★4 | 二時間半にも及ぶ静的なドラマを手堅く見せきってしまうのだからフランケンハイマーの演出力はやはり大したものだ。中盤までは動物映画としても傑作。動物をこれほど繊細に扱った映画はあまりない。小鳥たちが独房内を飛び回る画面の現実的な幻想性! [review] (3819695) | [投票(1)] |
★5 | 投獄されたことがなくとも、「制度」一般のもつ酷薄さや安易さはこの映画で伝わるはず。バート・ランカスターが最高の演技をしている。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | 鳥という従順な生物と接して学ぶことで人間の生きる仕組みを理解していく男の強さ。人は心が腐らない限り次々と出てくる苦難に打ち勝ち続けられるのだというのを証明した作品。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★4 | 不思議な作品。ランカスターもらしくないし、フランケンハイマーもらしくない。 (動物園のクマ) | [投票] |
★3 | 更生は外部からの指導と強制によって成されるものなのか、自己改革によって内部から覚醒されるものなのかという問題提起に、当然正解が有るはずはない。人を二人殺した男が、おそらく何百万羽もの鳥の命を救ったという事実を力まず描く語り口に好感が持てる。
(ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 小鳥の孵化を(ジャンプカットや早回しを含めるとはいえ)1カットで見せること。廊下の奥から手前までの移動や会話シーン、手先の運動をなるべく1カットで捉えること。この「1カットで捉える」ということが最も重要なのだ。1カットのアクションが持続を生み、持続こそが感動を生みだす。この年代の職人監督たちはその重要性を教えてくれる。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 演出がいいのか、どの演技人も魅力的。なんとも硬派な映画だ。 (kenichi) | [投票] |