だけで表現するフリッツ・ラング監督!…だが中盤、緊張感が一気に抜けるのが難。子役(!)のロディ・マクドウォールに注目。[投票]
★3ポルノスター(1998/日)この作品…評価は「最高」か「最低」の二通りしかないと思う。感情移入を完全に拒否する少年の姿に「甘え」以外の何かを見出せなかった私は、やはり後者に属すると認めざるを得ない。だが…あのスケボーのシーン。何故か判らないが、あれが私の琴線に触れた。[投票]