「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
薮の中の黒猫(1968/日) |
映像、演出、俳優当時随一の布陣。映像も前半はため息つくような様式美。能をアレンジした趣向は震えるぐらい美しい。後半、太地がいなくなってから、吹っ切れたように他愛ないお話になってゆく。惜しい。でも前半だけでも、十分見応えあり。秀作。 (セント) | [投票(2)] | |
『羅生門』や『雨月物語』がちらつき、海外の賞狙い感満々なのだが、様式美のなかにも60年代的スピード感と、モダンさが漂うのは新藤兼人ならでは。乙羽、 太地の母娘に、後の『ふくろう』の大竹しのぶ、伊藤歩母子の原型がみてとれたのが発見。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
白と黒のコントラストが印象的な映像ですね。特に黒猫館での元夫婦の絡みシーの衣装の白が眩しく輝いていました。それから、太地喜和子は艶っぽくていいね・・・ (RED DANCER) | [投票(1)] | |
『鬼婆』と同じ様な内容だが、こちらは怪談調でせつない感じ。若い頃の中村吉右衛門と太地喜和子が新鮮だが、『鬼婆』の方が面白い。['04.1.21VIDEO] (直人) | [投票(1)] | |
カタルシスを拒否する刺すような能世界 [review] (寒山拾得) | [投票] |