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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★3二階の他人(1961/日)葉室(小坂一也)と明子(葵京子)の夫妻は、二階に下宿人を住まわせている。家賃を滞納する小泉(平尾昌章)夫妻に葉室はかけあったが、妻(関千恵子)はバー勤め、夫はリストラを受けて在宅の身の上である。同情して仕事を世話してやるが、いい加減な小泉は早々に辞めてゴロゴロしっぱなしだ。その調子で家賃を先延ばしにする小泉らに、葉室は兵糧攻めの手に出る。しかし反省するどころか開き直る彼らを、ついに実力行使で追い出すことに成功した。とはいうものの、安サラリーマンの彼らには下宿人を捜すより借金を返すあてはなく、自称評論家の来島(永井達郎)夫妻を迎えることとなる。だが、彼らには秘密があった。〔56分/モノクロ/スコープサイズ〕[投票]
★3紅の拳銃(1961/日)フリーの殺し屋をどうしても必要とする男(芦田伸介)がいた。彼は裏稼業に詳しい石岡(垂水悟郎)に殺し屋を捜させる。石岡の持論は、殺し屋とはどうしようもないろくでなしの男だという事。そう、中田(赤木圭一郎)のような極めつけのろくでなしだ。石岡のメフィストフェレスのような誘惑に乗った中田は、その直後謎めいた女・千加子(白木マリ)の命を救う。彼女は神戸のある組織のボスの愛人だった。だが、礼のように彼にまとわりつく千加子を中田は嫌い、石岡のもとで拳銃指南を受けるべく去る。石岡の妹、盲目の少女・菊代(笹森礼子)に心を奪われてゆく自分を感じながら…。〔87分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★5こんにちわ20才(1964/日)カナ子(吉永小百合)はもう20歳。3人の姉が結婚したとはいえ、下宿人の男とくっつくのは嫌だと独身主義を貫こうとしていた。彼女の親友の澄子(笹森礼子)にも、結婚話はひっきりなしに持ち込まれていた。そんな中、カナ子の家の2階に下宿する権利をめぐり、3人のそれぞれ頼りない男たちがジャンケンを繰り広げ、その結果医学部の川崎(高橋英樹)が勝利を得る。カナ子の母親や妹はお似合いと囃し立てるものの、カナ子は川崎に絶対恋愛禁止を宣言するのだった。一方、澄子の家にもボクシング青年橋本(和田浩治)が下宿してくるが、こちらは風邪の看病からその仲を急接近させてゆく。〔87分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★4悲しき瞳(1953/日)修学旅行をひかえつつ、貧乏ゆえに小さな悪事をしでかしてしまう金八少年(中村正紀)。田辺先生(日守新一)の娘である瞳(美空ひばり)は、そんな彼を励ます。一方、世話好きの田辺はかつての教え子・阿久津(三井弘次)のたっての頼みで6万円の金を用立ててやるのだが、それは修学旅行の資金からであった。田辺は同僚の若き教師・益本(川喜多雄二)にその秘密を話すのだが、不肖の教え子でも無視はできないと語り、辞表を出すことを約束する。しかしその翌日、益本は全ての罪をかぶり旅行ができない責任をとろうとする。そして生徒たちの抗議文が届けられるに及んで、田辺はついに真実を口にするのだった。〔95分/モノクロ/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3牛若丸(1952/日)戦乱の時代。源氏の子・牛若丸(美空ひばり)の命を救うために母・常盤御前(水戸光子)は平清盛(海江田譲二)にその身を預けた。牛若丸は鞍馬寺に預けられ、僧の一子として育てられるとともに、かつての源氏方の武将の娘・桔梗(美空ひばり・二役)と仲睦まじく遊ぶ日々を送っていたが、これも運命か、彼は次第に兵法の魅力に取り込まれてゆく。時を同じくして、かつての源氏四天王と呼ばれた強者たち、そして僧兵の堕落に愛想を尽かして山を降りた武蔵坊弁慶(水島道太郎)らが牛若丸を主君として平家に抵抗しようと集結する。しかし牛若丸は、生きて逢えるとは思わなかった母との再会を強く求めるのだった。〔116分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★4拳銃無頼帖 抜き射ちの竜(1960/日)竜二(赤木圭一郎)は「抜き射ちの竜」と異名をとり、拳銃を持った敵の利き腕を撃ち抜いて抵抗できなくする男として知られていた。だが、麻薬漬けにされた彼は目標も定まらず、コルトの銀(宍戸錠)という男に加勢されて宿敵を倒すに至った。借りのできた竜二は、銀のボスである楊(西村晃)のために働くことになる。だが、楊も汚い商売をする男だった。ボクシングの腕を磨きながら八百長試合を命じられて地に堕ちた弟分・圭吉(沢本忠雄)、そして麻薬捜査官の妹である無垢な娘・みどり(浅丘ルリ子)のために、竜二は楊の悪行の核心へと一歩一歩迫ってゆくのだった。「拳銃無頼帖」シリーズ第1作。〔86分/カラー/スコープ・サイズ〕[投票]
★4マザー・テレサ(2003/伊=英)マザー・テレサ(オリヴィア・ハッセー)は、イスラム教・ヒンドゥー教が衝突しあう独立前夜のインドにあって、傷ついたヒンドゥー教徒を助けたことで赴任地を変えられ、カルカッタの貧民街に戻ってくる。修道院の平穏な暮らしよりも病める貧者とともにあることを望む彼女は、托鉢で糧を得て食費すらも親のない子や、死にゆく異教徒たちのために献じることを日常としていたのだ。彼女の行動に否定的だったヴァチカンの監察官セラーノ神父(セバスティアーノ・ソマ)も同行することで考えを改め、協力を誓う。そして、マザーの望んだ「平和の村」と名づけられた救済の地が建設される。〔117分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3男の怒りをぶちまけろ(1960/日)ハイジャックした飛行機である男の持つカバンを奪った二人組は、飛行機を操縦不能にしてパラシュートで脱出した。そしてトラックを止め、ヒッチハイクで東京に向かうが、検問所付近で新聞記者・三沢(赤木圭一郎)をも同乗させることになった。彼らは三沢と運転手にみね打ちをくわせ、トラックごと東京湾に沈めると、ボスの所へカバンに隠し持った「ある物」を届けに向かう。だが、彼らとも交流のある「事件屋」村西(二谷英明)は、トラックから脱出し九死に一生を得た三沢を救ってやった。誰も信用しない体験談に業を煮やし、単身事件を追う三沢が出逢ったのは、死んだトラック運転手の妹・章子(浅丘ルリ子)だった。〔81分/カラー/スコープ〕[投票]
★3錆びた鎖(1960/日)英二(赤木圭一郎)は大学生活より海の仕事が好きな、根っからの海の男だ。その兄、健一(小高雄二)は学業に優れ、若くして父である長岡社長(小沢栄太郎)から重要な仕事を任されていた。ふたりの従妹である美枝(笹森礼子)は、健一の大人の風貌と英二の微笑ましいやんちゃさの間で、どちらにつくともなく妹気分を味わっていた。そんな平和な日々のなか、長岡は縄張りの拡張を目論む松井組の陰謀により、心臓麻痺に見せかけて殺された。そして健一が後継者の座につくが、彼をも陥れようと陰謀を巡らせるのが、松井組の走狗、水原専務(大坂志郎)であった。労務者たちからそれを聞きつけた英二の怒りは爆発する。〔95分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★2戦場よさらば(1932/米)第一次大戦当時。イタリア軍に志願したアメリカ人、フレデリック(ゲイリー・クーパー)は、戦友リナルディ大尉(アドルフ・マンジュー)に、イギリス軍救護隊にイカす看護婦がいるとつねづね囁かれていた。敵軍空襲のおりに暗闇で顔を合わせたその看護婦、キャサリン(ヘレン・ヘイズ)とフレデリックは忽ちのうちに恋におち、軽い女と思われたくないキャサリンも二度目の口づけの願いは受け入れた。だが、フレデリックらの部隊は激戦地ピアージュに移動することになる。空襲で銃弾を受け、戦闘不能になった親友を見たリナルディは、男の嫉妬を明らかにするのを望まず、フレデリックを恋人のいるミラノに送ってやるのだった。〔79分/モノクロ/スタンダード〕 [more][投票]
★3俺の血が騒ぐ(1961/日)大海を行く一隻の帆船は、国籍不明の遭難船に救助隊を送った。だが、その船は爆炎を上げて海の藻屑と消えた…。その数ヶ月前、新米船員の明(沢本忠雄)は兄の邦夫(赤木圭一郎)とその恋人・節子(笹森礼子)に迎えられて帰港した。その邦夫は海で殺された父の捜査に不満を抱き、犯人を自らの手で裁こうと決心していた。だが彼は詰まらぬ喧嘩で一ヶ月の謹慎を食らい、やって来たバーで健次(葉山良二)という男と親友になる。健次は裏の非合法組織に属する男であった。心のすれ違いを感じた節子を明に託し、邦夫は健次たちの船に乗ることにした。父殺しの犯人が乗っていると聞かされて…。〔86分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★4月給泥棒(1962/日)当世流行りのモーレツ社員の巷・クラウンカメラでも、吉本(宝田明)は群を抜くゴマスリ社員であり、出張帰りにも課長・部長・専務に付け届けを忘れなかった。人事部長(中丸忠雄)が息子を一流学校に入れさせたいとこぼせば、広告会社にクラウンの広告を発注し、かわりに裏口入学の話を取り付ける。女にも目のない彼は、ホステス和子(佐山和子)も稀に見る女と見るや真っ先に手を出し、「幸福とは自分が人より上に立ったときに味わえる」と人生哲学を語って感心させるのだった。そんな折、吉本はクラウンのライバル会社・オリバーカメラが、ザバール王国のバイヤー、ダゴン氏(ジェリー伊藤)に大幅買い付けを頼むとの情報を聞く。〔93分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★3暗黒街の弾痕(1961/日)新型エンジンを搭載した試作車が、三角峠で逆走してきたトラックを避けようとして崖下に転落、運転手は絶命した。鯨銛の撃ち方を新人にレクチャーしていた運転手の弟・草鹿次郎(加山雄三)は、産業スパイの仕業かもと教えられ、復讐に燃えて立ち上がる。事件を担当していた東警部(三橋達也)は、謎を追う次郎の真摯な態度に動かされ、再び事件を洗ってみると約束する。一方、次郎の大学時代の友人・須藤健(佐藤充)は、インチキ雑誌編集長のかたわら恐喝を生業としていた。彼はくだんのトラック運転手の陰にいる大物の存在を察知し、次郎に手を出すなと忠告するが、そんな言葉に耳を貸す次郎ではなかった。〔73分/カラー/東宝スコープ〕[投票]
★2いいかげん馬鹿(1964/日)終戦直前、弓子(岩下志麻)は瀬戸内海の小島に疎開してきた。彼女はそこで孤児・安吉(ハナ肇)と島で初めての友人になるが、大切なお嬢さまを危険な目に遭わせたというので安吉は養父と喧嘩になり、舟で島を飛び出してしまった。年月は流れ、弓子が大学に合格したその日、ジャズバンドの興行主として安吉は島に帰ってきた。久々に再会した弓子の美貌に陶然となる安吉だったが、コンサートは村長のライバル・竜王丸(石黒達也)にストリップショーだと因縁をつけられ滅茶苦茶になってしまった。スポンサーに逃げられ、赤字分だけ旅館で働かされる安吉だったが、ただでは起きなかった。彼はもっと凄い客人を連れて来たのだ。〔86分/カラー/ワイド〕[投票]
★5かもめ食堂(2005/日)フィンランド、ヘルシンキの街角に、サチエ(小林聡美)の切り盛りする「かもめ食堂」はある。あくまで「食堂」で、メインメニューはおにぎりだ。開店以来1ヶ月で現われた最初の客トンミ(ヤルッコ・ニエミ)はアニメファンで、サチエに『ガッチャマン』のフルコーラスの歌詞を聞いてきた。気にしていたサチエは、ある日、本屋で『ムーミン』日本語版を読み耽っていたミドリ(片桐はいり)に出会い、歌詞を聞く。それをきっかけに、理由なく旅をしていたミドリは食堂の従業員になってしまう。さらに、辛い過去の果てにフィンランドに旅してきたが、空港で荷物を紛失してしまったマサコ(もたいまさこ)が、かもめ食堂を訪れる。〔102分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票(1)]
★3純情部隊(1957/日)昭和20年。関取軍人・力道山こと光田は、辛い毎日ながらも東千代之介見習い士官に励まされ、また仲間の兵士にも実直な性格を気に入られ、親交を深めていた。それが面白くない鬼軍曹・岩本(駿河海)はことあるごとに光田らに暴行を加えるのだった。やむを得ない理由で光田が髷を切って間もなく、戦争は終わった。つぶしのきかない仕事で落ちぶれる光田だったが、仲間にプロレスラーの仕事を推薦される。めきめき力をつけた力道山は、今や日本中で応援してくれるファンのため、またかつて世話になった親方の娘(星美智子)を芸者の境遇から救うためにも、今やレスラーとなった岩本に敢然と挑んでゆくのだった。〔85分/モノクロ/スタンダード〕[投票(1)]
★5真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章(2006/日)戦乱の時代、この国の未来を予期して「修羅の国」より送られてきた三兄弟…彼らのうちのひとりが無敵の拳法「北斗神拳」を継承する運命にあった。末弟ケンシロウ(阿部寛)がそれを成し遂げ、次兄トキ(堀内賢雄)は死の灰を浴びて医学の徒となった。そして長兄ラオウ(宇梶剛士)は敗北者となるを良しとせず、自ら軍団を組織して乱世を平定する「拳王」となる道を選んだ。故国より従うソウガ(石塚運昇)とレイナ(柴咲コウ)を配下に、彼はこの国の名だたる郷将たちを倒し、ついに南斗の帝王・聖帝サウザー(大塚明夫)を相手に残すのみとなっていた。だが、サウザーには揺るぎなき勝算があった。〔94分/カラー/ヴィスタ〕 [more][投票]
★5機動戦士ΖガンダムIII 星の鼓動は愛(2006/日)小惑星アクシズとともにジオン公国再建を目論み、現われた女ハマーン・カーン(榊原良子)。ティターンズに寄生しつつ親鳥の喉を食い破り、わが身としようとする木星帰りの悪魔パプティマス・シロッコ(島田敏)。そして地球圏の理想国家建設を目指すエウーゴのクワトロことシャア・アズナブル(池田秀一)。三つ巴の戦いは宇宙に舞台を移し、幾多の人間たちの生き血を呑みこみ続ける。その中でΖガンダムのパイロット、カミーユ(飛田展男)は真に倒さなければならない強敵を見出す…新約Ζガンダム、いよいよ命のうねりのドラマが完結を迎える。〔99分/カラー/ヴィスタ〕以下は作画スタッフ→ [more][投票]
★2赤ちゃん教育(1938/米)生物学者デヴィッド(ケイリー・グラント)は発掘された恐竜の化石を復元し、残る鎖骨一本で完成させたら、助手のアリスと結婚する予定を立てていた。そんな彼のために百万ドルを寄付してくれる未亡人の弁護士・ピーボディ(ジョージ・アーヴィング)との接待ゴルフに臨んだデヴィッドは、この上なく厚かましい娘・スーザン(キャサリン・ヘプバーン)に妨害され、接待どころではなくなってしまった。つきまとう彼女の起こしたアクシデントでスーザン宅に立ち寄らざるを得なくなったデヴィッドは、そこで豹のベイビーと出逢う。それこそが災厄の始まりとなってゆくのだ…スクリューボール・コメディの代表作。〔102分/モノクロ/スタンダード〕[投票(1)]
★2モモ(1986/独=伊)お金はないが気のいい人々が住むとある町。ここの野外劇場の横穴から、くるくる巻き毛の女の子・モモ(ラドスト・ボーケル)が現われる。彼女の得意技は人を幸せな気分にさせること。彼女自身、ベッポ爺さん(レオポルド・トリステ)や俳優のジジ(ブルーノ・ストリ)とたちまち親友になってしまう。だが、そこへ闇が忍び寄る。グレイの背広に葉巻をくわえ、人々に時間の節約を説き、暮らしのやすらぎの時間を奪う「時間泥棒」たちだ。彼らの誘惑に屈せず、戦う決意をしたモモは、亀のカシオペアに導かれて時の支配者マイスター・ホラ(ジョン・ヒューストン)と面会することになる。〔105分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]