★5 | 「障害者の性愛」という特殊性が、いつしか普遍的な「愛の障害」を描いた物語へとスイッチする、それが李滄東の『オアシス』。癒しと潤いの理想郷というには程遠くとも、その存在することを厭わず、当たり前のように受け入れて呉れる唯一の場所、それが姫と将軍、二人の”オアシス”。紛れも無い傑作。ジーンズ、部屋着、車体、空。吸い込まれるように美しい「水色」の映画です。 [review] (町田) | [投票(3)] |
★5 | 2人の壮絶な演技にまず舌を巻いた。そのため、二人の世界が際立つ崇高さを持ったと思う。この映画は、健常者と身障者との関係というより、社会的弱者と一般人との関係を描いていると僕は思う。家族でさえ、弱者を切り捨てるのだ。 [review] (セント) | [投票(3)] |
★5 | 恐れを知らぬ挑発者、イ・チャンドン。こいつは9回裏無死満塁の場面でド真ん中に直球を投げやがる。投げた球ときたら160キロの豪速球で、キャッチャーを吹っ飛ばしうなりをあげながら観客の心にでっかい風穴を開けるのだ。 [review] (movableinferno) | [投票(3)] |
★5 | この世には圧倒的に美しいものと小汚いものがある。越境を恐れ同一地平でたゆたう者は美しいものの価値に永久に気付くことはない。そして、それに気付けば、決して適わぬ想いも「心の温もり」が適えてくれるかも知れない。切ないまでの真ラブストーリー。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | ジョンドゥとコンジュの幻想の中での美しい“オアシス”。それが他人からは誰にも理解されないという事実・・・ “オアシス”が美しいほど、痛みが強まる。 [review] (Keita) | [投票(1)] |
★5 | リアリズムを突き詰めた先のロマンティズム。地下鉄ホームでのカラオケの続きの件には、美しさと切なさと、そのほか表現しきれない感情が溢れている。石牟礼道子の「ゆき女きき書」すら想起させ圧巻。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★5 | ムン・ソリさんを愛します。『ロミオとジュリエット』だった。 [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | なんかもう圧倒的。それなりに好きな「ジョゼ」が猫パンチだとすると、こいつは全盛期のタイソン級。階級も格も違う。それが悔しい。 [review] (Soul Driver) | [投票] |
★5 | とにかく、ムン・ソリとソル・ギョングの剥き出しの愛情のぶつかり合いが創り出す世界の生々しさに圧倒されました。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★5 | 韓流などではない。誰もが持っている恋愛に対するコンプレックスがデフォルメして画かれている。誰にでも恋愛する権利がある。そんな本気をバカにする権利は誰にもない。 (フェデラー) | [投票] |
★5 | 頭がちょっと足りない男と、障害者の女の愛の物語。キミたち、脚本とはこういうモンだよ、と諭されたくらいの緻密な構成。たぶんイ・チャンドンは、ワイルダー級の力量かもしれません。だからと言って、多くの人が見るわけでもないのね。映画って不思議。関係ないけどDVDのパッケージはイケてない。あれじゃ、アングラな二人芝居と思われそう。 (Linus) | [投票] |
★5 | ジョンドゥの無償の愛に感激。自分もなんのフィルターもかけず、まっすぐに見る目を育てなければ・・・と感じました。 (まきぽん) | [投票] |
★5 | 世の中は偏見で動いている・・・。自分もそのうちの一人かもしれないが・・・。 (コマネチ) | [投票] |
★5 | 障害者を描くのだから、絶対いい作品にしてみせるという気概が感じられる。すごい。 (kenichi) | [投票] |
★4 | 二人のオアシスを襲う黒い魔手。その影を無心に叩き落すジョンドゥ(ソル・ギョング)は現代のロミオ。窓から身を乗り出し懸命に応えるコンジュ(ムン・ソリ)はジュリエット。偏見という名の常識の中で、現代の恋愛弱者の愛の純度は普遍を極める。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 「あんな女によく欲情するな。お前、変態だろ?」 [review] (たかやまひろふみ) | [投票(3)] |
★4 | 異形の愛を見据えたときの、どうしようもなく生じる不快感に否応なく向き合わされてほとほとまいってしまった。偏見による人間性の否定は、誰にとっても他人事ではないのだが、「偏見を排して理解する」は難事であり、痛みそのものなのだ。 (よだか) | [投票(3)] |
★4 | 恋愛というのは2人にしか分からないものでいいのだと励まされた。周囲に説明のしようがない/説明をするつもりもないというので良いのだな。 [review] (モロッコ) | [投票(2)] |
★4 | 主演の2人が障害を持った人でないと後で知って驚いた。それほどリアルに迫った演技だったように思う。特にムン・ソリの場合、それは今までの“常識”に挑戦することでもあった。「男の場合ならともかく、女優がこのような役をする訳がない」という常識に、である。そして見事に僕の常識は転覆させられてしまった。参った。 [review] (かねぼう) | [投票(2)] |
★4 | それぞれのオアシス、それぞれの影。 [review] (くたー) | [投票(2)] |
★4 | もの凄い映画だった。 2004年5月9日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(2)] |
★4 | 随意筋と付随筋。障害の描写より家族の描写が容赦なくていい。 [review] (ぱーこ) | [投票(1)] |
★4 | 人からは「描写がきつい」とか「重い内容」など色々聞かされてたので構えて観てたんですが、良い意味で裏切られました。重い内容であるのは間違いないですが、僕の中では久々に観た大恋愛映画でした。 [review] (ギスジ) | [投票(1)] |
★4 | 中学生のころ、職場体験という夏休みの課題があって、1週間ほど身体障害者向けの福祉施設で身障者の身の回りの世話をしたことがあった。仔細は省くが、それ以来、はっきり言って身障者と接するのが苦手だ。 [review] (田邉 晴彦) | [投票(1)] |
★4 | 日本でこの映画はできないと思った。なんでかわからないけど。 [review] (あちこ) | [投票(1)] |
★4 | 多分「しょせん健常者の視点なんだろ」という批判が出ることだろうが、それでも作ったことに意義があるのだと思いたい。[Bunkamuraル・シネマ1/SRD] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | ムン・ソリにただただ脱帽。やらせたイ・チャンドンもすごい。ファンタジーとリアルの結合ではあるが、リアルを狙ったはずのところもやはりご都合主義でファンタジーに見えて引いてしまう部分があるのだが。 [review] (SUM) | [投票] |
★3 | タイトルは「馬鹿な男」の方が適切では?というくらい男が馬鹿。こいつが馬鹿過ぎて疲れてしまった。すごく惜しいなぁ、と思ったことは、 [review] (ころ阿弥) | [投票(2)] |
★3 | 主演2人の演技はアジア屈指の濃厚さ。しかし主人公の根がクズすぎるのが共感できず、何をやらかすか常にハラハラさせられる居心地の悪さがある。恋愛映画なのにイジワルなのだ。70/100 (たろ) | [投票] |
★3 | ラスト、二人は二人だけのオアシスを見つけたのだろう。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 女版ダニエル・デイ・ルイスですか。うますぎて逆にドン引きして入り込めない部分も。ソル・ギョングはムン・ソリに合わせすぎて無理しているような・・・。 (TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 脳性麻痺の女とレイプマンが主役なので風変わりだが、実のところベタな恋愛もの。2人の演者の芝居はたいへんなものだが、鳩や蝶、繰り返される健常幻想など、気に入らない演出も多い。 (ペンクロフ) | [投票] |
★2 | 最初レイプしようとしてやん・・・。それにコンジュの最後の行動も解せない。内容の薄いお話でした。 (ユウジ) | [投票(1)] |
★2 | 結局、なにがいい映画なのか分からないまま終わった、ここまで世間の評価と自分の評価が乖離するのも珍しい。。。 (ひゅうちゃん) | [投票] |