★4 | 江戸東京博物館の常設展示的バロックというべき意匠の欠如。それをまとめ得る田中邦衛の悲劇が、勝新の諦観をミスリードする遠心力に巻き込まれる。劇の構造はぼやけ続け、死に花を咲かせと自己顕示欲が互いを包含する。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★4 | こちらを観てからマキノ版を後で観たのですが。それへのオマージュなんだけど「雨」と「夜鷹」と「船宿」など、オリジナルにない素敵な設定もあって私は好き。それに彼らを合法化するための設定の変更もいい。とくに『羅生門』からはじまった「めちゃくちゃなチャンバラシーン」を発展させた刀をいっぱいもったラストは素晴らしかったです。 (エピキュリアン) | [投票] |
★3 | 白人なら何も考えずにカラダが動く”お姫様の救出”に、日本人はこれだけ惑い逡巡するのである。偉大なのはこれを60余年も前に書いた山上伊太郎であり、監督したマキノ正博であり、熱烈に歓迎した戦前日本映画界である。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★3 | 原田芳雄がでてくると、空間が原田芳雄色に染まってしまう・・・。それぞれの役者が、それぞれのキャラクターを期待どおり演じているだけ・・・。これって不毛。役者とは、そんなものではないはずだぁ〜っつ!!! (worianne) | [投票(2)] |
★3 | 樋口可南子が若村麻由美に激似なのに吃驚したが、樋口の方が圧倒的に佳かったのに更に驚いた。3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 国内限定にせよ各人がビッグネーム。しかし、個人技に走ってしまい、がっぷり四つに組んだ芝居はない。たかが国内限定なのだから役者に気を使う必要は無い。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★3 | 表返ったってやつね。理屈になってないというか、そこをへ理屈で済ませちゃうところが減点。
(G31) | [投票] |
★3 | ストイックな役の石橋蓮司は、自らをがんじがらめに縛りつけて自虐的な悦びを感じているように見えてしまう。 (木魚のおと) | [投票] |
★3 | ラストシーンが全てを表している。 [review] (トシ) | [投票] |
★3 | 日本映画が時代劇で秀逸な過去の作品群と並ぶ作品が作り得ない理由は、過去の秀逸な西部劇と並ぶ作品をハリウッドが作り得ていないという理由と合致するだろう。 (jun5kano) | [投票] |
★2 | いちいち上半身を見せつける原田芳雄。彼にカッコいい侍を期待するのは間違いなのか? 田中邦衛はいいとして、勝新はどうなのこれ? [review] (AONI) | [投票(3)] |
★2 | 素晴らしい脚本だと思うが、それを生かすためには浪人たちも悪徳侍たちも、もっと思い入れたっぷりに描かなければ物語の面白さは出てこない。しかし、最もケレンを嫌うのが黒木和雄監督なのだからどうしようもない。明らかに脚本と監督のミスマッチ。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★2 | 破れかぶれな男達のアナーキズムの混沌からやがて顕れ出ずる純情。『竜馬暗殺』と同じコンセプトが黒木の念頭にはあったろう。しかし田村や鈴木だから成し得る領域がある。撮影が凡庸すぎた。原田も無意味にむさ苦しすぎ。 (けにろん) | [投票(2)] |
★2 | うーん、乗れなかったなあ。黒木の作品とも思えない。オマージュ作品とはいえ、切れがない。黒木でこんなに退屈したのは初めて。俳優の個性がすべて裏目。杉田かおるのみ光っている。 (セント) | [投票] |
★2 | 非の打所のない役者陣なのに魅力をまったく感じない映画でした。 (billy-ze-kick) | [投票] |
★2 | 石橋蓮司の居合い抜きっぽい殺陣に免じて、かろうじて1点追加。 (シーチキン) | [投票] |