★4 | とまれ「イーストウッド×動物」の映画である。クリント・イーストウッドと動物を取り合わせた図像が宝船級の福々しい縁起物であることは『ダーティファイター』以来の公知事項だが、彼の監督兼出演作がこの美質を押し出すのは(西部劇の馬を除いて)稀だった。然り、『クライ・マッチョ』は事件である。 [review] (3819695) | [投票(7)] |
★4 | 彼が監督のみに徹した近作には失望することも多かったが、矢張り『運び屋』同様、出演した監督作にハズレはないのだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(9)] |
★3 | 軽快なギターにのせて、昇る朝日を背景に車と並走する空撮(イーストウッド印)から始まる冒頭の“通勤”シーンのカティングがカッコいい。ここで私はもう釘づけ。老残のカウボーイがキャリアという無形の機智で人生の借りを返し収まるべきところに納まる幸せな小品。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★4 | 星条旗を描き続ける作家=イーストウッド御大が選んだ安住の地。幸福な映画でありながら、ある意味衝撃作。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★3 | もしイーストウッドが監督・主演でなければ、映画史の波間に埋もれてしまいそうな慎ましい小品だが、それでもやはり感動してしまう。押し付けがましさは一切ないのだが、残そう、伝えようという意思を感じる。その想いが静かに響く。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★4 | 一発のパンチで死んじゃう領域に至った爺さんが、それでも過度にマッチョでなく適度に女好きで当たり前にモテる知足の境地を煩悩のかけらもなく提示した遺言。苦み走って吐き捨てる定番ガッデムは自筆での刻印。総括を枯淡で通せるイーストウッドの役徳。 (けにろん) | [投票(6)] |