★3 | トラッキングショット、エクストリーム・ロングショットに映画を見る/撮る歓びが溢れる。光の調子・被写体との距離・カメラの動作によってシーンの感情を巧みに描き分ける一方で、出来事と芝居の扱いがおろそかになりがちなのも若き映画狂らしい。紙屑が舞う開巻の光景から全力で映画の詩を綴っている。 (3819695) | [投票(1)] |
★4 | 非常に面白い映画だが、「とんでもない傑作」とまではいかない。しかし、日照り雨(狐の嫁入り)もダンスもこの処女作から描かれていて、カメラも移動しまくって、嬉しくなること請け合い。森の中を移動するカメラは矢張り美しい。 (ゑぎ) | [投票(2)] |
★3 | 凡作の中に光る侮れぬ非凡。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★4 | 映画的記憶に包まれて [review] (いくけん) | [投票(4)] |
★4 | 既にしてベルトルッチ的な官能性が随所に見られる。公園の容疑者たちを次々と捉えていくショットの何という快楽!最初の回想は『羅生門』、次の回想はドタバタコメディ、軍人のはヌーヴェルヴァーグのような街頭ロケが面白すぎるし、サンダルの男はノワール的で、若い男女4人組の青春映画っぽい瑞々しさ(突然の歌!)も良い。21歳にして様々なジャンルを横断してしまうその才能、恐るべし。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 推理劇ははなから放棄しているのだろう。映画小僧が愉しく撮ったのは二流の人生の活写であり、どれも味わいがある。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |