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午後8時の訪問者 (2016/ベルギー)

La Fille Inconnue
The Unknown Girl

[Crime/Drama/Mystery/Thriller]
製作総指揮デルフィーヌ・トムソン
製作ジャン・ピエール・ダルデンヌ / リュック・ダルデンヌ / デニス・フレイド
監督ジャン・ピエール・ダルデンヌ / リュック・ダルデンヌ
脚本ジャン・ピエール・ダルデンヌ / リュック・ダルデンヌ
撮影アラン・マルクーン
美術イゴール・ガブリエル
衣装マイラ・ラマダン・レヴィ
出演アデル・エネル / オリヴィエ・ボノー / ジェレミー・レニエ / ルカ・ミネラ / オリヴィエ・グルメ / ファブリツィオ・ロンギオーヌ
あらすじ下町の診療所、診察時間が過ぎた夜8時にドアブザーが鳴る。代理で医師を務めていたジェニーアデル・エネルは、対応しようとする研修医に「もう出なくていい、ほっといて」と指導を続ける。翌日、警察が診療所を訪れ防犯カメラ映像を求められた。早朝に少女の遺体が発見されたのだ。映像をチェックすると前夜8時に少女が慌しくブザーを押し、ドアが開かないと見て逃げるように去った様子が写っていた。その少女が遺体で発見されたのだ。身元もわからない少女の死に、ジェニーは「もしドアを開けていれば…」と自責と悔悟の念にとらわれ、防犯カメラの少女の写真を患者に見せ、せめて少女の名前だけでも知ろうとするのだった・・・(106分) (シーチキン)[投票]
Comments
全9 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5ただ雨に濡れた車道を通る車の通過音だけが流れるエンドロールの時間の、何と充実していることか。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★5人として真摯で誠実な映画。また町医者モノとして『赤ひげ』の水準に匹敵する、まさに名作だと思う。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★4冒頭で女医が研修医と患者の病名を探るシーンがある。彼らは患者の背中に聴診器を当てて、その音で肺気腫だと診断する。医者として基本中の基本であるその作法は女医のこの映画の行動を規定する。実際に見たことのみを信じ物事を判断する。 [review] (セント)[投票(4)]
★4後悔に対する向き合い方を、見る者に問いかけ同調を求める。もはや言葉も不要。 [review] (pinkmoon)[投票(2)]
★4うら若き女性が人々を訪ね歩く徒労の彷徨を描いて『サンドラ』と表裏に見える。正直又かの感も覚えた。が、贖罪半分の我が為行動でも真摯さは少なからぬ感化を人々に及ぼす。そういう些細な営為にこそ意味があるのだし社会性とはそういうことだと教えられる。 (けにろん)[投票(2)]
★4まず、医師としての主人公に頭が下がると同時に、その職業はこんなにも気の休まらない日常を過ごしているのに驚かれた。もちろん映画の中の話だが、その向こうに、本当の医師が見えた。 [review] (プロキオン14)[投票]
★3発端となったイベントが、素人捜査に駆り立てるほどの罪悪感をもたらし得るものだったのかどうか。その心もとなさが、出来の悪い火サスのような行動の飛躍をもたらしかねない。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★3ニーショット、バストショットが多く、初期ほど寄らない。遠景も目に付く。なので、本作は普通の映画に近い。相変わらず、切り返しはないけれど。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3ひたすら真摯な女医さんの「悔悟」をめぐる市井の冒険は、いつしか人の心の隙間に入り込む。見えてきたのは罪の意識などない虚勢、欲望、嫉妬が生み出す他者への思いやりの欠如。ドアを閉ざすことの呵責に欧州が抱える難民問題を重ねるのはうがち過ぎだろうか。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
Ratings
5点3人***
4点13人*************
3点4人****
2点0人
1点0人
20人平均 ★4.0(* = 1)

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