★5 | 不条理ないじめが横行する日本の戦争映画には気迫を感じます。 (kenichi) | [投票] |
★4 | 内務班批判をまともにやれば庶民嫌悪に堕ちかねない不安が常に酌量を働かせ、災厄はあくまで自分の色ボケに起因し批判者の資格はその正当性を留保され、木村功は客人待遇の寄る辺なさに困惑する。 [review] (disjunctive) | [投票] |
★4 | 「命令」による戦争行為を遂行しようとするならば、個々の兵士に求められるのは「命令」への絶対的な服従であり、優れた判断力とか戦闘能力などは全て二の次であるということ。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★3 | 「戦線から遠のくと、楽観主義が現実にとって代わる。そして、最高意思決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けているときは特にそうだ」 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★3 | 作品を通じて軍隊に対する憤りといったものを画面から強く感じるも、あまりに陰湿なので正視することが困難で、どちらかというと見なければよかったと思ってしまった映画であった。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★3 | 合理性を欠いた秩序でも、うわべの統率は保てるが、その奥底に必ず果てしなき妬みの連鎖が生まれる。根拠なき階級や年功。別に軍隊に限らず、そんな偶然が支配する社会では、往々にして空虚で稚拙な人間関係が形成され、実に鮮やかに「人間の愚」が浮かび上る。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 古参兵の初年兵への冷酷ないたぶりは、何も軍隊に始まったことではない。日本の階級社会は虐げられる者の下に必ず憂さを晴らす対象を用意し、それをおのれの痛みの代償とさせてきた。その子孫といえば体育会系の運動部などがそうだが、どうやら現在では言論界においても、この幼稚な復讐の連鎖は続いているようだ。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 題材の持つ力と俳優陣(特に三島雅夫と佐野浅夫がいい)の迫力は認めるが、画面造型に見るべきところが無い。特に時折挿入される人物のアップカットは唖然とするぐらいぎこちない。木村功の回想シーン(利根はる恵や岡田英次)も野暮ったく、官僚主義的な画作りに終始する。
(ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | 極度の緊張下では記憶力に支障をきたすのか。日常的なイジメにより精神の均衡を失い、失態を重ねる初年兵の姿が見るに堪えない。
(G31) | [投票] |
★3 | 木村功は発声に迫力がないためあの大立ち回りが青臭くて見てられない。軍隊のもつ閉塞感はお腹いっぱい堪能できる。 (TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 権力の前に無力なやつ、組織の中でうまく立ち回れなかったやつ、不正義を目の当たりにして見て見ぬ振りしかできないやつ。軍隊てのはこんな人間たちを作る場所なのかあ。[Video] (Yasu) | [投票] |
★2 | 『地上より永遠に』より一年早いが内容は完敗。幾ら何でもこれじゃ青臭過ぎる。またどう見ても悪人面の木村功には感情移入出来ず。 (町田) | [投票] |