「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
グッバイ・クルエル・ワールド(2022/日) |
冒頭はアメ車の走行シーン。ビンテージのサンダーバード(トリノバーズ)だ。BGM(ボビー・ウーマック)がカッコいい。こゝに銃口のアップショットや、腹部が血まみれのショットがフラッシュフォワードされる。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
はなから組織に属せない、あるいは外された者(つまりは個人)の非力さを描いて容赦ない。裏返せば、それは権威に従属さざるを得ない脆弱批判でもある。この弱き者たちへの忖度なしの仕打ちは大森立嗣のオリジナル『タロウのバカ』に通じる“冷たい挑発”を感じる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
犯行グループVSヤクザの骨太展開ではなく搦め手からの圏外因子が物語を撹乱する。そういう映画ならそれもいいがティナ&氷魚のカップルの壊れ方は余りに唐突。錯乱する展開に竿刺す三浦子飼い連の混沌は締めるべき2人に仮託する詠嘆を薄める。 (けにろん) | [投票(2)] |