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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★4にあんちゃん(1959/日)朝鮮戦争から数年後の不景気時、佐賀の炭鉱も閉山の危機に追い込まれようとしていた。そこで命を繋いでいた在日朝鮮人・安本家の四人兄弟は、稼ぎ手の父を失うことでたちまちのうちに家を追われ、兄・キイチ(長門裕之)も姉・ヨシコ(松尾嘉代)も街に出て働くことを余儀なくされた。「にあんちゃん(次男)」のタカイチ(沖村武)はまだ小学生の幼い身で、末妹スエコ(前田暁子)を守るためあちこちの仕事場を探し歩く。逞しくも狡猾なまわりの人間たちに鍛え上げられるように、タカイチは目を背けることなく生きてゆく道を歩み続ける。〔日活・108分・モノクロ〕[投票]
★4イースター・パレード(1948/米)ショウ・ダンサーとして並ぶ者なきドン〈フレッド・アステア)とナディーン(アン・ミラー)のコンビだったが、ナディーンの突然の独立宣言でドンは独り取り残されてしまった。やけ酒をあおりにきたバーで、ドンは踊り子のハナー(ジュディ・ガーランド)に出会い、その場でコンビを組むことを決定してしまう。だがハナーはダンサーとしてはナディーンに及ばぬどころか、まるで使い物にならない。早速始まった猛特訓…そのなかで、ハナーの胸中にはドンへの熱い想いが目覚め始めていた。それでも、仕事馬鹿のドンにそれは伝わってゆかない…〔104分〕[投票]
★3母の贈りもの(1993/米)六人の子供を一人で養う母であるフランシス(キャシー・ベイツ)は、勤めていた工場をクビになったのを機にLAを離れ、アイダホの田舎町へと旅立つ。植木屋を営むムーンから廃屋を譲り受けたフランシスらレイシー一家は、貧しいながらも懸命に自分たちの家を築き上げるべく働く。だが、思春期をむかえやりたい事があふれている長男のシェーン(エドワード・ファーロング)は、ことごとに母と対立するのだった。(105分)[投票(1)]
★3悦楽(1965/日)脇坂(中村賀津雄)は、他人に嫁いだ昔の教え子・匠子(加賀まりこ)を愛するがゆえに、彼女を昔汚した男を列車から突き落として殺した。だが、それを見ていた男(小沢昭一)がいた。彼は殺人に目をつぶる代わりに、横領した公金を自分が逮捕されている間預かってくれと言う。一切手をつけずに…。だが、脇坂は匠子を失った喪失感から金で女を引き寄せ、次々に抱く。それは空になっていく現金のトランクが柩になるまでの限られた悦楽の日々であった。〔松竹・カラー・90分・ワイド〕[投票]
★3若い人(1962/日)新任教師・間崎(石原裕次郎)は同僚の橋本(浅丘ルリ子)に想いを寄せていたが、いつもすげない態度で接されるばかりだった。これに反し受け持ちの生徒・恵子(吉永小百合)からは、妙にエキセントリックなかたちながら熱烈な愛情を示されるのだった。その恵子について、間崎は橋本から水商売の母親の私生児として生まれ、それゆえ扱いに困る生徒に育ったのだと聞かされる。だが、自ら間崎の子をはらんだと噂を流す恵子に、間崎はただ当惑するのみであった。〔日活・90分・カラー〕[投票]
★2素晴らしき日曜日(1947/日)復興間もない東京の街。多忙な毎日に追われ息つく暇もない一組のカップル…雄蔵(沼崎勲)と昌子(中北千枝子)は、なけなしの小遣いをはたいて貴重な日曜日を素晴らしいものにしようと奮闘する。だが世間はふたりにあまりにも冷淡だ。雄蔵は幾度となく絶望に頭を抱えるが、朗らかな昌子は彼をそのたびに励ます…黒澤が戦後の若い世代を暖かな視線で見守る一編。〔東宝・108分・モノクロ〕[投票(1)]
★5戦争と人間 第3部・完結編(1973/日)新興財閥伍代家の末妹・順子(吉永小百合)は兄・俊介(北大路欣也)の親友でプロレタリア運動活動家の標耕平(山本圭)を愛し、当主・由介(滝沢修)によって勘当された。間もなく耕平は中国戦線に送られるが、敵を殺すことを頑なに拒み上官より目をつけられる。時を同じくしてノモンハンに出兵した俊介はソ連陸戦隊の圧倒的な物量の前に蹂躙されるのだった。そして中国戦線は膠着状態に陥り、満州で甘い汁を吸っていた伍代財閥そのものを瓦解させるに至る。〔日活・184分・カラー〕[投票]
★4白昼の通り魔(1966/日)家政婦シノ(川口小枝)は家事の最中、邸宅に踏み込んだ見知った男に首を締められて窒息させられ、犯される。意識を失っている間に奥方が包丁でメッタ突きにされ殺された。シノは刑事の尋問を受けながら、故郷の中学教師・マツ子(小山明子)に手紙をしたためる。今暗躍している「白昼の通り魔」はあなたの夫・英助(佐藤慶)だと。そして思い返す、英助に初めて陵辱された日のことを。その頃、彼らは貧しい農村に生きていた…カメラワークに凝りまくった大島渚の野心的実験作。〔松竹・モノクロ・99分・ワイド〕[投票]
★3天草四郎時貞(1962/日)寛永14年、島原の貧しいキリシタン農民は領主松倉の圧政に苦しんでいた。そんな中でのひとつの光明が、指導者と目される天草四郎時貞(大川橋蔵)であった。彼は城中にある親友・新兵衛(大友柳太朗)より情報を得ながら決起の日を待っていた。ところが機が熟さぬうちに、現われた謎の浪人(戸浦六宏)に指揮された農民たちにより代官の屋敷は攻め落とされる。心ならずも闘いを始めざるを得なくなった四郎軍は、じわじわと追い詰められてゆくのだった。(東映・モノクロ・101分)[投票]
★4上を向いて歩こう(1962/日)親友同士の九(坂本九)と良二(浜田光夫)は少年鑑別所を揃って脱走した。だが、逃亡後の行く手がふたりの立場を変えることになる。九は持ち前の正直さを武器に運送会社でマジメに働き、良二は憧れのドラマーの下、裏稼業で働くことになった。一方、良二の兄貴分・健(高橋英樹)が良家に育った兄に近づきたい一心から同じ大学を受けたことを、九の運送会社社長の娘・紀子(吉永小百合)は知るのだった。そんな日々のなかで、良二の憧れであるドラムセットをめぐり、思いがけぬ事件が人々のあいだで引き起こされてゆく。〔日活/カラー/91分/シネスコ〕[投票]
★4愛しのローズマリー(2001/独=米)オレはハル(ジャック・ブラック)。昼間は実直なサラリーマン、アフター5はイケてるねーちゃん探しにクラブへ繰り出すぜ。お相手はオヤジの遺言どおりナイスバディの美女だけさ。ところがある日、高名なカウンセラーに怪しげな術をかけられた途端、美女のくせにちっともお高くとまらないローズマリー(グウィネス・パルトロウ)に出くわした。たちまち二人はフォーリン・ラブ、彼女は心の底からステキなレディであり、しかも社長令嬢だってんだからオレもツキが回ってきたね。…でもおいダチ公よ、そのローズマリーを見つめるウロンな目は何だよ?まるでバケモノでも見るような…。〔114分/カラー〕[投票(3)]
★2学校の怪談3(1997/日)この小学校に昔から伝わる物語。タイチという病弱で孤独な少年は、運動会に参加したくとも叶わず、その無念の思いを抱いてあの世に行ってしまった。それから二人三脚で脚を結ぶリボンが切れた二人組は、タイチに連れていかれるのだという…。ある日、最低最悪の運勢だった八橋先生は、図工室の倉庫でひょんな事から古ぼけた姿見を見つける。その鏡を見た子供らは言う、それはタイチに呪われた鏡だと。子供らは、夜が更けた頃タイチの鏡の伝説を確かめに学校に乗り込む。その中には、母親の突然の再婚話にヤケになって家出同然に飛び出してきた少年、リョウの姿もあった。彼は運動会の日、リボンが解ける経験をしてしまった子供なのだった…。〔東宝/95分/カラー/ワイド〕[投票]
★3学校の怪談 GAKKOU NO KWAIDAN(1995/日)夏休みを翌日に迎えた小学校。新しい校舎の裏に残る旧校舎は立ち入り禁止にされていた。だが、校庭の片隅にあったハニワを子供のひとりが壊してしまったことから、異変の封印は解かれた。ある者は好奇心から、ある者は行方不明の姉妹を捜して、子供たちは次々と旧校舎のなかに閉じ込められてゆく。そして夜を迎え、頼りない先生(野村宏伸)と霊感が強く異変に気づいた少年が、旧校舎を取り巻く謎を知る…口裂け女、トイレの花子さんなど、都市伝説として語られる怪異を織り込みながら、一夜の子供たちの冒険を描く叙情編。〔東宝/100分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4かもめのジョナサン(1973/米)ジョナサン・リビングストン・シーガル。彼は魚を取り、ギャアギャアと喚く他のかもめたちの生活に飽き足らず、ただ飛行の限界を極めることに生き甲斐を見出していたかもめだった。より速く、より高く…。しかしそんなジョナサンを両親をはじめ仲間たちは理解せず、批判をぶつけるのみであった。そしてついに長老たちに集落からの追放を言い渡されるジョナサン。孤独なままに自己鍛錬を怠らなかった彼の前に、やがて彼を凌ぐ飛行能力をもったかもめたちが現われる。ニール・ダイアモンドの音楽に乗せ、ひたむきに飛びつづけるかもめの姿を追ったある時代のバイブル。〔99分/カラー〕[投票(1)]
★4恐るべき子供たち(1949/仏)雪合戦の日に、崇拝する少年ダルジュロス(ルネ・コジマ)に傷つけられたポール(エドゥアール・デルミ)は学校を休んだ。姉のエリザベート(ニコル・ステファーヌ)はそんな彼を罵倒しながらも、ともに夢想世界に旅立つ半身として慈しむのだった。彼らを思いやる友人ジェラール(ジャック・ベルナール)を含めて、3人の個室生活は続いてゆく。だが姉弟の母が死に、エリザベートがモデルの仕事についた時、ポールの運命は傾いてゆく。姉はダルジュロスに面影の似た娘アガート(ルネ・コジマ2役)を家に連れ帰ったのだ。その時、無意識のうちにポールの中で、アガートはダルジュロスの影に重ね合わされていった。〔105分/モノクロ〕[投票]
★4美少女戦士セーラームーンR(1993/日)セーラームーンことうさぎ(三石琴乃)の恋人、衛(古谷徹)と異星人の少年フィオレ(緑川光)は薔薇園で再会する。かつて両親を失い孤児となった衛と、天涯孤独で宇宙を彷徨っていたフィオレはともに友情を誓い合ったのだ。それゆえにフィオレはうさぎを激しく憎悪し、手を差し出した彼女を邪魔者として厳しくはねつけるのだった。同じ頃、怪植物キセニアンが街に増殖しはじめていた。その寄生を受けた人間は精神を憎悪に支配されるのだ。それを知ってキセニアンに対峙するセーラームーンは、それがフィオレの胸に咲いていた花だと知る。衛とおのれだけの世界を創ろうとするフィオレに、セーラームーンたちは立ち向かってゆく。〔東映/60分/カラー/ワイド〕[投票]
★2星降る夜のリストランテ(1998/仏=伊)宵闇せまるローマの町。ここに肩肘張らずくつろげるレストラン「アルトゥーロの店」はある。店主アルトゥーロ(コルラード・オルミ)は出入り口の席から店内を見渡し、奥方のフローラ(ファニー・アルダン)はつぎつぎ訪れるお客の采配に忙しい。ここを訪れる人々の横顔はさまざま。愛情、肉親の情、不倫、哲学、演劇、さらには魔法までもがこの店ではテーブルに並べられる。そして夜は更けて、人々の物語は最高潮に達する…。〔108分/カラー〕[投票]
★3ファースト・ワイフ・クラブ(1996/米)ブレンダ(ベット・ミドラー)、エリース(ゴールディ・ホーン)、アニー(ダイアン・キートン)は大学時代の旧き友人たち。もうひとりの親友シンシアが投身自殺、その葬式の席で3人は再会し、おのおのが夫と冷戦状態にあることを知る。だがブレンダは夫を愛しており、エリースは派手好きで嫌なことは酒で流したがる。そしてアニーは控えめで夫と戦う気にはなれない…それでも、夫たちが自分たちと離婚、それぞれに若い愛人と再婚しようとしていることを知った3人は、共闘して夫たちに一泡吹かせてやろうとある計画を実行に移す。離婚で世をはかなんで死んだシンシアの魂のためにも…。〔103分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3ライアーライアー(1997/米)フレッチャー(ジム・キャリー)はウソで固めた言動でどんな裁判でも勝利をおさめる敏腕弁護士。だが、その多忙さゆえに家族を振り返ることが滅多になかった。「パパは嘘つき(弁護士の言い間違え)だ」と言い放つ息子マックス(ジャスティン・クーパー)はパパのことが大好きなのだが、今年の誕生パーティもすっぽかされてしまう。マックスはケーキの火を吹き消すとき願う、「今日一日だけでもパパがウソをつきませんように」と。しかしその願いは叶い、担当の裁判は大混乱!?その頃フレッチャーの先妻オードリー(モーラ・タイリー)は、彼に預けていたマックスを連れ、ボストンへ新しい恋人と旅立とうとしていた…。〔87分/カラー〕[投票(2)]
★3I am Sam アイ・アム・サム(2001/米)サム(ショーン・ペン)とルーシー(ダコタ・ファニング)は大の仲良し父娘。サムは逃げた母親をものともせず、男手ひとつで娘を7歳まで育て上げた。しかし、ただひとつの問題は彼が7歳程度の知能しか持ち合わせていなかったこと…。社会はサムから父権を奪い、子供を育てる能力をもった養父母にルーシーを託そうとする。娘を奪われたくないサムは、仲間の力を借りて見つけ出した腕利き弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)の事務所のドアを叩くのだが…。ビートルズのナンバーに乗せて贈るヒューマン・ドラマ。〔133分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]