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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★4恋するマドリ(2007/日)姉と暮らしていた大学生・ユイ(新垣結衣)は、その姉の突然の出来ちゃった結婚によって引越しを余儀なくされた。彼女が移り住むアパートに家具を運んでもらっていたとき、上の階の大野(松田龍平)という少々無愛想な青年に出くわす。元の家を解体指揮してくれるという温子(菊地凛子)という女性と話をしていたユイは、課題の椅子のデザインをアドバイスしてもらい、一気に親しくなるが、彼女が恋人と別れてインドに旅立つことを知る。そんな折、自分のせいで友人の骨を折らせるという事故に遭ったユイは、代りに出かけたバイト先の研究所で偶然大野に出会う。彼はそこの主任研究員で、温子の彼氏でもあった。〔113分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3ペネロピ(2006/英)妙齢のレディ、ペネロピ(クリスティーナ・リッチ)には秘密があった。5代前の先祖が邪険に扱って自殺せしめた家政婦の母親が、この家に生まれる娘は豚の鼻と耳を与えられるように、との呪いをかけたのだ。父(リチャード・E・グラント)と母(キャサリン・オハラ)は懸命に見合い相手を集めてくるのだが、ペネロピのご面相を見るなり誰もが震え上がり、外へ飛び出してしまう。名家の出であるエドワード(サイモン・ウッズ)も例外ではなく、誰しもに豚女だとふれ回って妄想狂扱いされ、意地になって新聞に記事を書かせるほどだった。「呪いは"仲間"が愛を誓ったとき消える」。ペネロピはそれを果たせるのか…。[101分/カラー/スコープ][投票]
★3明日への遺言(2007/日)第二次大戦後。東海軍司令官・岡田資中将(藤田まこと)は、名古屋ほか東海地区に無差別空爆を行い乗機から脱出した米軍兵士を、略式裁判の後処刑した罪でB級戦犯と認められ、米軍によって裁判にかけられた。真っ向から裁判に立ち向かう岡田は、妻である温子(富司純子)ほかの家族を心の支えに、「法戦」に挑んでゆく立場を固めた。弁護人フェザーストン(ロバート・レッサー)の公平な弁護に心強いものを感じつつも、主任検察官バーネット(フレッド・マックィーン)の執拗な糾弾に、岡田は総てをおのれの責任とし、若く将来ある部下達が一人として命を失うことが無いよう、仏の慈悲をよすがに発言を続けるのだった。〔110分/カラー/ヴィスタ〕[投票(1)]
★2牡牛座 レーニンの肖像(2001/露=日)1918年。モスクワより遠く離れた小村に、レーニン(レオニード・モズゴボイ)は半身不随状態の身体で療養を目的に滞在していた。妻(マリヤ・クズネツォワ)は廃人となりゆく夫の身を思いやることしかできず、医師(レフ・エリセーエフ)は定期的な診断を繰り返すのみである。いつになったら回復するかと苛立つレーニンに、医師は「17×22」の掛け算が出来るようになれば回復だ、とのみ答えるのであった。そんな彼の別荘を客人…スターリン(セルゲイ・ラジューク)が訪れるが、電話がかけられないこと、所望した自殺用の毒薬が届かないことをレーニンは彼に問い詰める。そしてレーニンを蝕む病は悪化しつづける…。〔94分/カラー/スタンダード〕[投票]
★4奈緒子(2007/日)奈緒子(藤本七海/上野樹里)は幼時、喘息療養のため東京から長崎に来た頃、事故で海中に落下し、救われる代わりに漁師・健介(嶋尾康史)の命を奪う結果となった。息子である雄介(境大輝/三浦春馬)の父を返せと叫ぶ声は、奈緒子のトラウマとなる。それから幾数年…雄介は天才ランナーの異名をとる短距離走者に育っていた。そんな彼に偶然再会した奈緒子は、ふたりの間の空気が長い間フリーズしたままだということを痛感させられる。総てを奈緒子の口から聞いた陸上部の西浦監督(笑福亭鶴瓶)は、彼らの空白の時間を取り戻させるべく、奈緒子を陸上部マネージャーにするのだった。〔120分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3乳母車(1956/日)ゆみ子(芦川いづみ)は父(宇野重吉)に愛人があると聞かされる。鎌倉の家に帰った彼女は悩み、芸事に余念のない母(山根寿子)に相談することにした。だが彼女は微動だにせず、そんな話は知っていると言い放つのだった。母に腹を立てたゆみ子は、その女・とも子(新珠三千代)の家を訪ねる。とも子の弟の宗雄(石原裕次郎)に出会ったゆみ子は、彼が殴ろうと思っていたゆみ子の父の愛情を理解したと聞く。そして帰ってきたとも子に会ったゆみ子は、彼女と父のあいだに赤ん坊があり、幸福であることを知るのだった。そんなある日、子守中に寺で居眠りしていた宗雄の傍らにあった乳母車を、ゆみ子は悪戯で連れ出す。〔110分/カラー/スタンダード〕[投票]
★2転校生 -さよなら あなた-(2007/日)尾道から久しぶりに長野に帰って来た斉藤一夫(森田直幸)は父親を離婚で失っていた。転校先の学校で、幼なじみの斉藤一美(蓮佛美沙子)と再会した一夫は、幼稚園時代の秘密暴露に慌てまくる。それでも、一美に誘われて沸き水の出場所に案内された一夫は、ふとしたアクシデントから水中に一美ともつれ合ってはまり込んでしまい、そこでお互いの精神が入れ替わる惨事に遭遇する。代わってしまった身体に困惑する二人。その様子には、一美の彼氏の弘(厚木拓郎)も呆れるばかりだった。だが、騒動のうちに見えてきたことは、一美が難病に冒されているという冷厳なる事実だった。大林宣彦監督・出世作の自らによるリメイク。〔120分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2団塊ボーイズ(2007/米)かつて青春のサンダーロードを、電光のハーレーダヴィッドソンでブッちぎっていった男たち…では全然ないが、とにかくジャンパーのエンブレムを誇示しつつアメリカ横断のバイクツアーに赴く男たちがいた。彼らの名は「ワイルド・ホッグス」。自己破産して妻にも逃げられたウディ(ジョン・トラヴォルタ)。しがない歯科医で医者仲間にもナメられていたダグ(ティム・アレン)。長い小説家への夢を妻に捨てさせられ、下水掃除夫に戻されようとしているボビー(マーティン・ローレンス)。そしていつもパソコンを携帯し、熟年を迎えてもパソコンだけが恋人のダドリー(ウィリアム・H・メイシー)…さあ、脱オヤジアドヴェンチャーへ![99分/カラー/スコープ][投票]
★2子宮の記憶 ここにあなたがいる(2006/日)真人(柄本佑)は生後三ヶ月で誘拐された過去を持つ高校生だ。そのためか、真人は母親・由紀(野村真美)につねに嫌悪の念をあからさまにする。そして彼は、自分の「ほんとうの母親」に逢うためにバイクで旅立った。沖縄の海岸沿いの食堂で、真人は愛子(松雪泰子)という女に出逢う。にぎわう店でてんてこ舞いの愛子を前に、真人は店の手伝いを始めた。そんな彼を愛子は亭主の英雄(寺島進)に紹介し、真人は住み込みでバイトをすることを許されるに至った。人見知りの激しい愛子は冷たい態度を保ちつつも、次第に真人に心を開いてゆくのだった。だがある日、愛子の義理の娘・美佳(野村佑香)が現われ、真人の正体を探り当てる。[115分/カラー/ヴィスタ][投票]
★4かぞくのひけつ(2006/日)「なんで、男と女は一緒になろうとすんねやろ…」不動産屋の息子・賢治(久野雅弘)は女癖の滅法悪い父親(桂雀々)と、彼に怒り半狂乱になって攻め立てる母親(秋野暢子)を見て育った。彼も高校生になり、今度は自分が女の不思議を味わうこととなる。彼女の典子(谷村美月)は自転車の後に賢治を乗せて下校中、いきなりラブホテルに走りこんでいこうとする。何とか逃げ出した賢治が母親に頼まれて見に行ったものは、父の新しい愛人・ゆかり(ちすん)だった。ところが彼女は、父の経営する不動産屋にパートで勤め、母とも付き合ってゆこうとする。その上親の因果ゆえか、賢治の大事なムスコさえ腫れ上がってくるのだった。〔83分/カラー/スタンダード〕[投票]
★3陰日向に咲く(2007/日)大型台風が刻一刻近づいて来ている東京。不良サラリーマンでギャンブル狂のシンヤ(岡田准一)は、同僚たちがカンパしてくれた金を使い果たし、なおもパチンコに没入する毎日だった。そんな彼に、昔ストリップ劇場でつなぎの漫才をしていた母(宮崎あおい)を探して欲しい、と若い娘・寿子(宮崎二役)が近づく。そんな頃、サラリーマンのリュウタロウ(三浦友和)は、歩道橋で人波を二つに割って悠然と歩くホームレス(西田敏行)をモーゼだと感動し、仕事を棄てて彼についてゆく道を選ぶ。人々の様々なドラマは、やがて時が経つうちに意外な関連性を明らかにしてゆくのだった。[129分/カラー/ヴィスタ][投票]
★3歓喜の歌(2007/日)大晦日前日。みたま市文化会館の館長に左遷された飯塚(小林薫)は、妻(浅田美代子)から離婚を迫られ、その上借金取りには返済を強く求められて八方ふさがりであった。ヤケになった飯塚は、翌日のホールでコンサートを行ないたいという、名前がそっくりのママさんコーラスグループ二つをダブルブッキングしてしまった。その失態はすぐに発覚し、彼は双方のグループから突き上げられる。伝統あるグループの代表(由紀さおり)は、昔からこの時期のコンサートを期待する人々の多さを訴え、新興グループの代表(安田成美)からは、寸暇を惜しんで練習してきた自分達の努力を力説される。飯塚、この責任をどう取る?[112分/カラー/ヴィスタ][投票]
★2ハナ肇の一発大冒険(1968/日)肉屋の主人、間(ハナ肇)のところにフランスからはがきが届いた。彼は夢見心地で憧れのサントロペへ思いをめぐらす。それというのも3ヶ月前、間はちょっとした気まぐれでレストランに入り、そこで可愛い娘(倍賞千恵子)と相席したのだ。彼女はある目的のために、間に車で送ってくれという。その上娘は悪党二人組(石井均/なべおさみ)に狙われていたのだ。男のロマンを感じた間は、悪党どもをまいて娘を乗せた車を駆る。娘が手にしたバッグには、アフリカ某国の独立運動に役立つべきダイヤモンドの入った皮袋が一つ。そのお宝を狙う二人組は、執拗に間たちのライトバンを追う。娘のナイトとなった間は、日本縦断の冒険に出るのだった。[91分/カラー/ワイド][投票]
★4宝島(1987/日)少年ジム(野沢雅子)の母親が営む旅篭を胡散臭い男ビリーが訪れた。彼は謎の「一本足の男」に命を狙われているという。果たして彼は「黒犬」と名乗る男に襲われ、ジムに一個の鍵を残してこときれるのだった。鍵で開けた箱の中にあったのは、一枚の宝島の地図。届けられた役人達は欣喜雀躍するものの、遠眼鏡屋の男、一本足のシルバー(羽佐間道夫)と出会ったジムはきな臭いにおいを感じ取る。だが、「黒犬」を知らないと言い張るシルバーは、宝島行きの船の料理長としてジムらと同行することとなった。船は大海を南下し、嵐に見舞われる。その時出現した幽霊船に死んだ副船長の亡霊が現われ、自分を殺した犯人としてシルバーを指差すのだった。[90分/カラー/スタンダード][投票]
★5スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007/米)19世紀、ロンドン。美妻子に恵まれ、幸福の絶頂に在った理髪師パーカー(ジョニー・デップ)は、妻に横恋慕するターピン判事(アラン・リックマン)の姦計で罪なくして終身刑を宣告された。15年後、脱獄し復讐の志を抱いて帰郷、その名もスウィーニー・トッドと改めて仕事場に戻った彼は、その建物で客の寄り付かないミートパイ屋を営むラヴェット夫人(ヘレナ・ボナム・カーター)から、妻は判事によって陵辱され、毒をあおったこと、そして美しく成長した娘ジョアナ(ジェーン・ワイズナー)は判事の館に、保護の美名の元幽閉されていることを知る。大切に仕事場に保管しておいたカミソリを武器に、トッドの復讐は始まるのだった。[117分/カラー/ヴィスタ][投票]
★2全然大丈夫(2007/日)とことん不器用を極めた絵描き志望の娘・あかり(木村佳乃)は、ホームレスの夫婦の風貌に憧れてモデルになってもらい、その顔の連作を描き続けていた。そんな彼女に恋をしたのが、古本屋の父(蟹江敬三)から後を継ぐべく厳命されていながら、本人は世界ナンバー1のお化け屋敷を経営するのを夢見る照男(荒川良々)と、彼の幼なじみで真っ当なサラリーマンの久信(岡田義徳)だ。二人は壮絶な恋の鞘当を繰り広げるかと思いきや、いつものことで極めてユルくバカげたいさかいを続けるのだった。そんな所へ、古本屋に飾ったあかりの絵を買いたい、と言い出す人物が…。荒川良々商業系初主演の、脱力系藤田容介監督作品。〔110分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票]
★5母べえ(2007/日)昭和15年、東京。文学者・野上滋(坂東三津五郎)は、妻・佳代(吉永小百合)、そしてふたりの娘・初子(志田未来)と照美(佐藤未来)とともに、つつましくも幸福な家庭を築いていた。だが、その平穏は治安維持法による滋の逮捕で崩れる。それでも滋を信じ、懸命に生きる家族のもとに、からっとした性格の叔母・久子(檀れい)、拝金主義にどっぷり漬かりながら何処か憎めない叔父・仙吉(笑福亭鶴瓶)、そして滋の弟子であり家族を事あるごとに救ってゆく書生・山崎(浅野忠信)が訪れ、彼女らを励ましてゆく。黒澤明映画のスクリプターを務めた野上照代の少女時代の自伝をもとに、山田洋次が描く家族の戦中史。〔132分/カラー〕[投票(2)]
★1君は恋人(1967/日)浜田光夫は映画のスタートラインに立った。彼の演じる役は素寒貧のチンピラだ。兄貴分の林家こん平とともにセコい仕事で日銭を稼ぐ彼の姿は、中学生時代の憧れの人、吉永小百合には見せられなかった。しかし、光夫がヤクザな稼業に身を投じていると知っていた母親、清川虹子は大いに胸を痛めていた。幼なじみのトンカツ屋の娘、和泉雅子も同じ思いだ。その頃、光夫の属する暴力団の幹部連中は、腑抜けになった社長、宍戸錠を見限って自分達で組を牛耳ろうとしていた…と、そんな脚本に行き詰ったライターの渡哲也は焦っていた。彼にせっついたスタッフ、浅丘ルリ子におだてられて、渋々脚本を書き続ける渡だった。〔93分/カラー/スコープ〕[投票]
★4わが町(1956/日)フィリピンの道路開墾の指導者であった他吉(辰巳柳太郎)は、報われぬままに故郷・大阪の下町に帰ってきた。迎えるものも少なかったが、売れない噺家の〆団治(殿山泰司)は、彼に妻のお鶴(南田洋子)が娘の初枝をもうけ、露店を営みながら育て上げたことを知らせる。駆け戻った他吉を、お鶴は不実だとなじった。他吉は反省し、家族のため働くことを誓うが、お鶴は衰弱し帰らぬ人となるのだった。時は流れ、成長した初枝(高友子)は桶屋の新太郎(大坂志郎)と、父に黙って逢うようになっていた。人力車夫となっていた他吉は、マラソンで新太郎に敗れたことで彼の頑健さを認め、初枝との結婚を許すのだが…。〔98分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★4火の雨がふる(1988/日)昭和20年、博多。ガキ大将の友次(川口周)は、仲間の信夫(峰尾かおり)とともに、学校が早く終わって空襲警報さまさまだ、と笑っていた。そんな彼の頬を、転校してきたばかりの頼子(荘真由美)が引っぱたいた。彼女は東京空襲で母と弟を失い、その地獄図を嫌というほど目に焼き付けたのだ。それ以来友次は頼子に複雑な感情を抱いてゆくのだが、彼の心を浮き立たせるのは、今年は中止のはずの山笠祭を、子供たちだけでやらせようという父たちの密談だった。だが、決して爆撃に襲われないと皆が信じていた博多が、炎の雨に包まれる日がやってくる。キャラクター原案:長谷川法世。〔80分/カラー/ワイド〕[投票]