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寒山拾得さんのコメント: 投票数順

★4遠雷(1981/日)夜明けの「わたしの青い鳥」はあの時代を代表する名シーン。リアリティなきリアリティが実に多くのことを語っていて、私ら世代の運命とすら感じる。その昔なら与謝野鉄幹だもんなあ。 [review][投票(2)]
★4残像(2016/ポーランド)主人公と距離を置く娘を介入させて成功、この第三項により単純な善悪構図に留まらぬ国家社会主義の愚かしさが生々しく伝わる。ブロニスワヴァ・ザマホフスカというこの子役だけが優れた「演技」を繰り出す瞬間が続く。 [review][投票(2)]
★5三姉妹〜雲南の子(2012/香港=仏)リアリズム版アルプスの少女ハイジ [review][投票(2)]
★3メッセージ(2016/米)大風呂敷の広げ方は堂々たるものだが、回収はセカイ系の受難劇 [review][投票(2)]
★4悪童日記(2013/独=ハンガリー)過激な言葉が充満した、ゴダールの見え隠れする作品。どうせならテロップで画面を覆うぐらいのことをしてもいいのではなかったか。 [review][投票(2)]
★1その後の仁義なき戦い(1979/日)ヤクザ映画は煩瑣な手続きを踏んで始めて観られる繊細なジャンルであり、これを省くとただの屑どもの自慰行為になる、という典型例 [review][投票(2)]
★5イージー・ライダー(1969/米)あらかじめ彼等は死んでいる。競争とは諦念である。 [review][投票(2)]
★4バンコクナイツ(2016/日=仏=タイ)マジで撮られた「越境するアジア映画」 [review][投票(2)]
★3マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016/米)通俗ハリウッドの期待の地平を超えてはいるが、だからといって何がある訳でもなく [review][投票(2)]
★3ムーンライト(2016/米)良心的なテーマに支えられた凡々たるメロドラマ [review][投票(2)]
★4悪太郎(1963/日)漱石系列の緩やかな幻想譚の世界 [review][投票(2)]
★4俺達に墓はない(1979/日)「探偵物語」に最接近した優作映画。いいギャグ満載で愉しい。「あそこは一通だから止めようよ」「お前免許持ってないじゃないか」 [review][投票(2)]
★3君の名は 第三部(1954/日)全ての元凶は淡島千景の妄想にあったのではないのだろうか。 [review][投票(2)]
★3君の名は(1953/日)自由恋愛に怯える川喜多雄二の唯我独尊な迫力が凄い。 [review][投票(2)]
★3醜聞(1950/日)クロサワの露文フェチの極み。王冠つけた桂木洋子の可愛さは映画史上屈指。 [review][投票(2)]
★5残菊物語(1939/日)廊下から登場人物がいなくなってからもしばらく廊下を撮り続けるカットに至ってはもう意味不明。1939年のやりたい放題。 [review][投票(2)]
★5学校II(1996/日)「馬鹿」を常にフィルムの隅に描き続ける山田洋次の面目躍如 [review][投票(2)]
★3二階の他人(1961/日)人の裏を描いて短尺に詰め込み過ぎだが、奇妙な味わいがあるのもそのためか。新興住宅地の撮影がいい、雨も坂も泥道も。葵京子の明るさもいい。[投票(2)]
★4遊び(1971/日)はじめは鬱陶しい大門正明をどんどん好きにさせられる。演出の力を感じる。ここではトータス松本そっくり。 [review][投票(2)]
★5喜劇 特出しヒモ天国(1975/日)テンパったエピソードが画面にテンコ盛りに盛りつけられる。殆ど画面からこぼれ落ちそうなのだ。 [review][投票(2)]