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パク・ビョンウンの映画ファンのコメント

レッド・ファミリー(2013/韓国) 不思議の国の数学者(2022/韓国) 男と女(2016/韓国) カエル少年失踪殺人事件(2011/韓国) パラレルライフ(2010/韓国) SEOBOK/ソボク(2021/韓国)が好きな人ファンを表示する

終の信託(2012/日)************

★4この映画を見てあっと思ったこと。1.設定が現代ではなく、何故か幼児期の満州の思い出が基底にあるという時代性のある話だということ。 [review] (セント)[投票(4)]
★3まさにセンシティブな作品で観客の共感と反発は創り手の手際に向かってしまう類。個人的な見処は役所の闘病の表出で実に素晴らしく、私の終もあんな具合だろうと思わされた。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3法を破る覚悟、あるいは法を見失うほどの狂おしさがあってこそ、語るべき物語に深みが生まれる。男と女の交感がおざなりで、手法の是非(なんと見事な職業論法)はともかく検事の正論に圧倒されっぱなしで、「愛の好意」が思い込みの果の愚行にみえてはおしまい。 (ぽんしゅう)[投票]
★3『嘔吐』のマロニエではないが、彼岸のコンビナートや検察庁舎の剥き出しの配管群に(シュルレアルならぬ)「過剰現実」とでも名づけたい不穏な生々しさを見る。あるいは中庭を持つ病室にしてもシーンの感情たる反リアリズムのリアルがあって、そのロケ・美術感覚は黒沢清CURE』『』にも通ずる。 [review] (3819695)[投票(2)]
★3後半の一対一のやりとりは一種の法廷劇の様でもあり、法律と医療の専門家の対決劇としてみるとけっこう興味深いものがある。この後半の緊迫感を支えるために、前半のいささかだらだらとした展開があるのはわかる。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★5辣腕検事・塚原(大沢たかお)の誘導尋問が巧みな作品。内容自体は現代版『高瀬舟』と言ってしまえばそれまでだが違う。ちゃんとした目的があってこの作品は作られている。詳細はレヴュー参照。病気を単に末期癌と設定せず喘息とした点も微妙な案配。もしあなたが体中に針やチューブをたくさん挿されて無理やり生かされている肉の塊になりたくないのなら…。 [review] (IN4MATION)[投票]
★5ブレッソンとまでは言わぬがシャブロル程度の峻厳は獲得しており、河川敷等アントニオーニ的ロケ選定も秀逸だ。作劇の均衡は廃され周防は言いたい事を言い切った。メソッドから遠い草刈の生身の少女性が現出する演出にも女房愛を感じる。 (けにろん)[投票(2)]
★4名匠=周防正行が壊す“セオリー”。映画を超えちゃった瞬間。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]