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伊藤まゆみの映画ファンのコメント

故郷(1972/日)が好きな人ファンを表示する

東京家族(2012/日)************

★3「東京物語」を山田風に撮ると・・・という試みだが、自身の名作「息子」に話が進む度に似て来るし、葬式、カーフェリーのシーンは寅さんと同じ。予測通りでわざわざ撮る必要もなかったと思うのだが。 (KEI)[投票]
★2古典上演なら話以外で勝負すべきだろうに、演出も撮影も美術もいつもに増して凡。現代風俗への置き直しもつまみ食いで冴えない。戦死者の代役とはフリーターに失礼ではなかろうか。 (寒山拾得)[投票]
★5オリジナルをなぞる冒頭5分の柄じゃないいかがわしさに或る種の覚悟を感じた。半端な3・11への言及や主役の交代をカバーし得る最高ランクの演技のコラボが醸し出す高度な擬似リアリズム。山田以外にはリメイク不可能とさえ思わせる隘路を縫った達成。 (けにろん)[投票(3)]
★4東京物語』に比べ、登場人物がマイルドに。もともと儲け役だった夏川結衣がとても良く、妻夫木聡の泣き芝居は完成の域に。 [review] (3WA.C)[投票(2)]
★4吉行和子が卒倒する場面が好きだ。彼女が階段を上って行って異変を起こすまでの尺は、ほぼ恐怖映画の間の感覚である。異変に気付いた橋爪功が階段に向かうまでがワンカットなのもそれっぽい。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4「東京物語」が価値の大転換のなか過去との決別の時代(昭和28年)に人生の寂寥を描いた喪失の映画なら、本作は自信と希望を見失った暗く長いトンネルのような平成の世に、微かな光明を見い出す蘇生の物語だ。50余年の時空を超えて「今」を捕え直す巧みな翻案。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★5平々凡々たるを極めた映画。そしてここには山田洋次監督の数十年に及ぶ映画人生の精髄があると思う。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
★4今年の話題作であると同時に個人的にも小津を標榜する私としては気になると共に待ちに待った作品でもある。でもどうしてもオリジナルとの比較をしてしまう自分が存在する。でもそれは仕方のないことなのである。世界的名品のリメイクなのだから。 [review] (セント)[投票(4)]
★3一番は、登場人物の属性設定にまるでリアリティーがない。そこからいかなる情感も紡ぎ出し得ないでしょ。 [review] (G31)[投票(1)]
★3小津作品で一番気になる人物である三男にスポットを当ててくれたことが、ただただうれしかった。孝行したいときには親は無し。 (動物園のクマ)[投票]