jollyjokerさんのコメント: 更新順
孤島の王(2010/ノルウェー=仏=スウェーデン=ポーランド) | 刺すような冷たさは、冬のそれではなく、人の心だった。抑圧、服従、屈折、孤立。子どもたちの目と、薄汚い管理者たる大人たちの目の違いが観客を見透かしているようだった。 | [投票] | |
歩いても 歩いても(2007/日) | 是枝裕和は日常の些末なシーンを切り取って暮らしぶりを視覚的に表現するのがうまい監督だと思う。そして、良い人そうに見える人物が実は鋭い人であるというエピソードを盛り込むことで、人の心の内をチラッとみせるのだ。 [review] | [投票] | |
恋するリベラーチェ(2013/米) | 昼メロ!シリアス風なんだけど、なんか笑っちゃうのはなんでだろう。制作側もふざけてるというか、ゲイを半分小バカにしたように楽しんでたんじゃないだろうか。嗜好やファッションセンス、立ち居振る舞いなんか。 [review] | [投票(1)] | |
マネーボール(2011/米) | 野球嫌いだから無視してたけど、『フォックス・キャッチャー』が良かったからベネット・ミラー確認のため見てみた。ヤツ、澱をそっと漉していくみたいな作品撮るじゃねーか、じわじわくるじゃねーか! [review] | [投票] | |
フォックスキャッチャー(2014/米) | 主演3人の演技が素晴らしく、見ごたえのある作品。とりわけ母親の愛情に飢えた富豪スティーヴ・カレルの不気味さが光る。脚本も語りすぎず、カメラも徐々に壊れていくいびつな人間関係を引き出した。 [review] | [投票] | |
アメリカン・スナイパー(2014/米) | 観客にストーリーをかいつまんで淡々と提示してゆくイーストウッドの作風が、キャラクター(俳優)の力不足で裏目に出た。戦争によって傷つく者たちの葛藤や痛みというメッセージも普通すぎてつまらん。 [review] | [投票] | |
誰よりも狙われた男(2014/英=米=独) | ウィレム・デフォーの役柄にもう一ひねり欲しいところ。フィリップ・シーモア・ホフマンがもうちょっと痩せてたらもっと説得力あるんだが。合掌。 | [投票] | |
ビッグ・アイズ(2014/米) | 撮影は色彩と美術のメリハリが効きアメリカの60〜70年代の輝きそのもの。バートンの毒気もかなり抜いてある。但しクリストフ・ヴァルツの一本調子の悪役ぶりが鼻についてガッカリだしアダムスの葛藤も描かれておらず薄っぺらな脚本。 | [投票(2)] | |
永遠の0(2013/日) | セリフと効果音の音量差ありすぎ。ボソボソしゃべりが何言ってるかわかんねぇし。シャビーなCGもイタすぎて作品に集中できず。邦画のダメなとこ全部引き受けてて残念過ぎる。田中泯と新井浩文に免じて3点。 | [投票(2)] | |
複製された男(2013/カナダ=スペイン) | アンダーのライティングで雰囲気を出そうとはしているけれど、「どう、面白くなってきたでしょ」って脚本がいやらしく、結果「これかよ!?」。 | [投票] | |
RED レッド(2010/米) | くだらな面白いマンガ映画!こういうのマジメにやってる俳優陣ほかキャストに大拍手。 | [投票] | |
運命じゃない人(2004/日) | いい脚本だ。細部にこだわったセリフがツボ。なるほど〜、そぅ来たか〜って膝をうったよ、何度も!とにかく面白かった!ただ素人ぜんとした美術と撮影が非常に残念ではある。 | [投票] | |
ミッドナイト・ガイズ(2012/米) | アル・パチーノってちゃんと出演作吟味してんのかな。常にカッコよくいたいんだろうけど、残念すぎる。 | [投票] | |
ゴーン・ガール(2014/米) | 原作既読だったのでワクワク感はなし。ただし、こんなに普通の作品をこれだけ見せるフィンチャーさすが。ボニー刑事キム・ディケンズが光る。 | [投票] | |
デビルズ・ノット(2013/米) | 全編、容疑者に対する悪意満々の制作姿勢は、当時の世論そのままなのかもしれないが、未解決事件で何を言いたかったのか、まどろっこしくて残念。ストーリーテリングと編集が下手。眠くて参りました。2014年11月4日・シネマート六本木にて試写。 | [投票] | |
6才のボクが、大人になるまで。(2014/米) | 登場人物の説明がほとんどないので関係がつかみにくい。唐突とも思えるシーン展開で、前半はどんどん流れていく。しかしその子供時代があったからこそ、ハイティーンの迷いが生きてくるのかもしれない。 [review] | [投票(2)] | |
インターステラー(2014/米) | SFヒューマン超大作。クリストファー・ノーランの視点、アイディア、効果音含む音楽にガッツリつかまれた!設定はSFの範疇でも、人智を超えた、人、言い換えれば人類としての在り方を提示されていると感じた。2014年のイチオシ。 [review] | [投票] | |
東京物語(1953/日) | 家族であること、他人であること、一人で生きること、二人で生きること、家族を養うこと、そして生きてきた証を分かち合うこと。それらを感じずにはいられない。 [review] | [投票] | |
ファーナス 訣別の朝(2013/米) | スコット・クーパーの脚本は丁寧だが時間の間隔がつかめず、キャストの苦悩が分かりにくい。悪役ハーランウディ・ハレルソンの存在感は大きいが、全体的な盛り上がりに欠けた。 [review] | [投票] | |
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014/仏=米=ベルギー=伊) | ニコール・キッドマンはきれい。ティム・ロスには王室の気品がなく興ざめ。そして途中ウトウトしてもなんとか最後までこぎつけた。 | [投票] |