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町田さんのあらすじ: 点数順

★3炎の肖像(1974/日)当時「沢田研二&井上堯之バンド」として活躍していたジュリーの映画初主演作で、ロードムービー的なドラマシーンと、ライブパフォーマンスを捉えたドキュメンタリーシーンを融合させた、ちょっと野心的な作品。監督は藤田敏八とその盟友加藤彰。<日活/96分/カラー/ワイド>[投票]
★3赤ちょうちん(1974/日)立体駐車場で働く久米青年(高岡)に新しい彼女が出来た。可愛い可愛い霜川幸枝ちゃん(秋吉)である。若い二人は早速同棲生活を始めるが、その部屋に以前棲んでいたという憐れっぽい中年セールスマン(長門)が転がり込んで居着いてしまったもんだから、どうにも困ってしまう。 女優秋吉久美子の主演デビュー作で、続く『』『バージンブルース』と「秋吉三部作」を構成する藤田敏八の”脱ロマンポルノ”宣言作。<日活/93分/カラー/ワイド>[投票]
★3網走番外地 荒野の対決(1966/日)仮釈を得た橘信一(高倉健)は相棒の秀(由利徹)と、共に元・監房仲間の反町(待田京介)の経営する牧場へ向う途中、とある射撃大会に出場、名手・鮫島(杉浦直樹)を打ち破り何故か優勝。如何わしい男に商品の馬を騙し取られ、酒代が払えなった橘は、秀を酒場に残し単独馬探しに出掛けた。 石井輝男監督の『網走番外地』シリーズ第4作。 <東映東京/89分/カラー/スコープ>[投票]
★3危いことなら銭になる(1962/日)紙幣印刷用スカシ入りみつまた紙1億8千万円相当が何者かによって強奪さる!このニュースを聞きつけた事件屋”ガラスのジョー”こと近藤錠次(宍戸錠)は雁金造らせたら世界一という坂本老人(左ト全)の身柄を拘束すべく羽田空港へ向かったが、ここで腐れ縁の犯罪オタク”計算尺の哲”こと沖田(長門裕之)、怪力自慢の”ブル健”こと芹沢(草薙幸ニ郎)らと鉢合わせ、三者入り乱れて手をつくすが・・・。 都筑道夫の『紙の罠』を原作とする日活娯楽アクションの一作。日本が誇るモダニスト中平康の第21作。<日活/82分/カラー/スコープ>[投票]
★2江戸っ子判官とふり袖小僧(1959/日)そこは牢獄。新入りの舞台脚本家(田中春男)が語り出す「江戸っ子判官とふり袖小僧」の物語;江戸で売り出し中の義賊・ふり袖小僧(ひばり)は、自分の名を騙る強盗殺人団に怒り心頭していた。強盗団を追ううち、とある武家屋敷で、ひょっとこの面を被った侍と退治した彼女は、その剛毅な性格に打たれ人目惚れしてしまう。激化する追求を逃れるため、おえんと名を代え、子分の木鼠吉次(片岡栄二郎)、すばしりの虎(花房錦一)とともにホトボリ冷ましの旅に出た彼女は、早速襲った侠客(知恵蔵;実は遠山金四郎)に返り討ちに合うは、同業者に有り金全て盗まれるは、オマケに宿敵の岡引:藤兵衛(沢村)まで追ってきて前途は多難を極めるのであった。 片岡知恵蔵の「奉行」シリーズ番外編で東映時代劇のホープ沢島忠の第12作。(カラー/スコープ/86分)[投票]
★2キン肉マン 正義超人VS古代超人(1985/日)「黄金のマスク」シリーズに勝利した褒賞でイースター島旅行へやって来たキン肉マン(神谷明)。恋人マリさんと園児たちに囲まれて浮かれる彼に突如顕れた古代超人の大群が襲い掛かる。 ゆでたまご原作の大人気TVアニメの劇場公開第三弾。<45分/カラー/ヴィスタ>[投票]
★2森の石松鬼より恐い(1960/日)「森の石松」を演出中の舞台演出家・石井(錦之助)は苛立ってた。脚本には熱がこもって無いし、役者は下手だし、劇場支配人(進藤)は「ヌーベル・バーグや!」なんて無茶な注文を付けて来る。オマケに初日まであと一週間しかないのだ。助手の岡田ふみ子(丘)に当り散らし、酒をガブ飲み、そのまま事務所のソファーでウトウトと眠り始めてしまう石井。・・・目が覚めてみると・・・。頭にはちょんまげが結われ、左目が開かない。しかも、駆けつけた石松役者(にそっくりな男)によれば、そこは清水の浜辺らしい。とにかく、このままでは舞台稽古に間に合わない。「新幹線に乗らなければ!」 [more][投票]
★2ウェルカム・トゥ・サイゴン(1992/豪=英=米)1969年、南ベトナムの首都サイゴン。英米の記者、兵士達の社交場として繁栄した娼館”フランキーズ・ハウス”に出入りした実在の英人カメラマンティム・ペイジの手記に基づく反戦TVM。製作はBBC。[投票]
★2河内風土記 おいろけ説法(1961/日)流行作家でもある天台院住職今野東吾(森繁)の元に持ち込まれる河内の人々の奇妙な身の上話の数々をユーモラスに綴った久松静児監督の艶笑人情喜劇第二弾。 <宝塚映画(東宝)/100分/カラー/スコープ>[投票]
★2風来坊探偵 岬を渡る黒い風(1961/日)江藤漁業社長江藤重吉は、時化の金曜日に限って発生する海難事故に頭を悩ませていた。重吉の娘・慎喜子(北原)に調査を依頼された風来坊探偵・西園寺五郎(千葉)は舞台となる房総半島新岬港へ向かうが、一足違いで重吉は殺害されていた。五郎はライバル社堀越海運、南房水産研究所と調査を進め陰謀の匂いを嗅ぎ付けるが、そんな彼の前に流れ者の殺し屋ジョーカーの鉄(曽根)が現れ対決を挑んでくる。<ニュー東映東京/60分/白黒/スコープ> [more][投票]
★2風来坊探偵 赤い谷の惨劇(1961/日)赤岩山麓でセスナ機が墜落、操縦士と新日本開発の星雲社長が死亡する。美佐子(北原)は操縦士の兄の死を確認するため現場のを訪れ、そこで西園寺五郎(千葉)という男に出会う。彼は社の依頼を受け調査に来た私立探偵で、それによると事故には不信な点があるという。二人は社が所有し上田親子(宇佐美・小林)が運営する牧場に世話になるが、北東観光の鬼頭(須藤)が星雲社長直筆の譲渡書を片手にやって来て強引に立ち退きを迫った。五郎はこれを追い払うが、北東観光の雇った殺し屋スペードの鉄(曽根)に決闘をする羽目になる。<ニュー東映東京/62分/白黒/スコープ> [more][投票]
★2座頭市千両首(1964/日)市(勝)が三年前に斬った男の供養に訪れた村で農民達が掻き集めた代官への上納金千両が仮面の悪党どもに強奪されるという事件が起きる。恐慌を起した農民達に犯人・国定忠治(島田)の片割れとして疑われた市は、真相を究明すべく赤城の山へ登った。忠治の潔白を知った市に残された道は悪党どもから千両箱を取り返すことのみ。御用提灯の網を掻い潜り悪評高いやくざ百々村の紋次(天王寺)の賭場に潜り込んだ市は、そこで鞭を操る凄腕の用心棒・千場十四郎(城健三朗)と対峙する。 人気シリーズ第六作目に当たり監督は若手の池広一夫が初めて担当。<大映/カラー/スコープ>[投票]
★2昭和おんな博徒(1972/日)呉服屋の娘・お藤(江波杏子)は父の仇と人違いし堀川組の代貸・巽新二郎(松方弘樹)を襲う。事情を聞いた新二郎はお藤を許し、三下の三郎(遠藤辰夫)と三人同じ屋根の下で安息の日々を送る。お藤は巽への想いを成就させるため彫師・徳蔵(汐路章)に懇願し火災竜の刺青を入れて貰うが、一方の巽はその二代目継承を逆恨みする兄貴分・森戸(渡辺文雄)の姦計に晒されていた。 結婚引退した藤純子の後釜として大映から江波杏子を招き制作された藤原審爾原作ものの女任侠映画 監督は『緋牡丹博徒 花札勝負』の加藤泰。<東映/91分/カラー/スコープ>[投票]
★2吸血蛾(1956/日)フランス帰りの人気ファッション・デザイナー浅茅文代(久慈あさみ)の周辺で次々と起こる奇怪な殺人事件・・・。彼女に付き纏う謎の昆虫博士・江藤(東野英治郎)の正体とは?また彼女を恐喝する狼怪人の正体とは? 我等が名探偵・金田一耕介(池部良)と等々力刑事(小堀明男)の迷コンビが事件の真相に挑む。 昭和30年7月から同年12月まで「講談倶楽部」に連載された横溝正史の同名小説を『事件記者』シリーズの西島大と小国英雄が脚色、鬼才・中川信夫が監督したカルト作。<東宝/89分/白黒/スタンダード>[投票]
★2玄海つれづれ節(1986/日)横浜の富豪山岡家に嫁いだゆき(吉永)は経営する商社の倒産と夫・駿介(ネタバレ)の蒸発を受け住み慣れた豪邸を追い出された上、駿介の隠し子マサルの面倒まで押し付けられてしまう。ゆきはやはり駿介を追う謎の女・月代(八代)と前後して駿介が飛んだとされる北九州へ降り立つが、徒然なるままに、十五まで育った故郷バタバタ横丁へ立ち寄ってここで同窓生・一平(風間)らと再会を果たす。バタバタ横丁では古き良き下町風情を愛する住人と、近代化を目指す市の名士・山藤九兵衛(ネタバレ)配下のやくざとの間でゴタゴタがあり、住人たちにとってボロ名画座「銀映館」は目下のところの防波堤であった。 吉田兼好「徒然草第三十八段」を脚色した人情コメディ。<東映東京/135分/カラー>[投票]
★2くノ一忍法(1964/日)戦国末期、落城寸前の大阪城。大阪方の名将真田幸村は配下の女忍者達(中原、芳村、三島ら)に最期の任務を与える。それは子供の出来ない千姫(野川由美子)に代わり君主・秀頼の子種を宿し徳川家を末代まで呪え、というものだった。大阪城落城後、坂崎出羽守(露口)に救出された千姫は自分の運命を身勝手に翻弄した祖父家康(曽我廼家明蝶)に激しく反発、腰元に化けた女忍者達と結託し豊臣の遺志に殉ずる覚悟。困った家康は服部半蔵配下の手錬の忍者(大木、待田、小沢、山城ら)に女忍者の暗殺を命じた。 [more][投票]
★2愛のきずな(1969/日)或る雨の日。鈴木良平(藤田)は出遭う。父の権威を笠に彼を足蹴にする妻(原知佐子)とは正反対の、線の細い美女・雪子(園)に。良平は旅行会社の総務課長代理を務める気の小さい姑息な男であるが、雪子には誠意を尽くした。雪子もそれに応え良平を深く愛すようになってゆき遂にある告白をする。自分には服役中の暴力亭主(佐藤允!)が居る、と。これを聞いた良平は愕然とし、怯え、亭主と離婚して自分と再婚したいと云う雪子の決心を宥めすかそうとするが、彼女の熱は一向に冷めない。亭主の復讐、事の露見、社会的立場の喪失・・・。強迫観念に襲われた良平は彼女に殺意を抱き始める・・・。 松本清張の原作『たづたづし』をナベプロが映画化した珍品。<東宝=渡辺プロ/100分/カラー/スコープ>[投票]
★2新座頭市 破れ!唐人剣(1971/日)南部藩で大名行列に飛び出した我が子を救うため一組の中国人夫婦が斬殺され、これに怒った夫婦の連れの中国人武芸者が藩士を切りまくり逃走する、という事件が発生した。武芸者の名は王剛(王羽=ジミー・ウォング)。片腕だがクンフーと青龍短刀の達人である。二親を亡くした不幸な異国の少年は名を小栄。そして二人に手を差し伸べたのは偶然(!)そこを通りかかった我らが市(勝)であった。賞金を狙うやくざ藤兵ヱ(安部)の執拗な追求を逃れる三人は王の親友・覚全(南原)のいる福龍寺に向かう途中、農夫与作(花沢)夫婦に一晩の宿を借りる。市は日本語の不得手な二人のため食糧調達に出掛けるが、ここで余りにも不幸な勘違いが起こる…。 シリーズ第22作。<勝プロ=大映(ダイニチ)/カラー/スコープ>[投票]
★2日本女侠伝 真赤な度胸花(1970/日)明治末期、北海道の開拓地。次期馬喰総代の座を巡り謀殺された松尾兼之助(小沢栄太郎)の意志を次ぐため、はるばる南国土佐から娘の雪(藤純子)が呼び寄せられる。父を次ぐ気はなかった雪だが父の手紙と爺や(石山健三郎)らの熱心な説得を受け遂に意志を固める。一方、馬市の利権を狙う博徒・大野(天津)は町の助役(遠藤)や警察権力と結託し兼之助の仲間・源治を総代候補に祭り上げ雪たちと対決の姿勢を見せる。両勢力の均衡を崩せるのは永く行方不明でいるというもう一人の理事・風野吾郎なる人物だけであった。 降旗康男が監督を務めたウェスタン・タッチのシリーズ第二弾。<94分/カラー/スコープ>[投票]
★2地の涯に生きるもの(1960/日)厳冬のオホーツク海。知床半島の先端にある漁師小屋でたった一人留守を守る老人・村田彦一(森繁)が過去を追想する。今やソ連の占領地となってしまった第二のふるさと国後での青春、最愛の妻(草笛光子)との出会い、息子達のこと…。 動物文学者戸川幸夫の原作「オホーツク老人」に感激した森繁が自ら制作に乗り出し映画化。監督は久松静児。現地人との交流の中から森繁自身が作詞作曲した主題歌「知床旅情」はベストセラーを記録。 <東宝=森繁プロ/125分/カラー/スコープ> [more][投票]