shionoさんのコメント: 更新順
ヒア アフター(2010/米) | 欧州キャストが失敗している。『ミュンヘン』のスピルバーグや『イングロリアス・バスターズ』のタランティーノほどのヨーロッパへの執着がイーストウッドにはないにしても。 [review] | [投票(1)] | |
ザ・タウン(2010/米) | インディペンデントの香り漂う上質なクライムアクション。アフレックを引き立てる脇役もいいし、何よりヒロインのレベッカ・ホールのエレガンスに惚れる。組織犯罪の描写は弱いが西部劇のような情緒があって気に入った。 | [投票(1)] | |
ソーシャル・ネットワーク(2010/米) | 私たちは陪審員の目でマーク・ザッカーバーグを見る。彼の第一印象は時間が経つと変化する。それはこの作品全体にも言える。繰り返し反芻するといろいろ出てくる。おもしろい。 [review] | [投票(2)] | |
RED レッド(2010/米) | キャストに免じて好意的に観ていたが、竜頭蛇尾で終わってしまった。台詞もテンポも眠たいのに、なぜかアメリカでは受けてるんだよなぁ。このセンスがわからん。 | [投票] | |
デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断(2010/米) | コメディ映画は言葉の問題や笑いのセンスが気がかりだが、この映画にそんな心配は無用だ。キャラクター重視のストーリーには一本筋が入っており、その大らかで快活な語り口に元気をもらう。 | [投票] | |
アンストッパブル(2010/米) | どのジャンルにおいても、最先端を感じさせる作品が出てくるのがハリウッドの凄いところ。セクシーに撮られた乗物映画としても出色の出来だ。 [review] | [投票(8)] | |
エクリプス トワイライト・サーガ(2010/米) | このような原作物、シリーズ物はまずは制作を称えるべきである。時をおかずに次回作が公開され、愛着のあるキャラクターにまた会えるという楽しみはファン冥利に尽きる。 [review] | [投票] | |
素直な悪女(1956/仏) | ブリジット・バルドーが若さを放蕩している。この被写体に執着するカメラマンをよそに、どこか映画作りを遊んでいる無邪気さがフィルムに焼きついている。こういう裕福な青春は増村保造や藤田敏八の映画では得られない。加えて1956年制作という驚き。 | [投票] | |
ナイト&デイ(2010/米) | 技術の高さ故に芸がない。コンセプトに過剰なまでに忠実なので、予期せぬ驚きや破綻が皆無だ。これでは3Dアニメーションと変わらないではないか。 | [投票(1)] | |
十三人の刺客(2010/日) | 欠点を補って余りある魅力的な娯楽時代劇。浪人が野武士を討つ『七人の侍』のアンチテーゼという形で、戦う者の精神が息づいている。 [review] | [投票(6)] | |
真昼の死闘(1970/米) | 現在の目から見るとキャラクターが説明過多とも感じるが、それでもマクレーンの多面性はおもしろい。豹変は想定内ながら、襲撃作戦直前の本気度でイーストウッドのリビドーが刺激される関係性のエスカレーションがいい。 | [投票(1)] | |
ファイナル・デッドサーキット 3D(2009/米) | さすがに尺持ちさせることはできず82分という短さだが、随所にウケる部分が満載で楽しめる。ティーン向けのキャスティングだが、今回は殊に女性観客への目配せがあるのも面白い。 [review] | [投票(1)] | |
ファイナル・デッドコースター(2006/米) | ヒロインのメアリー・エリザベス・ウィンステッドには知らず知らずのうちに人目を惹きつけてしまう魅力があり、『デス・プルーフ』や『ダイハード4.0』に抜擢されたのも頷ける。B級映画の精神はオタク文化と融合し、新たな楽しみを提供してくれていて、この流れは大いに歓迎したい。 | [投票] | |
バイオハザード IV アフターライフ(2010/米=英=独) | 映画版オリジナル要素を捨ててヴィデオゲームに寄り添った世界観がよい。緻密な画は3Dとマッチしており、アクション中の役者の表情にも繊細な演出がある。多彩なサウンドトラックもいい。 [review] | [投票] | |
リトル・チルドレン(2006/米) | かつてのハリウッド映画はメロドラマをこのようには描かなかった。メロドラマが発展的にそのパロディとしてひとつのジャンルを形成したのがトラジコメディ(悲喜劇)である。 [review] | [投票] | |
瞳の奥の秘密(2009/スペイン=アルゼンチン) | 良質な正統派娯楽映画。ここでいう正統派とは王道のハリウッド映画ということで、外国映画としての異国情緒を武器にすることなく、アメリカ映画の文脈で勝負しているともいえる。そのスタイルがどうであれ巧いことは確かだ。 [review] | [投票(5)] | |
ぼくのエリ 200歳の少女(2008/スウェーデン) | 思春期に見たらトラウマになってしまいそうな怖い映画。ヴァンパイアという設定が、人と人とが理解不能であるという断絶を際立たせている。 [review] | [投票(1)] | |
ソルト(2010/米) | アンジェリーナ・ジョリーに萌え要素がない。脚本演出の凡庸さが早々と露呈するので、無駄な期待を持たずに最後まで付き合うことができたものの、後半のつまらなさにはやはり文句のひとつも言いたくなる。 [review] | [投票(5)] | |
インセプション(2010/米) | ノーラン監督はやりたいことをしっかり把握し、首尾一貫した作家の論理で強力に物語を紡いでいく。細部にまで配慮が行き届いた力技に文学性は乏しく、やけに理屈っぽい口上が台詞の多くを占めるが、そこがまさに狙いなのだ(追記しました)。 [review] | [投票(8)] | |
愛を読むひと(2008/米=独) | 演出も凡庸だが、それ以上に、物語の欺瞞を見過ごすことはできない。可哀相な人物を見せてお涙を頂戴するその姿勢を唾棄する。 [review] | [投票(2)] |