飯村雅彦の映画ファンのコメント
座頭市血笑旅(1964/日) |
橋の上で子守唄を歌う子守、遠くでこの歌を聴かせて赤子をあやす市。哀しみが重なり合い、しみじみ美しい。寺の和尚がいい人。 (寒山拾得) | [投票] | |
連なって歩く盲人たちの群に座頭市は何を思うのか?やるせない、余りにもやるせない座頭市が描かれる。 [review] (sawa:38) | [投票(2)] | |
本作で市の痛々しい演出は頂点に達しました。これがシリーズを続ける最大の功労点でしょう。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
少し無理がある発端だが、市と赤ん坊なんて絶妙な組み合わせだ。‘裏街道を歩く’なんて自虐的発言も多い市だが、本作では明るく素直でまっとうだ。赤ん坊相手だからだろう。音楽がいい。五木子守唄風だが、詞も曲もオリジナル作品だと思う。 (KEI) | [投票] | |
高慢で計算高いお香が母性に目ざめ家族に憧れていくさまを高千穂ひづるが好演。所帯を持つなど叶わぬことを知っている兇状持ち渡世人だからこそ、誰よりも家族に憧れる気持ちの強さを知りつつ揺れ動く市(勝新太郎)。流れ者たちの悲哀に溢れた秀作。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |