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「麗奈ちゃん・きりなちゃん、がんばっていきまっしょい!・・ね!」(ぽんしゅう)の映画ファンのコメント

好き(2000/日) 三文役者(2000/日) TOKYO EYES(1998/日=仏) 13階段(2002/日) 容疑者 室井慎次(2005/日) 姑獲鳥の夏(2005/日) きょうのできごと(2003/日) 学校II(1996/日) ekiden 駅伝(2000/日) スリ(2000/日) はつ恋(1999/日) アドレナリンドライブ(1999/日) がんばっていきまっしょい(1998/日) 東京マリーゴールド(2001/日) ざわざわ下北沢(2000/日) 8 1/2の女たち(1999/英=独=ルクセンブルク=オランダ) GTO(1999/日) dead BEAT(1999/日) ユメノ銀河(1997/日) バレット・バレエ(1999/日) パルコフィクション(2002/日) 玩具修理者(2001/日) ドラッグストアガール(2003/日) NIN×NIN忍者ハットリくん ザ・ムービー(2004/日)が好きな人ファンを表示する

病院で死ぬということ(1993/日)************

★4市川監督らしい静謐なカメラ回しが、生と死を見つめるテーマに、見事にはまった。「圧倒的感動」とは対極にある、胸のうちから静々と湧き出してくる「静かな感動」。波紋が音もなく広がるように、心に広がる「想い」「哀しみ」そしてささやかな「喜び」。言葉はなくても、これだけ訴えかける映像を作れるのはさすがだ。挿入される日常の人々のひとコマひとコマ。そこにある「輝き」が、病院の空疎さと対照的で、心に響く。 (ことは)[投票(1)]
★5近親者の死が招く欠落感は耐えがたく、己の死には底知れぬ恐怖を感じる。だからこそ観客は、映画の中の「死」に同化してしまうことで、その事実を疑似体験して受け入れてしまおうとする。それを拒み、これほどまでに死を「見る」ことを強いる映画を知らない。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★4カメラが距離ありましたね。客観的なんですね。でも審美的じゃない。「人の生=死」をクールに、感情抜きに見据えた日本映画の秀作です。 (セント)[投票(1)]
★5第三者の視線で病室全体をとらえた画は、1人の人間の生死は本人だけでなく家族全体の問題であることを明確に物語る。そのような中に振り絞るような嗚咽が放たれるとき、私はその重さを決して第三者の視線でとらえることはできなかった。 (ナム太郎)[投票(1)]
★5死ぬということを描いた部分の抑えた台詞回しや固定カメラに作為を感じるとしても、この死にゆく者にしか感じ取れないと思わせる市井の風景や何気ない人々の営みの美くしさと愛おしさ。言葉で「生きろ」と言うより百万倍の効果がある。少なくとも俺には…。 (けにろん)[投票(3)]