★2 | バイオレント・ゾーン 野獣の標的(1989/米) | ツッコミどころは多岐に亘り、本来ならば唸らせるはずのラストにも苦笑いしてしまう。 | [投票] |
★3 | 赤ちゃんよ永遠に(1972/米) | 70年代SFと言えば抑圧された気分の作品が多勢を占めるが、本作も極めつけの一本。国家競争力というものを度外視すれば、日本における産めやつくれやの少子化対策は、本作の触りに照らし合わせると逆行している。果てしなく異常な未来観だし結末も苦いものだが、反面教師として産まない国・日本にDVDで上陸すべき作品かもしれない。 [review] | [投票(1)] |
★3 | ヘル・オブ・ザ・リビングデッド(1980/伊=スペイン) | 個人的にツッコミ所満載。ゴブリンの音楽が鳴り響く「ゾンビ」ニューギニア編。勿論、質は数段落ちるが、どこか憎めない奴といったかんじ。 [review] | [投票] |
★3 | 父親たちの星条旗(2006/米) | 戦闘シーンの生々しさは結構なものだし(プライベート・ライアンには及ばないが)、監督は一貫して戦時下の状況を冷静な視線で撮っているのだろうが、だからこそか当たり前の訴えかけにしか感じない。「彼らは(表向きは)国家の為に戦ったが、戦友の為に死んだのだ」と言うフレーズはその最たるもの。今更締めにそう言われても・・・ [review] | [投票(1)] |
★4 | スネーク・フライト(2006/米) | まずは味見とばかりに女の乳首にむしゃぶりつくヘビを観て、「こいつらマジでやる気だな」と。恐怖感や緊迫感はほとんど無いが、ヘビどもの仕業で旅客機内が激パニックに陥る描写はパワフルだ。ユーモラスなとこもあるし、人物描写浅めな割には登場人物が皆印象的。ポップコーン・ムービーの王道として評価したい。ラストの歌もいいね。 | [投票(4)] |
★4 | レディ・イン・ザ・ウォーター(2006/米) | 冒頭の古代画の様な絵と共に流れるナレーションはポイント高い。これにより小難しい物語ではないと予測出来るし、お伽話としてすんなり作品世界に入り込み易い。少なくとも俺はどっぷり浸かって観た。ツッコミどころは多岐に亘るだろうが、お伽話にツッコミは不要。また本作でこの監督の持ち味がどんでん返しではない事も明確になった。 | [投票(4)] |
★2 | ブラック・ダリア(2006/米=独) | 出だしの20分で「なんかこれはイマイチ」だなと。どの登場人物の思考回路もなんか理解しがたい。文句あんなら「原作読めや」と聞こえてきそうだが、まあここは波風立てずに「わかりました」と言っておこう。ただ一つ言えるのは、デ・パルマのけれんみを期待したら×、ノワールな雰囲気だけを楽しもう、と言う事だ。 | [投票(2)] |
★4 | ホテル・ルワンダ(2004/伊=英=南アフリカ) | いきなりだがドン・チードルは顔がいい。多少頼りなさを漂わせながら優男が孤軍奮闘するというのは好み。美人でない奥さん(そこがまたいい)や子供達と別れてまでもホテル・そして居残った人々を守ろうとする姿に泣けた。またその選択に泣き叫ぶ奥さんの気持ちも痛いほど伝わる。民族紛争云々より家族愛・人間愛の灯火を感じた作品。 | [投票(1)] |
★3 | ハイテンション(2003/仏) | う〜ん、ミドルテンション止まりだな。世のホラーファンをハイテンションにさせるのはもう今となっては並大抵の事では出来ないぞ。 [review] | [投票(3)] |
★4 | 日本沈没(2006/日) | 73年版や「世界大戦争」のような打ちひしがれる感覚があまり無いが、これはもう時代・世相が違うんだから仕方ない。それよりも本作は日本版「デイ・アフター・トゥモロー」と言った捉え方で観たほうが素直に娯楽大作として楽しめるのでは。恋愛パートがちょっと甘ちゃんで、草粥もまさに深海魚顔だったが、特撮パートは見応え十分だ。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 2001人の狂宴(2005/米) | オリジナルにあった登場人物の胡散臭さは跡形もないが、オリジナルに敬意を払いつつも、「ここはこうしてやろう、あのシーンはこうやっちゃえ」みたいな感じのほとばしるアレンジ精神にはスタンディングオベーションとまではいかないが、小頷きしながらささやかな拍手は送りたい。リメイクホラーとしては上出来の部類だろう。 | [投票] |
★3 | 白い肌の異常な夜(1971/米) | まあ、異常と言うか自業自得だろって感じだが、笑えるぐらいのイーストウッドのおイタぶりはあの時代背景・状況を考慮すれば男として正常範囲だろう。また女性陣も終いには男欲・独占欲を曝け出し、これまた女の園での生活を考慮すれば、全くもって正しい。よって大して異常ではないと思うが、この現実感だからこそ薄ら寒い余韻を残す。 | [投票(2)] |
★4 | M:i:III(2006/米) | 中盤のエキサイト・シーン(バチカン市国ミッション)が個人的には大盛り上がり(黒煙を背にボートで颯爽と、そしてテーマ曲!)で、終盤にかけて若干間延びしてる感はあるが、それでもトータル的には充分満足出来る仕上がり。しかしこのシリーズでまさかT・クルーズの涙を見せられるとは全く予期しなかった。でもそれが逆に良かった。 [review] | [投票(4)] |
★2 | ミュータント 人類改造計画(1984/米) | メイクだけならかなりイケてる | [投票] |
★3 | サイバーロボ(1988/伊) | 追ってくるロボットの鳴き声(電子音)が絶妙なトーン。 | [投票] |
★2 | ユーズド・カー(1980/米) | 個人的にK・ラッセルのベストアクトはS・プリスキンだが、それとは正反対の本作におけるマシンガントークキャラは下手だとかは全然思わないが今一魅力を感じず。中身的にももう少し噴飯モノかなと思ったが、中古車屋の対立話が無意味に冗長で、見せ場の大行進も変に勇壮ぶってるので、すっかりしらけモードに入ってしまった。 | [投票] |
★3 | デーモン・ナイト(1995/米) | 篭城型ホラーだが、相手がゾンビや殺人鬼ではなく、ちょっとエンターテイナーがかった悪魔ってのが面白い。御主人様の手下である小悪魔達も、弱点を突かれながらも怪光線を発してただではやられんところが厄介でよろしい。片腕もぎ取られてもあれよあれよと精力的に動き回るオバさんも全く嘘くさいが、それもまたよろしい。 | [投票] |
★3 | ジョニーは戦場へ行った(1971/米) | 必死に頭をカクカクさせながらのモールス信号伝達シーンに哀れさを禁じ得ない。意思の疎通が出来た喜びと同時に、奈落の底に突き落とされる絶望感が待ち構えている悲痛なラストは、反戦感情に駆られるのは勿論、だがそれ以上にむしろ人体損壊の恐ろしさの方が上回った。この映画を観ればいかに我々が安穏と生きているかが実感出来る。 | [投票(5)] |
★3 | ザ・リッパー(1982/伊) | 「思わせぶりなシーンをとりあえず詰め込んでしまえ!」みたいな大雑把さが、良く言えば上品なミステリーには無い魅力だ。やや強引な結末だが犯人当ての楽しみは備わってるし、これまた強引ながら“アヒル”の真相によってしんみりとエモーショナルな様相を呈してくる。しかしそんな事はお構いなしにBGMは一貫して軽快そのものだ。 [review] | [投票] |
★3 | 東京湾炎上(1975/日) | これ程までに“命懸け”の特撮に燃える映画は観た事がない。このシーケンスは必見だ。タンカー内でのテロリストと人質達のやり取りは色々やっているんだが、黒人テロリストの日本語にいちいち笑えてしまうので、緊迫感はあまり期待できない。でもそれが逆に独特の雰囲気を持った珍作としての一要因なのは間違いないだろう。 | [投票] |