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寒山拾得さんのコメント: 投票数順

★4男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971/日)前7作までのパターンのパロディで笑わせて泣かせる。喜劇シリーズの美味しい頃合(含『サーカス』のネタバレ)。 [review][投票(3)]
★4長屋紳士録(1947/日)小津唯一の終末SF映画 [review][投票(3)]
★3皇帝のいない八月(1978/日)迫力だけの無茶苦茶も俳優が上手いと成立するというお手本のような映画 [review][投票(3)]
★3彼岸花(1958/日)松竹ヌーヴェルヴァーグの若手に突き上げられる重役の自嘲と観れば一興 [review][投票(3)]
★3マイ・バック・ページ(2011/日)時代は若返ったのだろうか、一体。 [review][投票(3)]
★5さびしんぼう(1985/日)過激なロマンチズムに彩られた静かな失恋賛歌 [review][投票(3)]
★5故郷(1972/日)時代を記録しようという山田監督の姿勢が最高度に達した傑作。ある時代の変遷を描写して簡潔かつ雄弁。 [review][投票(3)]
★4お茶漬の味(1952/日)リアリズム版『淑女は何を忘れたか』(レヴューは「淑女」のネタバレ込み) [review][投票(3)]
★3リップヴァンウィンクルの花嫁(2016/日)もし綾野が極めつけの悪漢だとすれば、物凄い映画ではある。 [review][投票(3)]
★4セーラー服と機関銃(1981/日)最初はぎこちなく見える薬師丸ひろ子がフェイク満載の画面にいつの間にか収っているのが演出の力なのだろう。全編「酒場の女の薄情け」への悪意ある誘惑が一貫しており、どのシーンも力強く暴走族の長回しが最高。 [review][投票(3)]
★4サンダカン八番娼館 望郷(1974/日)独居老人の孤独を描いて寂しく、ここだけで普遍に届いている。 [review][投票(3)]
★4母と暮せば(2015/日)松竹家庭劇の秀作。しかしこの山田作品にして『霧の旗』以来と思われる度外れな収束はどう捉えてよいのか整理がつかない。 [review][投票(3)]
★4メリー・ポピンズ(1964/米)ブレヒト流儀の銀行批判から狐狩り批判まで、メリー・ポピンズ降臨は大英帝国の価値観転覆のためとしか見えず、何とも過激な童話だ。 [review][投票(3)]
★5ツィゴイネルワイゼン(1980/日)「人間の遺体から骨だけ取り出すことは可能かね」あの状況なら、私が藤田敏八でも医師にそう尋ねるだろう。 [review][投票(3)]
★4甘い生活(1960/伊=仏)英語とイタリア語のチャンポンが頻発、都市化というよりアヌーク・エーメに代表されるアメリカナイズへの恍惚と不安が綴られているのだろう。風船使いのピエロが心に残り、収束は力がある。 [review][投票(3)]
★5岸和田少年愚連隊(1996/日)登場人物が皆人生こんなものというある種達観した世界観を抱えているニュアンスに惹かれる。油濃いメッセージを必要としない井筒の理想郷が見事な一貫性をもって繊細に構築されている。 [review][投票(3)]
★4この国の空(2015/日)防空壕や菜園の糞壺、庭の鶏など豊かな細部が丹精な撮影で捉えられ、大道具小道具劇場の趣がありまるで美術館のよう。この細かさが描写にリズムを生んでいる。 [review][投票(3)]
★4ペコロスの母に会いに行く(2013/日)大切なのは人に歴史ありという平凡な事実なのだろう。 [review][投票(3)]
★4あん(2015/日=仏=独)樹木希林の怪演に尽きる(レビューは『朱花の月』にも言及)。 [review][投票(3)]
★4霧の旗(1965/日)滝沢修の罪悪感の具象化としての倍賞千恵子 [review][投票(3)]