★4 | 実は本作も『夢二』のテーマがかからないかとずっと思いながら見ていたのだが、今回は代わりに『それから』でした。でもこのチャン・ツィイーの少女時代の回想シーン、いいですね。この映画、概して東北部の場面がいいです。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★3 | 擬似サーカスもどきの空中浮遊武闘よりも、今どきミュージカル風の多ショットアクションの方がまだ好み。列車による、これでもかの時間の引き延ばしも見事。ただ、本来のカーウァイらしさであるメロドラマ×年代記との噛み合わせが悪く映画全体の高揚感が不足。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★2 | 冒頭からスローの多用と降りしきる雨の効果で何をやっているの見づらく、まともにカンフーアクションを見せる気は無いのかと憤るも、監督がウォン・カーウァイであることに気がつき、最初からアクションが主題ではないと今更ならが気がつくのであった。 (ガリガリ博士) | [投票] |
★3 | 映像は悪くない。しかし、あのやたら強い床屋は一体何なのだろうか。本来の尺より短縮されている印象がどうにも拭えない。これまで一人称のモノローグを他用して映画を作ってきたカーウァイは今回武術界の歴史を描くにあたり、それを抑えよりスケールの大きい視点に挑戦したようだ。しかし、その試みは失敗していると思うのだがどうか。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] |
★2 | 実在の人物を描いた作品ゆえもあるだろうが、説明台詞が多くて乗れない。この期に及んでこの程度のアクションを撮ろうと思った意図が不可解。トニー・レオンってのも今更感アリアリだし。 [review] (緑雨) | [投票] |
★5 | ど素人のトニーをカット割りとスローで修飾したのではなく、カーウァイの必然としてそうなった。魂は逸らしてない。武芸に秀でても普通人な葉門を翻弄する時代の流れ。流れに抗して潰える高潔な魂ツィイー。ダダ漏れな情緒に浸りきる背徳的快楽。 (けにろん) | [投票(2)] |