山田信夫の映画ファンのコメント
めぐりあい(1968/日) |
路上にぶちまけるベアリング、狭いアパートの大人数暮らし、工事現場の小屋で泣いて左遷と、ベルモンドには決してなれない「知能指数低い労働者」黒沢年雄が印象深く淡々と描かれた。傍らには何の役にもたたない天使酒井和歌子。 (寒山拾得) | [投票] | |
野ザルのごとく傍若無人で幼い努と、雑草の中の名もない花のような典子というステロタイプのキャラも、黒沢年男と酒井和歌子というそのまんまんの人材が演じることで映画の進行とともに物語りに妙な説得力が出てくる。他愛はないが捨てがたい青春映画。 (ぽんしゅう) | [投票] |