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[あらすじ] 真空地帯(1952/日)

終戦間近の冬、大阪の陸軍部隊。一等兵の會田(下元勉)は古参兵のいじめに遭う毎日だった。些細なことで因縁をつけられ、罵倒され、殴られる。しかし、病院帰りという古参兵、木谷(木村功)はそれに加わっていなかった。孤高を通す木谷は他の古参兵たちから反感を買っていたが、會田はそんな木谷に信頼を寄せるようになる。やがて木谷は、自分の身の上話を會田にぽつぽつと語りはじめた。彼は病院に入っていたのではなく、上官の財布を盗んだ疑いをかけられ、投獄されていたということを…。[129分/モノクロ/スタンダード]
Yasu

軍隊に批判的だった原作者の野間宏は、実際に陸軍刑務所に投獄されていた経験を持つ。また映画化された本作にも、軍隊生活を経験した山本薩夫監督自身の実体験が投影されているといわれる。

(評価:★3)

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